・・・三重県四日市から「蚊遣り豚」が届きました。まず「豚の鼻」をどうするか?考えてみました。
・・・豚の鼻のイメージは、いつの頃からか「バッテン(×)」なのです。マンガか何かで見たような気がするのですが、この機会に調べてみることにしました。豚の登場するアニメやマンガは結構多くあります。
《サイボクぶた博物館》埼玉種畜牧場より
http://www.saiboku.co.jp/museum/college/seitai/seitai3.html
豚といえば鼻が★シンボルマークです。この鼻は野生時代に土の中にある餌を臭いで探して掘って食べていたため、このような独特の形になりました。豚はこの鼻で物を持ち上げたり、はねとばしたり、他の豚とケンカしたりします。鼻の力は20kgくらいあるといわれています。管理中にしゃがんでいると30kgくらいの豚に鼻で持ち上げられそうになります。100kgになると豚の鼻を押さえようとしても負けてしまいます。また、力が強いだけでなく、この鼻を器用に使って、柵の鍵をあけて逃げることもあります。★嗅覚は豚の感覚の中で一番発達しています。仲間に会った時は、まず臭いをかぎあって相手を確認したり、落ちている物もまず臭いをかいで食べ物か調べます。初めて行く所などでは、頭を上げ、その先に向けて見ているようなそぶりを見せますが、これは臭いで安全を調べているのです。豚の嗅覚は犬よりも優れており、その昔税関の麻薬の探知に豚が一役を担っていたという記録があります。しかし、食べ物に反応してしまうため犬に変わってしまいました。また、雌の発情の臭いと同じような★トリュフを探すというのも有名な話です。
※「埼玉種畜牧場」
サイボクは1946 年(昭和21 年)に創業し、種豚の育種改良を中心におく牧場としてスタートしました。現在では、種豚と肉豚の生産を行う牧場、自社牧場産の原料を使ったハム・ソーセージの加工、販売部門、パン工房、レストランまでを有する“ 完全一貫経営”を特徴としています。さらに牧場から出る堆肥を有効に活用、地域の農家と提携し地場産野菜の直売も行っています。サイボクは、保存料を使わない安全で新鮮な製品の提供を通じ、従来の流通機構の中では不可能だった流通・販売システムの確立を目指しています。また、当社の製品は、肉製品の本場、欧州の国際食品品質競技会に出品し多くの金メダルを獲得するなど、国際的にも高い評価を得ています。
・・・「うさぎ」にならありましたが、「ブタ」ではなかなか見つかりません。かろうじて手塚治虫さんの「ヒョウタンツギ」の中に「バッテン(×)」を発見しました。
《ヒョウタンツギ》手塚治虫オフィシャルHPより
https://tezukaosamu.net/jp/character/616.html
マニアにとっては手塚漫画最大のスターでしょう。妹さんのイタズラ描きから誕生し、画面に常に突然現われる、わけのわからない一種のギャグ生物。赤塚不二夫氏のケムンパスや谷岡ヤスジ氏のムジドリなどに影響を与えたのかもしれません。そんな意味でも日本漫画史上に残る貴重なキャラクターだと言えるでしょう。彼が主役を演じた作品が、じつはマンガではなく小説のほうにありますので、興味がおありでしたらお読みになってみてください。
・・・しかし、豚の鼻そのものではなく、絆創膏的な「パッテン(×)」です。むむむ
・・・「蚊遣り豚」には「巻き取り鍵」を取り付ける関係から、全体を「缶詰」のイメージにしたいわけで、そうすると豚の鼻は「缶詰」の底にあたります。いろいろ空き缶を探したら、その中に「バッテン(×)」缶があったのです。缶詰らしさはありませんが、「バッテン(×)」イメージを優先させることにしました。