tomoca(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

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http://tomoca.c.ooco.jp/

・・・「玉手箱プロジェクト」新企画【スリッポンで商店街を散歩】で、バリ島のジャズ・オーボエ奏者tomocaさんのことを書きましたが、その出会いも含めて詳しく紹介していきたいと思います。

https://twitter.com/oboetomoca

https://www.facebook.com/pg/oboeplayertomoca/posts/

★好評だった6/25の配信ライブからアジア曲3曲をピックアップ。映像も再編集したものをUPしています。13分間のアジア旅を楽しんでください。

 

・・・tomocaさんのフェィスブック等から配信をお聴きいただきながら、しばらくお付き合いください。

 

 

《アメリカ村》

https://americamura.jp/

●アメリカ村は倉庫や駐車場だらけの静かな街だった

大阪のメインストリート御堂筋の東側に位置する心斎橋筋商店街は、当時からそごうや大丸など百貨店など名店が立ち並ぶ常に多くの人で賑わう繁華街でした。しかし現在アメリカ村と呼ばれている西心斎橋(旧:炭屋町)地区は、心斎橋筋商店街に構える店舗の倉庫、駐車場、オフィス、住宅があるだけで、商業的な賑わいから縁遠い町でした。ただし、後に現在のアメリカ村の原点となる存在として、大丸百貨店★デザイン事務所やアイビールックで風靡した★石津謙介氏の株式会社ヴァンヂャケットなど、若いクリエイターが街を出入りしていました。

●カフェからはじまった若者達の若者のための街づくり

1969年、空間デザイナー★日限萬里子氏が三角公園前にカフェ「LOOP(ループ)」をオープン。若いデザイナーたちを中心に、感度の高い若者が徐々に集まり始め、街の空気も少しずつ変わりだしました。その中から「この街をただの倉庫街にしておくのはもったいない」という声が自然発生的に出始め、成熟した心斎橋筋商店街に対抗して、若者の街"アメリカ村"創成期がスタートしたのです。また当時、心斎橋を拠点に活躍していたグラフィックデザイナー★黒田征太郎氏や日本の女性下着に革命をもたらしたデザイナー★鴨居羊子氏など新進気鋭のクリエーターらからの支持を受け、徐々に単なる倉庫街から新しい文化を発信する街へ脱却していきました。空いていた倉庫や駐車場など家賃の安い物件を利用して、日本ではまだ珍しく高価で入手困難だった中古レコードやジーンズ、Tシャツ、古着、サーフボードなどをフリーマーケット形式で販売。現在のアメリカ村のショップの原点が形成されたのです。

 

 

●大阪の若者から評価を得たアメリカ村

そういった若者たちの目論見は見事成功。当時、日本で貴重だった本場アメリカのアイテムが話題となり、多くの若者たちで賑わいだしました。そしてテレビやファッション誌などには「アメリカ村」として紹介されるようになりました。1982年 日航ホテル大阪オープン。翌1983年 無印良品の進出で若者も一気に増加し「ヤングファッションの街」へと成長がはじまりました。

●流行の最先端を走りはじめた若者のメッカ

1990年 タワーレコード。1993年 BIG STEP。1994年 OPAなど大型店舗および施設が開業。そのほか、ユナイテッドアローズ、ビームス、シップスなど大型店舗の進出。ファッションだけにとどまらず、ライブハウスや映画館など、若者をターゲットとした施設の誕生により、この10年で約10倍となる2,500もの店舗数となったアメリカ村は、大阪で行きたい観光地の上位に挙げられるほどの注目を集める、日本有数の「若者のメッカ」として全国的に有名になりました。ファッションだけではなく、音楽、グラフィックデザインなど、独自で将来の夢を描く若者たちはきっかけを求めてアメリカ村を出入りし、店舗スタッフとの交流から、様々な分野で新たなコミュニティが生まれていったのです。

 

 

《NEWS》2015.9.29Red Bullより

黒田征太郎がRed Bull Ignition参加

https://www.redbull.com/jp-ja/ignition-2015-seitaro-kuroda

Red Bullと★「アメリカ村街路灯アートプロジェクト」が特別協力し、アメリカ村(以下:アメ村)に点在する50基の人型街路灯をアートでリノベートするプロジェクト「Red Bull Ignition」は2015年で最終年を迎える。まだリノベートされていない街路灯を新たなアート作品として蘇らせ、2012年より行ってきた「アメリカ村街路灯アートプロジェクト」は50基すべての人型街路灯を49人のアーティストによりアート化し、プロジェクトが完成します。ファイナル・イヤーを迎える今年、デザインを担当するアーティストの一人として、黒田征太郎氏がRed Bull Ignitionに参加することが決定した。大阪市中央区道頓堀出身の黒田征太郎氏は、アメ村のシンボルとなっている関西電力株式会社★道頓堀変電所(大阪市中央区西心斎橋2-1-22)に描かれた壁画「PEACE ON EARTH」の作者で、本プロジェクトの開催地に所縁のある人物だ。今回、Red Bull Ignitionで彼の作品が新たに誕生することで、黒田征太郎作品が大阪の街をアートで彩る。黒田征太郎氏をはじめ、BAKIBAKI氏、IKI氏、上田バロン氏、LOLAY氏と5組の参加アーティストがついに出そろった。完成披露会は10月12日(月・祝)にアメ村で公開。

 

 

・・・この「人型街路灯」を観たくて頻繁に「アメリカ村」を訪れるようになった。その度ごとに「道頓堀変電所」の壁画を見上げることになる。

 

 

・・・消されてしまった森喜久雄さんの壁画は、二度と帰ってこない。つづく