・「赤と青とエスキース」青山美智子 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

エスキースとは下絵のことでして、そこから

上描くのではなく、別のキャンバスに本番を

描くまでの元ネタのような絵をいうらしいで

す。

 

その一枚のエスキースが短編連作のところど

ころに現れて、「ああこの絵をめぐる物語な

のだな」と要旨を理解したつもりで読み進め

るのが、正しいアプローチでしょう。

 

しかし読み終えた時に、それは違っていたこ

とに気づかされます。エスキースもまた運命

に翻弄されていたことに、です。

 

2021年本屋大賞「お探し物は図書室まで」

の作者が新境地として送り出した作品です。

 

「生きていくって悪くないよね。素晴らしい

よね」と胸に沁みる一冊です。

 

 

クリックお願いします。


読書日記ランキング