・「ハヤブサ消防団」池井戸潤 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

楽天お買い物マラソン開催!10月4日~11日まで!

 

今、どの本屋でも平積みのデンストセラーですね。

 

池井戸氏の作品を全て読んでいる訳ではないです

が、氏の代表作である半沢直樹シリーズなどの、

ビジネスの世界を舞台にした作品と比較しますと

今作「ハヤブサ消防団」は、かなりミステリー色

が強い作品に仕上がっていると感じました。

 

のどかな田舎のハヤブサ地区を気に入って移住し

たミステリー作家が、連続放火事件の裏に隠され

た秘密を暴く、なんて書くとオドロオドロしい横

溝正史氏のようなミステリーを想像してしまいま

すが、全く雰囲気は異なります。

 

季節の移り変わりの描写がところどころに散りば

められていて、ハヤブサ地区の自然が作品全体を

明るく彩っています。

 

もしかしてそれは意識的に挿入されていて、暗く

なりがちな田舎を舞台にしたミステリーを、従来

の雰囲気とは一線を画した作品に仕上げた池井戸

氏の計算なのかもしれないです。

 

明るい土着ミステリーと呼ぶべき一冊です。

 

 

クリックお願いします。


読書日記ランキング