「読解力」とは「相手を正しく理解し、適切に
対応する力」と定義しています。
要は社会で生きるための人間力なのです。
それは多くの文学作品から学ぶことができます。
優れた作品ほど、クドクドと状況や心情の描写
はされず、読者が行間を読み取る能力が要求さ
れます。
この本では三浦綾子氏の「塩狩峠」を教材に、
佐藤氏が中学生に対して3日間の授業を行った
内容をまとめたものです。
キリスト教系の学校だけあって、生徒たちは、
カトリック信者であった「塩狩峠」の主人公の
心情に、見事にすり寄っていくことが出来てい
ます。
また様々な視点での感想も自由な発想で、素晴
らしいです。
最近は教育に力を入れている佐藤氏の行動こそ、
未来への投資と言える一冊です。
クリックお願いします。
