・・・「珈琲」にはまったのは高校時代、学校ふけて「喫茶店」に入り浸ること日常茶飯。彼女と「しんブラ」「茶店(さてん)」の「はしご」、そんな青春を送っている頃。学校へ行こうとすると祖母が「タバコ持っていくか?」なんて、さすがに遠慮した。そんな祖母と何の用事があったのか記憶はないが、心斎橋★「ふなこし珈琲店」に入った。店内の雰囲気、珈琲一杯500円、眼の前で淹れられるドリップ、その見事な手さばき、客に合わせてカップが選ばれ注がれる。黒松のカウンターに鮮やかなムラサキのタオル類。
・・・もちろん友人と行くことも度々、しかし金欠の高校生には厳しい一杯。まだ、味もよくわからないなりに「サントス」を愛飲した。そんな「ふなこし珈琲店」は遠い昔となりました。
《サントス》おだ珈琲より
https://www.odacoffee.com/?pid=8532949
南米ブラジル産のストレートコーヒーです。サントス港より出荷される豆をサントスと呼び、生産量は世界一位を誇ります。ブラジルサントスは品質等級が上質なものから順にNo.2~No.8とあります。サントスはどの品種と配合してもよくなじみ、コーヒーらしさを損なわずにブレンドの旨みを引き出してくれます。つまり、モカやキリマンなどと違ってクセが少ないコーヒーなのです。あっさりとしつつもコーヒーらしい味わいを持ち、酸味や香りのクセが少なくベストに焙煎してやることで適度な苦みと甘みを演出してくれます。キリマンやコロンビアなどの酸味をもつ豆が火山灰土壌の土地で栽培されるのに対し、サントスはテラローシャと呼ばれる玄武岩が風化して出来た赤い土で栽培されています。生産量も多く、比較的安定して収穫されるサントスがクセが少なくブレンドに適しているというのは、少し不思議な偶然のような気もします。
《偲ぶ茜屋珈琲店主人》編:西村銕次郎、船越都/茜屋珈琲店1990
軽井沢の旧軽銀座通りの奥にある老舗「茜屋珈琲店」は、先代オーナーの船越氏が神戸で創業し、昭和45年に軽井沢に出店したお店。船越氏は確固たるスタイルやこだわりを持っていたことで有名で、今も「茜屋スタイル」と言われ語り継がれています。先代がなくなった際に『偲ぶ茜屋珈琲店主人』という本が出版されている。船越氏がただの頑固オヤジでなかった証拠に、作家や財界人とも広い付き合いがありました。ミステリー作家の内田康夫の作品『軽井沢殺人事件』には茜屋珈琲店がモデルの店が登場し、船越氏自身も「草西老人(草かんむりに西で、茜という意味)として描かれています。その他、作家の山口洋子氏、日本画家の堀文子氏、赤川次郎氏、小池真理子氏なども常連だったとか。この本に、「ふなこし珈琲店」のことも書かれています。茜屋珈琲店開店当初から珈琲カップを★心斎橋そごうで購入していたことから副支配人さんと懇意になり、そごうからの依頼でそごう内のスペースに出店することになったそうです。当時そごうには和菓子店の「茜屋」さんが入っていたため、名前を変えざるをえなかったという経緯がありました。
・・・神戸・三宮へでかけた際には「茜屋珈琲店」に立ち寄るようにしています。
《茜屋珈琲店/神戸三宮》
650-0012神戸市中央区北長狭通1-9-4/078-331-8884
世界一おいしい珈琲をめざして1966年(昭和41)神戸三宮にて開店。レコードのクラシック音楽が流れる静かな雰囲気の中で挽きたての香り高い炭火焙煎珈琲を。カップは200客の中からお客様に合わせてお選び致します。五感の総合値で味わう珈琲店をめざしています。
当店では創業当時より、★萩原珈琲から炭火焙煎の豆を使用しています。
https://www.hagihara-coffee.com/
657-0836 神戸市灘区城内通1丁目6番18号/078-861-4990
創業は1928年(昭和3)。昭和モダン隆盛の華やかなりし神戸で、萩原三代治は珈琲焙煎卸業を始めました。やがて三代治は炭火焙煎を自ら考案し、現在の萩原珈琲の根幹となる味をつくりあげます。「本当においしいコーヒーを」という思いは創業時のままに、時を経てますます深くなっています。
・・・次にはまったのが「ハワイコナ」です。行ったことのある外国は「ハワイ」と「グアム」だけですが、そこで飲んだコーヒーが忘れられないのです。残念ながら希少な珈琲だということで、どこにでも置いてあるという代物ではありません。たま~に、忘れた頃に出会ってまた思い出すという繰り返しでした。そんな時、近くに「コナズ珈琲」がオープンすると聞いて喜んだわけですが、なかなか行く機会がなく、なんと4年近くも実現しなかったのです。
・・・スリッポンの常連キャラクターでもある「ココペリ」(ハワイではロコペリ)が出迎えてくれました。
《コナズ珈琲/藤井寺店》
583-0036藤井寺市恵美坂2-10-17/072-931-3320
https://stores.konas-coffee.com/111006
2017年4月5日(水)オープン。株式会社トリドールジャパン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:恩田和樹)が展開する「コナズ珈琲」。
1号店である「コナズ珈琲ふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)を2013年12月に開店以来、作りたてのハワイアンパンケーキや肉汁溢れるバーガーやロコモコ、そして店内焙煎した薫り高い珈琲などを提供するお店です。お店の外観から店内に至るまで、まるでハワイにいるようなリラックスできる空間が広がっています。お食事でもちょっとした休憩にもご利用いただける店舗づくりをし、現在国内で20店舗以上を展開しております
《ハワイコナ》ブルックスより
大統領も愛飲する、世界唯一の先進国産コーヒー【ハワイコナ】
https://www.brooks.co.jp/bob/trivia/20150528/
ハワイコナは、アメリカ合衆国ハワイ州・ハワイ島南西部にあるコナ地区でのみ栽培され、100年以上の伝統をもつコーヒー。ほどよい苦味とコクがあり、柔らかな酸味と花のような甘い香りが特徴なので、「コーヒーの酸味が苦手」という方には、特におすすめしたい銘柄です。ハワイコナは世界のコーヒー生産量のうち、1%にも満たないという極めて希少なコーヒー。そしてブルーマウンテンに次ぐ、高価なコーヒーでもあります。なぜ、それほど高価なのでしょうか?その理由は、「先進国で採れる豆」ということ。コナ地方は、ハワイ島の西海岸にある地域。ハワイ島の中でも人口が多く、コナ国際空港や、有名なジェームズ・クックから名付けられた町「キャプテン・クック」などがあります。ハワイは言わずとも知れた先進国アメリカの島です。そのため、物価や人件費がかかってしまい他の銘柄よりも高級になっているんです。しかし、ただ先進国で出来ているから高い、というだけではありません。ハワイコナはしっかりとした苦みがあるにも関わらず、コーヒーが苦手な方でも楽しめるほどの豊かな香りを持っています。だからこそ、高価でも多くの人から愛されるコーヒーであること、それがハワイコナの特徴なのです。ハワイコナは、ホワイトハウス御用達コーヒーとしてもよく知られています。ホワイトハウス主催の公式晩餐会には、必ずハワイコナのコーヒーが供されるそうです。このようにハワイコナは、アメリカ大統領も愛飲する超贅沢なコーヒーなのです。