新しく会社を興して、事業をはじめようとする場合、
まずは事業計画を作成することになるだろう。
・経営理念、ビジョン、経営方針
・事業戦略立案(選択と集中、ビジネスモデル企画、目標設定など)
・事業計画立案(収支計画、販売計画、生産計画、人員計画など)
そのうえで、
・開業資金調達
・事業スタートに関わる各種の契約
などを行い、実際に事業をスタートさせる。
その中でも、事業計画とともに作成しておくことが望まれるのは、
「業務フロー」の作成である。
我々は、これを「クロスファンクショナルプロセスマップ」といっている。
縦軸に業務部門(もしくは担当責任者)をリストアップし、
横軸には大まかなプロセスを順番にリストアップする。
そして、縦横の交点となる部分に具体的業務(作業)を記し、
次の業務(作業)へと矢印でつないでいく。
このようなマップをつくることで、業務の手順が明確になり、
誰の責任で実行されるのか、さらには各業務の前工程と後工程も明確になる。
このように業務の手順を見える化することで、無責任感覚をなくし、
前後の工程のことを気遣いながら、確実に業務をつなげていくことで、
効率化を図り、品質を保つ効果がある。
こういうものを描かずに、成り行きで事業をスタートさせてしまうと、
日々の業務の中で、やりっぱなしの業務が発生したり、やり直しが発生したりする。
これはトラブルの原因となり、非効率的であるだけでなく、
顧客に多大な迷惑をかけることにもなりかねない。
従業員一人ひとりは、各人の担当業務を一生懸命行うことは当たり前だが、
全体感を持ち、前後の工程のことを考えながら業務に取り組むべきである。
そういう意味で「業務フローを描く」ということは、
開業段階でとても重要な準備のひとつである。