《北加賀屋》加賀屋緑地パンフレットより
https://www.facebook.com/kagayashindenkaisyoato/
加賀屋甚兵衛は、延宝八年(1680)に現在の★富田林市に生まれました。淡路町(現中央区)の両替商加賀屋に奉公に出て35歳で独立開業。享保八年(1723)から新田開発に携わりますが、のちには本業の両替商をたたんで新田開発に打ち込むこととなります。こうして開いた新田が宝暦四年(1754)に代官の検地を受け『加賀屋新田』と名付けられ、ここから★『加賀屋』と言う地名が生まれ現在に伝えられている。
https://www.city.osaka.lg.jp/suminoe/page/0000348870.html
加賀屋新田を開発した加賀屋甚兵衛は大阪淡路町の両替商であり、享保13年(1728)よりこの地域一帯の新田開発をはじめた。延享2年(1745)から、加賀屋新田の開発に着手し、宝暦4年(1754)には加賀屋新田会所が完成し、ここに居を移した。翌年には開発事業も一段落し、代官より6町7反歩余の検地を受け、また「加賀屋新田」という村名を得た。その後も代々周辺地区の新田開発をすすめ、天保末年には105町3反歩余が開墾された。新田の経営、管理は開発主や開発主から任命された新田支配人が直接これにあたったが、新田会所はそのための中心的役割を担う施設であった。加賀屋新田会所は宝暦4年に完成したものであるが、当初の様子を示す史料は少ない。ただ文政10年(1827)の『家屋質入証文』により、この時期の会所の建築棟数や規模等を知ることができる。これによると、書院や鳳鳴亭を中心とした座敷部分は当時の姿をよく今に伝えることがわかる。両者を繋ぐ居宅部分も中心部は古い形態を残している。北側の土蔵は明治期に現在地に移築されたものと思われるが、全体として新田会所建物群の構成をよく伝えている。
★M@M(モリムラ@ミュージアム)★2018年11月3日オープン
559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F
美術家・森村泰昌の美術館が、大阪・北加賀屋に生まれます。その名を、M@M(モリムラ@ミュージアム)と言います。
1. 「ひろく」2. 「ふかく」3. 「ながく」の三つの目標を掲げて、M@Mは年に二回の企画展、トークやレクチャーなど各種プログラムの実施を予定しています。開館記念展は、「君は『菫色のモナムール、其の他』を見たか?」—森村泰昌のもうひとつの1980年代—。(会期:2018年11月3日[土]〜2019年1月27日[日])本展では、初めてのセルフポートレイト作品による個展「菫色のモナムール、其の他」(1986年、ギャラリー白)の展示の再現にくわえ、滅多に見ることができない作家秘蔵の80年代作品約30点をご覧いただきます。どうぞご期待ください!
・・・2022年2月27日(日)大阪中之島美術館1階ホールで、人間浄瑠璃『新・鏡影綺譚』を鑑賞してから約20日、オープンから3年以上も訪問できなかった「モリムラ@ミュージアム」へ。
《モリムラ@ミュージアム》
https://www.morimura-at-museum.org/
エム・アット・エムと呼んでください。美術家・森村泰昌の作品がいつでも見られる、スペシャルな美術館です。フロア面積は400㎡。ふたつの展示室とライブラリー、サロン、ミニシアター、ショップがあり、それぞれの部屋にはモリムラによって名前がつけられています。M@Mは、大阪市住之江区の★北加賀屋という町です。大阪湾にほど近く、かつては多くの造船所があって賑わいを見せたこの地域は、1980年代から次第に活気を失っていきましたが、2004年に★名村造船所跡地が近代化産業遺産に指定されたのをきっかけに、芸術・文化の発信地として活用する取り組みが始まりました。2009年には「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」がスタート。アーティストやクリエイターたちの活動拠点となっています。森村泰昌との縁も深く、初の長編映画《「私」と「わたし」が出会うとき—自画像のシンポシオン—》(2016年)での撮影にあたって、北加賀屋のいくつもの場所がロケ地となりました。また、この映画が初公開された国立国際美術館での個展「森村泰昌:自画像の美術史—「私」と「わたし」が出会うとき—」と同時期に、北加賀屋の名村造船所跡地にある「クリエイティブセンター大阪」では、「森村泰昌アナザーミュージアム」と題して、映画で用いたセットや小道具などを展示する展覧会(主催:NAMURA ART MEETING ’04-‘34実行委員会)も行われました。そしてM@Mは、名村造船所跡地をはじめ周辺土地を所有・管理する★千島土地株式会社から展示場所などをご提供していただいています。
◆展覧会│モリムラ@ミュージアム(M@M)第6回展
「森村泰昌×桐竹勘十郎 二人展 お手を拝借!!」
大阪・北加賀屋にある森村泰昌の個人ミュージアムにて二人展を開催。伝統芸能と現代美術という、一見するとかけ離れた領域をになう両者が手をたずさえ、互いの拠点・大阪の地で共鳴します。
日 時:2021年11月19日(金)~2022年4月24日(日)
金・土・日曜日12:00~18:00
会 場:モリムラ@ミュージアム(〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F)
入 場 料:一般・大学生 600円、高校生・中学生 200円、小学生以下 無料
主 催:モリムラ@ミュージアム
共 催:森村桐竹人間浄瑠璃プロジェクト実行委員会
特別協力:千島土地株式会社
・・・スタッフの方がつきっきりで説明、私の質問にも丁寧にこたえてくださり、なんとも贅沢な時間をすごすことができました。そしてまた一歩、モリムラさんに近づけたような、気がしました。