読みました!

 
自分の内にある考えを信じ、自分にとっての真実に従って生きることの大切さを説いた本。著者のラルフ・ウォルドー・エマソン(1803-1882)は、アメリカの思想家、詩人とあります。本の帯には大きく「徹底的に自分を信じよ。心理は自分の中にある。」と書かれています。また「170年以上読み継がれる世界的名著」ともあります。本文は101ページと軽く、あっという間に読めます。本のテーマも明確で、繰り返し述べられることから、自分の考えと照らし合わせながら、読み進められます。
 
私が特に、印象に残ったところはここです。
社会が前進することはない。ある部分が進めば、別の部分が後退する。
社会はたえまなく変化している。未開の社会が文明化したり、キリスト教化されたり、豊かになったり、科学的になったりすることはあるが、こうした変化は改善とはいわない。何かが与えられるたびに、何かが奪われるからだ。
新しい技術を獲得したら、古い本能が失われる。(中略)
文明人は馬車をつくったが、同時に足を使うことを忘れた。杖で身体を支える代わりに、筋肉の支えをすっかり失った。(90-91ページ)
 
このくだりを読み、私は「時間はみなに平等に与えられる」話を思い出しました。一日24時間をどのように使うかは、一人ひとりの自由な判断に委ねられています。24時間を引き延ばすことはできませんので、何かに時間を使えば、別の何かができなくなります。
時代が下るにつれて、新しい道具やシステムが発明、開発され、私たちの生活はどんどん豊かになってきました。これを否定するつもりは全くありません。本書を読んで考えたことは、豊かになった生活を自分のために、自分の真の考えに従って生きているかどうか、を考える必要がある、ということでした。
本のタイトルにある「自己信頼」に基づいて生きることが、結果として、自己を成長させることにつながるのだ、と感じました。
本書のテーマは一貫しています。しかし根源的なテーマゆえに、内容を自家薬籠中の物とするには本書を読み返す必要があるなあと感じました。
 
鶏肉照り焼き丼とミニサラダ、スープ
 

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