2020年4月の北海道に住む著者が、父親の遺骨を
埋葬するお墓をどうすべきか、その顛末を書いた
軽妙なエッセイです。
ちょうど世の中はコロナ禍真っ只中ということで、
お墓をどうするよりも自身の身の回りの出来事の
方が題材として大きくなってしまった感はありま
す。
それでも公営の墓地への応募や、墓石の購入など
葬式や火葬から時間が経ってのお墓探しは大変、
などと読み物としては楽しいです。
最初は仁徳天皇のあの「お墓」を見に行く予定
だったらしいですが、コロナにより大幅な内容
変更になったそうです。それでも楽しいエッセイ
に仕上げているのはさすがです。
着地点は当初とは違ったものの、お墓に関して
は色々と知見を得ることができる一冊です。
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