伊賀白鳳高校 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《NEWS》2020.8.8中日新聞、毎日新聞など

愛宕神社は日本遺産「忍びの里/伊賀・甲賀―リアル忍者を求めて」の構成文化財の一つ伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)美術部の生徒16人が、愛宕神社参道沿いにある上野桑町の民家の塀に壁画を描いた。2019年11月に千葉から民家に移住してきた夫妻が「地域になじみたい」と、塀の活用を市に持ちかけたのがきっかけ。「プロとはひと味違う、親しみやすい絵を」という妻(66)の要望を受け、同校美術部が手掛けることになった。民家は愛宕神社正面に通じる道に面し、塀は通りから南に延びる。高さ約1・2メートル、延長約16メートル。1~3年生の部員16人が参加し、塀を15ブロックに分け、14ブロックは各1人が担当、1ブロックは2人担当で描いている。通りに近い塀には愛宕神社を描き、本物の神社と絵の神社が同時に目に入るようにした。塀の中ほどには伊賀上野城や俳聖殿。奥に忍者や手裏剣。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止された美術部の合宿の代わりになった。作業は3日から始まり、7日に完了。風情ある参道に立ち寄れるスポットをつくろうとの思いを込め、4日間かけて伊賀上野城や俳聖殿など市内の名所を完成させた。現地でスケッチした下描きを基に、綿密なタッチで描き込まれている。塀を十五面に分け、十二面にはそれぞれ別の絵、残りの三面は一枚の大きな絵にした。参道から目につきやすい大きな絵には、真ん中の愛宕神社の隣に市の花ササユリと市の鳥キジを描いた。美術部部長の今高遥愛さん(18)は「通った人に気になって見てもらえるとうれしい。伊賀のすてきなところを知ってほしい」と話している。壁画には外装用の水性ペンキを使っており、十年近くはきれいに保たれるという。

 

《伊賀白鳳高校》

518-0837三重県伊賀市緑ヶ丘西町2270-1/0595-21-2110

http://www.igahakuho.ed.jp/

★工芸デザイン科

http://www.igahakuho.ed.jp/course/design.html

 

《NEWS》2017.2.1毎日新聞より

坂倉準三デザイン椅子、白鳳高・建築造形部が修復へ5月ごろ完成めざす/伊賀・三重

伊賀市役所を設計した建築家★坂倉準三(1901~1969)デザインの椅子を、県立伊賀白鳳高(緑ケ丘西町)建築造形部の生徒が修復することになった。デザインや構造を研究しながら作業し、5月ごろの完成をめざす。建築造形部(部活動)は工芸デザインや電子機械、経営の各科で学ぶ生徒が所属。指導している平野太一・工芸デザイン科教諭(36)が昨年、市役所(南庁舎)を見学した際、傷んでいる坂倉デザインの椅子を目にした。平野教諭は「地元貢献にもなる」と部活動として取り組むことを提案。椅子の一部は64年の庁舎完成時から使われており、1、2年生が2脚を修復する。

 

《つづき》2017.7.11

伊賀市役所を設計した建築家、坂倉準三(1901~1969)がデザインし、庁舎で使われ傷んでいた椅子2脚の修復を、県立伊賀白鳳高(緑ケ丘西町)の生徒が終え、市役所に返却した。市は2階通路に古い椅子と並べ、違いが見られるようにしている。坂倉デザインの椅子は、ビニールレザー張りの小椅子(食堂椅子)45脚と布張りの中座椅子(ラウンジチェア)10脚が残る。庁舎完成時(64年)からあったとみられ、色あせ、背もたれや座面が裂けた椅子もある。伊賀白鳳高の部活動の建築造形部が各1脚を持ち帰り、2月から顧問の平野太一教諭(37)の指導で修復に取り組んだ。

 

《愛宕神社》

518-0846伊賀市上野愛宕町1830/0595-23-1210

https://www.igaueno.net/ninjaroad/?p=33

當愛宕神社は伊賀の国原が生み成された神代のむかし、朝日岳に坐す火産霊大神の磐境であり、市杵島姫命 櫛御気野命 廣国押武金日命の神々を齋き祀り、これらの神々を総して阿多古大神と称し奉る、古代神祇の神籬である。 神域は天正9年兵火に焼かれて灰燼に帰したが、乱後修験行者小天狗清蔵坊の勧進によって再興をみるに至った。大檀那藤堂高虎の棟札が残る。「火伏の大神」別名★忍者神社。折柄、伊賀の領主藤堂和泉守高虎公が城郭普請をはじめるにあたり、巽の方位に鎮守する地主神の神威を畏れかしこみて10余石の神領を寄進し、国土安穏の祈願所として制礼を下賜されてより以来、毎年国中より初穂米32石の供饌が行われ、領民ならびに近国の崇敬厚く、神威赫々たるものがある。

 

明治維新ののち、祀典は神饌幣帛供進の儀定あって、村社の神格に列せられた。神殿は桁間五間、梁間二間、向拝三間の檜皮葺単層入母屋造りで、唐破風の向拝を配する権現造りの形式を備えた江戸初期の建造物として、昭和37年2月14日県教育委員会より文化財の指定を受けた。桁行五間、梁間二間、一重、屋根入母屋造、向拝三間唐破風付の社殿です。桃山期以降、盛んに行われた権現造の拝殿形式を伝えています。桁行8.24m・梁間3.66m、屋根は当初は檜皮葺でしたが、現在は銅板葺に改修されています。主要部は極彩色が施され、他は朱塗りされています。飾金具が多数用いられ、装飾が非常に多いのが特徴です。元和2年(1616)藤堂高虎が大檀那、別当大福寺住職小天狗清蔵が本願となって造立したものを、寛文12年(1672)再建、文政2年(1819)に大修理したことが棟札に記されています。

 

《池澤湯》

518-0846三重県伊賀市上野愛宕町2892-4/0595-21-4606

http://www.udonya-ikezawayu.com/bath/index.html

1952年創業の池澤湯は、地域の憩いの場として愛されている町の銭湯。男女両方の浴室から見渡せる富士山は、三重県で唯一ペンキで描かれたものです。浴室の20か所以上に手すりがあり「安心して入浴できる」と好評。脱衣場にて野菜の販売や、不定期にて講習会を開催。日替わり薬湯は5種類でローテーションいたします。手ぶらセットもご用意しておりますので、お気軽にお越しくださいませ。

本来、風呂屋というのは人が集まる場所である。地域にとっては小さなコミュニティセンターである。ついては外観もみんなに親しんでもらえるものに変えたい。

★銭湯いこにVol.24「銭湯の壁を塗れ!(伊賀池澤湯)」前篇

http://www.salsica.com/?p=11208

★銭湯いこにVol.25「銭湯の壁を塗れ!(伊賀池澤湯)」後篇

http://www.salsica.com/?p=11237

 

・・・地域の心意気そして高校生のがんばり、とても心強いです。それでは旧「伊賀市役所」を観に行きましょう。