ふと思ったのです・・・2025浄厳院現代美術展10月25日(土)~11月23日(日)は無理としても~★搬入展示頃に「中秋の名月」が拝めるのではないかと?
★2025年の中秋の名月は?
中秋の名月は、現在では9月から10月となるので、風が心地よく虫の声が聞こえはじめる頃。2025年の中秋の名月は★10月6日の月曜日となり、秋分の日(9月23日)の13日後。ちなみに2022年は9月10日、2023年は9月29日、2024年は9月17日と、年によって2週間以上も開きがある。中秋の名月が★旧暦をもとに決められていることに起因する。月は、新月から満月まで15日かけて少しずつ満ちていくことから、旧暦では新月の日から数えて15日目の夜を★十五夜と呼ぶようになった。十五夜は秋に限ったものではなく、旧暦15日の夜すべてである。十五夜と中秋の名月は同等の意味で捉えられているが、本来は旧暦8月の十五夜を中秋の名月と呼ぶ。
お月見のお供え物といえば、★「月見団子」。平安時代に中国から伝わった風習といわれている。中国では伝統菓子である★月餅を供える風習があるが、日本では芋類や豆類を供え、形を変え今の月見団子になった。その昔、農民たちは月の満ち欠けで時の流れを計り、季節の変化を感じ取って農作業をしていた。農民たちにとって、秋は作物の収穫期。月が満ちた姿を模した丸い団子は、豊作への祈りや感謝はもちろん、物事の結実や幸福の象徴ともされ、供えた後の団子を食べることで健康と幸福を得られると考えられている。★サトイモやサツマイモの収穫時期に当たることから、「芋名月」とも呼ばれる。サトイモなどの収穫物を供える風習を残す地域も多く存在する。秋の果物の代表格でもある、ブドウ。中秋の名月のイメージはあまりないかもしれないが、収穫祈願を込めて農作物として、★ブドウを供えることもある。理由は、ブドウなどのツル植物は月と人との結びつきを強める縁起のよい食べ物だと考えられているからだ。
団子と並んでお供え物の定番は★ススキ、日本全国に広く分布しており、身近な植物でもあるススキ。ススキをお月見に飾るのには、身近だからというだけではなく古来日本では、背の高い稲穂は神様が降り立つ★「依り代(よりしろ)」だと信じられてきた。そのため神様へのお供え物として米や稲穂をよく用いたが、中秋の名月の時期はまだ穂が実る前で、形が似ているススキを稲穂の代わりに供えたことが風習の起源だといわれている。またススキには★邪気を払う力があると考えられており、中秋の名月のススキには、災いなどから収穫物を守り、次の年の豊作を願うという意味も込められている。地域によっては、その1年を災いなく過ごすことができるように、お供えしたススキを捨てずに庭や水田に立てたり軒先に吊ったりする風習がある。中秋の名月は、月を単に美しいものとして観賞するだけではなく、神として祀る側面があることは、ススキを依り代として飾ることからもわかる。月の神は★「月読命(つくよみのみこと)」として日本神話にも度々登場するほど古くからその存在が信じられ、祀られている神社もいくつか存在する。さらに、日本独自の風習として、太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、お月見が行われてきました。十三夜は、月の形から「栗名月」 「豆名月」と呼ばれたり、中秋の名月「前の月」に対して「後(のち)の月」、中秋の名月と合わせて「二夜(ふたよ)の月」とも呼ばれたりします。今年の十三夜は、11月2日です。
★「中秋の名月の方角」は、ピークの時間帯は南中にあたるので、「真上」になり、南を向いて、東から西に向かって空を見ていけば見つけることができます。 この★「見つけ方」 を覚えておけば、お月見で困ることはありません。
★国立天文台
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/10-topics01.html
今年は10月6日が中秋の名月、翌7日が満月と日付が1日ずれています。太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。今年は9月22日(新月の瞬間は4時54分)が太陰太陽暦の8月1日、10月6日が太陰太陽暦での8月15日となります。一方、天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て太陽と反対方向になった瞬間の月のことで、満月の時刻は、10月7日12時48分です。 今年のように、中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こります。詳しくは、国立天文台暦計算室ウェブサイトの「名月必ずしも満月ならず 」をお読みください。次に中秋の名月と満月が同じ日付になるのは2030年です。
今年は、中秋の名月の近くに土星が見えます。満月に近い月は、とても明るいため、土星(0.6等)はやや見づらいかもしれませんが、お月見の際は、★土星にも気を留めてみてください。