・「日本人の闘い方」齋藤孝 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

日本人の闘い方 [ 齋藤孝(教育学) ]

¥1,512
楽天


今から約900年前に、平安時代の末期に書かれた闘いの極意の書であり、
日本最古の兵書と言われる「闘戦経」。

闘いの書と言えば「孫子」が広く世に知られていますが、この「闘戦経」の
著者である大江家35代の大江匡房(おおえまさふさ)は、孫子の説く
「兵は詭道なり」つまり「戦いの基本は敵を欺くことにある」という兵法は
どうしても日本人のスタイルではない、と考えたそうです。

そこで「武士」の精神の基礎になったとも言われる「闘戦経」を読むことで
現代社会の中で日々戦っているビジネスパーソンも、自分の中にある日本人
としての「武」の萌芽に触れることができます。

私は「心に武」を秘めているか。
そう思わずにはいられない書です。