ある映画やドラマなどがヒットすると、そのストーリーの裏の裏まで読み取ろうとする「考察」された意見がSNSで
飛び交います。そして、、皆そこに同調します。
時々別の意見が出ようものなら「それってあなたの感想ですよね」と封じ込められてしまいます。
皆、「これが正解」に集まり、それを補完するためにさらに「考察」を重ねます。正解が欲しいのです。
なぜか。
若者は「報われたいのだ」と本書は説きます。
映画を観ても、漫画を読んでも、食事をしても、その行動によって世間が評価する「正解」を手に入れたいのです。
そして、その先には何があるのかも書かれています。
「界隈」という言葉が流行語になったように、特定の「正解」に集中すれば、その界隈の外側は異世界となり、
その異世界との交流は絶たれます。
これがネットの世界で起こっていて、誰もが知る歌や作品が生まれにくくなっている背景と指摘します。
つまりネットという膨大な情報のグローバル世界の中で、ローカル世界があちこちに生まれているのです。
これはとても皮肉なことです。個人にとって世界がどんどん小さくなっているのが現代の情報社会なのです。
今、我々はとんでもない時代を生きていることを知らされる一冊です。
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