ナガサキの日に考えたこと | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ナガサキの日に考えたこと・・・
★「敗戦後論」著;加藤典洋/筑摩書房
左も右も、この本に苛立った―― 戦後問題の基本書
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096821/
戦後の日本人は、なぜ先の大戦の死者をうまく弔えないのか。なにゆえ今も、アジアへの謝罪をきちんと済ませられないのか。なぜ私たちは、占領軍に押しつけられた憲法を「よい憲法」だと感じるのか。このような敗戦の★「ねじれ」の前に、いま、立ちどまろう。そうでなければけっしてその先には行けない―。
★「美術手帖」
2つの原爆資料館、その「展示」が伝えるもの。★小田原のどか評「広島平和記念資料館」
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/20226
★北村西望(1884~1987)
長崎県出身の昭和を代表する彫刻家。本名は北村西望(きたむらにしも)。代表作★長崎平和公園設置の巨大像「長崎平和祈念像」、国会議事堂内設置の「板垣退助翁」などがある。文化勲章・紺綬褒章受章者、文化功労者。日本彫刻会では西望の功績を称え、同会展覧会における最優秀作品に贈られる賞の名称を「北村西望賞」(西望賞)としている。
1953東京都内★井の頭公園の土地を借用して個人のアトリエを建設する。1955★長崎平和祈念像が完成、長崎市に納品。像は高さ9.7メートル、台座の高さ3.9メートル、重さ約30トンもう一つは、男性である神様のようなそびえ立つ平和祈念像が平和をあらわすことにも★違和感がありました。
平和祈念像は建設当初から猛烈な批判にさらされたといいます。というのも「あれが平和を象徴しているとは思えない」「筋骨隆々でまるで戦闘的だ「なぜ男性の裸体なのか?」アトリエに誹謗中傷や石投げまで起きるほどの大騒ぎだったといいます。平和祈念像は除幕されると同時に激しいブーイングを受けました。「平和というよりファシズムじゃないのか」とまで言う人もいたのです。でも北村は、先の大戦での原爆被害や、自身が戦時中に加担したことへの悔恨の念と向き合いながら、「どんなに罵られようと平和を象徴するものを作らねば」と奮い立っていたようです。