100年以上わたる地図の内容の変化に着目する本
です。これは鉄道路線の変化を取り上げています。
鉄道マニアでもあることを公言する今尾氏ですが
彼は著作の中では、それほどマニアックなところ
を見せないのが好感が持てます。
本書でも日本以外に、欧州の鉄道路線も紹介して
その路線変更の目的が航空機からのシフトを促す
ためである、という鋭い分析をしています。
また路面電車でも同様です。
日本でもようやく議論が始まったLRTの効用は、
欧州ではとっくに先を見越して取り入れています。
こういったグローバルは視点で書かれているのが
特徴です。
「古きをたずねて新しきを知る」の温故知新を体
現できる一冊です。
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