レジ袋の有料化 | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

・・・そもそも「レジ袋」を素材にして、作品にしようと思い立った「動機(モチーフ)」は、「スモーキー・マウンテン」で生活の糧として「レジ袋」を集めている「ストリート・チルドレン」を知ったことからです。

 

 

《スモーキー・マウンテン(Smokey Mountain)》Wikiより

1954操業開始/1994イメージダウンなどを理由にごみ捨て場の利用が停止/1995住民の強制退去・閉鎖

フィリピンマニラ市北方に位置するスラム街のことである。名称の由来は、自然発火したゴミの山から燻る煙が昇るさまから名付けられた。かつては海岸線に面した一漁村であったが、1954年に焼却されないゴミの投棄場になった。それ以来、マニラ市内(マニラ首都圏)で出たゴミが大量に運び込まれ、その中から廃品回収を行ってわずかな日銭を稼ぐ貧民(スカベンジャー)が住み着き、急速にスラム化した。1980年代後半頃から、フィリピンの貧困の象徴として扱われるようになった。政府は国のイメージが損なわれることを理由に閉鎖を決断し、住民は公共住宅をあてがわれて強制退去させられたが、一部の住民はパヤタス・ダンプサイト(スモーキー・バレー)をはじめとする別の処分場周辺に移住し、従来通りのスカベンジャーとしての生活を続けている。

★『忘れられた子供たちスカベンジャー』スモーキー・マウンテンの人々を描く1995年のドキュメンタリー映画。監督:四ノ宮浩、撮影:瓜生敏彦、上映時間:100分。

http://scaven.office4-pro.com/

「フィリピンの恥部をなぜ撮影するのか」と撮影を邪魔されることもあった。スタッフは衛生状態の悪い中、病気にも苦しめられ何度と無く挫折しかける。6年もの歳月をかけて、フィルムは完成した。

 

 

・・・この人たちにとって「新型コロナウイルス」は、遠い都会の話ぐらいのことかもしれない。

 

 

《D.I.Y Plastic Bag Craft》

https://scraphacker.com/plastic-bag-crafty/

《Blog : eco product》

https://livingasean.com/tag/eco-product/

 

 

・・・これらの現実を眼の前にして、多くのボランティアたちが現地での活動を開始した。差別と貧困に立ち向かうためには、自立としての仕事が重要であり、生活の場(家)であるスモーキー・マウンテンから生活の糧を得なければならない。廃棄されたゴミ、それらを再利用すること。そのためのアイデアと技術を駆使しながら、廃タイヤ・新聞紙・ビニール袋・プラスチックの数々をサンダルやバッグ、レインコートや長靴を生み出していった。

 

 

・・・現在、スカベンジャーの生活は少し改善されたかもしれない。しかし、現代社会の諸問題は、また新たなスカベンジャーを生み、環境破壊と同時に人間の心まで蝕んでいるように思えてならない。今日から「レジ袋の有料化」がスタートする。単にスーパーやコンビニの買物で「エコバッグ」を使えば良いという問題ではない。考え続けること、悪あがきでも一歩良い方向へ。子どもたちの「笑顔」が見れたら、それでいい。子どもは、社会のバロメーターである。2020.7.1