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今、どの本屋でも平積みのデンストセラーですね。
池井戸氏の作品を全て読んでいる訳ではないです
が、氏の代表作である半沢直樹シリーズなどの、
ビジネスの世界を舞台にした作品と比較しますと
今作「ハヤブサ消防団」は、かなりミステリー色
が強い作品に仕上がっていると感じました。
のどかな田舎のハヤブサ地区を気に入って移住し
たミステリー作家が、連続放火事件の裏に隠され
た秘密を暴く、なんて書くとオドロオドロしい横
溝正史氏のようなミステリーを想像してしまいま
すが、全く雰囲気は異なります。
季節の移り変わりの描写がところどころに散りば
められていて、ハヤブサ地区の自然が作品全体を
明るく彩っています。
もしかしてそれは意識的に挿入されていて、暗く
なりがちな田舎を舞台にしたミステリーを、従来
の雰囲気とは一線を画した作品に仕上げた池井戸
氏の計算なのかもしれないです。
明るい土着ミステリーと呼ぶべき一冊です。
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