・「悪の芽」貫井徳郎 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

あるイベント会場で通り魔的な殺人事件が起

きます。

 

犯人はその場で自殺してしまい動機は不明。

 

しかし徐々に犯人像が明らかになり、社会的

落伍者であることが判明します。

 

その犯人と小学校時代に同級生であった男は

犯人を虐めた過去を持ちます。

 

「犯人が人生を踏み外すきっかけを作ってし

まったのは自分なのでは?」と罪の意識にさ

いなまれ、犯人の過去や動機を調べようとし

ます。

 

貫井氏作品特有の、一つの事実に対してそれ

に関係する多くの人間の人生や考え方が交錯

します。

 

そして犯人の動機が明らかになった時、作者

の伝えたかったことはこれだったのか、と意

外なメッセージを受け取ることになります。

 

多分、読後にちょっとだけあなたの行動が変

わることになる一冊です。

 

 

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