クライアントの管理者さんや、マネージャクラスの方と面談を重ねていると、共通して感じることがあります。それは、多くの方が自部門の課題や現場の問題に対し、自ら汗をかき、当事者として解決に向き合っているという点です。現場に足を運び、部下の声を聴き、時には自分の手を動かす。その姿勢には、心からの敬意を表するものであります。

 

一方で、問題は一度解決すれば終わり、というものではありません。ひとつ片づいたと思えば、また次の課題が現れる。管理者のなかには、その「新たに現れる問題」そのものを嫌がり、できれば波風の立たない状態を維持したいと感じている方も少なくありません。確かに、その気持ちも理解できます。目先のトラブルやクレームは、迅速に対応し、解決し、何も起きていない状態をつくることが重要ですし、それが管理者の力量として評価される場面も多いでしょう。

 

しかし、自社や自部門を成長させること、よりよい職場環境や業務の仕組みをつくることを考えたとき、乗り越えるべき課題の存在は避けて通れません。むしろ、会社や管理者の立場からすれば、それらの課題は「歓迎すべきもの」と捉えることもできるはずです。課題が見えるということは、改善の余地があり、前進の可能性があるということだからです。

 

私自身も、一人の経営者として、自分の会社の成長に貢献することを求められています。会社の成長に最終ゴールは存在しません。だからこそ、自分が不完全であること、常に学び、修正し続ける存在であることを当たり前として受け入れる。そのうえで、課題や問題が現れる状況に「慣れる」ことが、管理者にも経営者にも必要なのだと考えています。

 

株式会社マネジメントアシストでは、志をともにして地域に貢献しようとする仲間を求めています。

弊社のサービス内容にご関心のある経営者・事業主の方や、経営管理の専門家として仕事をすることに興味のある方は、コメント等でお問い合わせください。

facebook: https://www.facebook.com/managementassist

X: https://twitter.com/mgmtassist

ハンバーグとナポリタンの鉄板焼き