《PROJECT80》4
奈良公園は観光客で賑わうが、美術館の中は水をうったように静か・・・愛犬★「ユイ」が駆けていく。
★東日本大震災で福島県いわき市の自宅が流失し、東京電力福島第1原発事故で家族と共に天理市に移住した彫刻家★安藤栄作さん。制作した愛犬「ユイ」の像~震災の発生時、安藤さんら家族3人は買い物に出かけ、自宅に残したユイは津波で行方不明になった。天理で飼い始めたインコを見ていると、「家族でユイだけが取り残された」と感じ、2020年春ユイの像を制作した
そんな「ユイ」の姿を胸にいだきながら、大好きな★「森山大道」さんの作品に会いに行きます。
★複製される感性 DAIDO MORIYAMA by NWU Nagatani Lab.Monika Orpik
2025年11月1日(土)~12月25日(木)
https://eng.nara-wu.ac.jp/naracmp/
★「あ³」プログラムの一環として、★奈良女子大学の学生を中心に、プログラムの受講生とともに森山大道の作品キュレーションに取り組みました。『にっぽん劇場写真帖』、『狩人』、『写真よさようなら』、『光と影』の写真集をもとに、★次世代のまなざしで選びキュレーションを担当した展示を行います。また、奥のスペースでは本プログラム招聘作家、モニカ・オルピック(Monika Orpik/ポーランド)の奈良での滞在制作による新作を含めた作品群も紹介します。
★一貫して路上を撮ってきた森山さんの特異性、魅力、その功績。さらには、あの有名な★「三沢の犬」森山さんがよくおっしゃることだけど、自分という写真家は、いろんなところをほっつき歩いて、獲物を探す‥‥そういう存在なんだと。そういう写真家の存在のあり方と、三沢の犬の佇まい、野良としての存在のあり方というのが、似ているように思えたんじゃないかな。よく言われることですけれど、この「三沢の犬」は、森山さんのセルフポートレートだって。
