寒い日のお燗 | << 真菜板だより >>

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池袋「味里」、高田馬場「真菜板」、鳥取県智頭「うどん家&真菜板」と47年間の日本酒人生の最終章は長野県諏訪にて幕を開けました。
個性豊かな日本酒、とくに無濾過生原酒にこだわって、料理と酒のマリアージュを楽しむお店です。

番頭のばんです。<< 真菜板だより >>-燗付け


今年は記録的な暖冬なんだそうですね…

とか言っていたら、東京は昨日は雪ですよ、雪!

寒いのなんの。


東京では「雪が降るのは春の近い証拠」とか言いますが、

このアップダウンはきついですねえ。

皆さま、体調はいかがですか?


そんなわけで、最高気温が4℃を下回る陽気でしたが、

寒い日にはお燗の楽しみが倍増しますので、それもまたよし。

…と言いながら、実は真菜板のお客さんたちは

とってもよくお燗を飲みます。(あるいは、飲まされている…)


お客さんより、確実に燗酒好きなのが店主の杉田衛保。

「燗酒普及協会認定燗付け師 第1号」なんていう、

ありがたい(おもしろい?)称号まで頂戴したくらいですから。

大の暑がりのくせに、夏でも燗酒を飲みたがるという、

もう筋金入りの燗酒好き。

いわんや、寒い冬場の燗酒をや、です。


こんな寒い日には、ぜひお燗を試してみてください。

どうぞ「燗で!」とお申し付けください。

真菜板では、店主がだいたいどんな酒でも燗をつけます。

(まあ、余程合わないと思った時は別として)


ああ見えても、燗の感はピカイチ。

他ではなかなかしないような、敢えて高温まで上げるような

攻めの燗も平気でやってのけます。

ただし、最近物忘れが多くなってきていますので、

すっかり忘れていそうな時は声を掛けてあげてくださいませ。

何年か寝かせた無濾過生原酒の燗…

こんなことやっている店はそうそうないことでしょう。

(この店にはタブーはないのか?という声も)


でも、これでなくちゃ、の美味に巡り合った時はもうあなた、

「甘露、甘露!」ですよ。

ぜひ、お試しあれ!