スケルトン(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・部品が「多い」「小さい」「よく似たものがある」という3苦を乗り越えつつ、

 

 

・・・設計図とにらめっこ。部品がはずれたり、ころがって見つからなくなったり、

 

 

・・・やっと完成。これだけ苦労したのですから、より美しく飾りたいものです。

 

 

・・・「ザリガニ」だけでは物足りないので、レジンで制作した「路地裏の水溜り」試作品と合体させることにしました。トタン(銀色)を背景にして、目立つよう工夫しました。

 

 

・・・スケルトン「ザリガニ」に魅せられて、めんどくさいことは百も承知で作っていると、いろんなことを思い出しました。指先に記憶が宿っているのかもしれません、それは高校時代の出来事です。中学1年から油絵は描いていましたが、高校に入るとキャンバス(実際にはベニヤのパネル)サイズもどでかくなり、と同時に個性豊かな部員たちに刺激を受けつつ、何を描くか?悶々とする日々でした。前作に「ランプ」を描いていた影響からか、モチーフを「ろうそく」にしたのです。画材店で、チューブ入り★透明絵具を発見したことがきっかけだったかもしれません。

 

 

《絵具状乾燥促進剤・チューブ入りメディウム》

https://holbein-shop.com/?pid=105015736

適度な乾燥促進性をもった、つや消しのアルキド樹脂メディウム。ストロング メディウムよりも淡色である。配合されているワックスが上に塗る絵具の固着を悪くするため、下塗りには使用できない。混合量に制限はない。

外観★乳白色半透明ペースト/主用途:油絵具の乾燥促進、塗膜の強化、透明性の付与、光沢の除去/成分:アルキド樹脂、各種ワックス、石油系溶剤

 

・・・本来は絵具に混ぜて使用するわけですが、高校生にはそんなの関係ねえ。ろうそくの「ロウ」を表現するため、ベタベタとまんま塗り上げたのでした。先生が所属されている公募団体に出品することをすすめられ、その作品ともう一点出したところ、まったく傾向の違う作品だったので審査員からクレームがあったそうです。結局どうなったのか記憶は残っていませんが、それが公募展出品の最初で最後です。