令和5年の江戸川乱歩賞受賞作品です。
ミステリー小説というより、大正期を舞台にした
時代小説を読んでいるようでした。
そう、舞台は大正時代です。場所は山陰の鳥取。
しかも登場人物は実在したようでして、そこは
歴史小説でもあるのかな。
与謝野晶子や平塚らいてうを筆頭に「表現する」
「発信する」女性を目指す主人公が事件に巻き
込まれ、それを探偵の如く解決します。
と書いてしまうと単純に思えますが、大正時代
という雰囲気が文面から非常によく表れていて、
まさしく江戸川乱歩氏の時代を彷彿とさせる一
冊です。
クリックお願いします。