羽化 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・室生山上公園芸術の森(3)ブログで、トンボのヤゴと羽化直後の画像を掲載したところ、読者様から「ショウジョウトンボ」★黄金色キレイですねえと感想をいただきましたので、補足掲載しておきます。

 

《参考》

★「ヤゴペディア」

https://yagopedia.com/refbook.php?tombo=178

★「ショウジョウトンボの羽化」

http://www.tombon.com/EMsyoujou1.html

★「ショウジョウトンボ」/環境省・皇居外苑ニュース

https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/news/2018/09/post_299.html

北の丸公園内で黄金色を思わせるトンボに出会いました。調べてみると羽化直後のショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)であると考えられます。日本では北海道から沖縄まで広く生息していて、4月から10月くらいの間見られるトンボです。成虫になったショウジョウトンボはその名のとおり、オスの体が猩猩(しょうじょう:架空の真っ赤な動物)を思わせるほど真っ赤になります。メスはクリーム色からオレンジ色のグラデーションが綺麗だと思います。成虫になったオスとメスではっきりと色が分かれるショウジョウトンボですが、1枚目の写真のような羽化直後はほとんど同じ色で、性別は判りづらいようです。

 

・・・さて、出品予定の展覧会がことごとく開催中止となり、描いた作品をはばたかせる機会が失われてしまいました。そこで考えました、大自然の中で「箱(サナギ)」から出して「羽化」させてやろうと。作品を取り出そうとすると、来訪者(虫)です。ただでさえ小さな虫、ほぼ勘で「ハムシダマシ」に絞り込んだものの、自信はありません。

 

★日本大百科全書(ニッポニカ)より

昆虫綱甲虫目ハムシダマシ科に属する昆虫。日本各地および朝鮮半島、中国、樺太(サハリン)、シベリア東部に分布する。体長7、8ミリ。黒色で上ばねは黄褐色、体表には毛が多い。細形で後体部はやや広がり、雄は目が大きく、触角の末節がほかの10節の和と同長。夏季に山地の樹葉上に普通にみられる。ハムシダマシ科Lagriidaeは、おもに中形の甲虫でゴミムシダマシ科に近縁の群で、世界におよそ700種が分布し、日本産は約20種知られている。体は長いものが多く、前体部は細まり、後体部は後方へ広がるか、両側が平行する。成虫はヒゲブトゴミムシダマシのように枯れ枝にいるものを除き、アオハムシダマシなどのように山地の花や葉上にみられ、幼虫は普通朽ち木の皮下などで生活する。

 

《参考》

●「日本産アオハムシダマシ図鑑」/今坂正一

http://www.coleoptera.jp/modules/tinyd1/index.php?id=4

●「自然観察雑記帳」

http://naturalism-2003.com/kansatsu/animal/insect/koucyu_coleoptera/k_gomimushidamashi_/akahamushidamashi.html

●「アカイロアオハムシダマシ(アカハムシダマシ)」

https://www.insects.jp/kon-hamusidamasiaka.htm

 

・・・作品の淵には、赤い蝶が取り付けてあります。大自然の中で気持ちよさそうです。

 

・・・「みのむし」も取り付けてあるのですが、わかりますか?

 

・・帰路、河原で石遊びでもと思い立ち、

 

《宇陀川》

奈良県宇陀市大宇陀宮奥付近に源を発し北流。多くの支流を集め、三本松駅付近で近鉄大阪線と交差し県境を越え、三重県名張市黒田と名張市箕曲中村の境界で名張川に合流する。

 

《ヒメフウロ》(学名:Geranium robertianum L.)

フウロソウ科フウロソウ属に分類される一年草または越年草。別名が「シオヤキソウ(塩焼草)」。 茎の高さは40 cmほど。葉は対生し、深く3裂-5裂する。葉と茎がせん毛に覆われていて、茎と葉の端が赤みを帯びている。葉の脇から伸びた枝の先に花を1-2個つける。直径2 cm程の花で、桃色の花弁が5枚あり、開花時期は5-8月。和名(姫風露)は「花が小さくて可愛らしい」ことに由来し、別名の「シオヤキソウ」は、臭いが塩を焼いた時のものであることに由来する。昔から「医者泣かせ」の秘薬(薬草)として用いられてきた。ヒメフウロの成分にトリプターゼを抑制する作用があることが確認され、健康肌化粧品に利用されている。山野草として苗が販売されている。

 

・・・もちろん、手ごろな大きさの石を3つ4つお土産に持ち帰ったことは、言うまでもありませんよね。