ガラス越しに | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《NEWS》2019.11.7西日本新聞より

「収蔵庫ガラス越し」企画展、壱岐の県埋蔵文化財センター/元の武器など230点

http://www.nagasaki-maibun.jp/

県内の主要遺跡17カ所から出土し、ふだんは公開されていない旧石器時代から幕末までの収蔵品230点を収蔵庫のガラス越しに展示するユニークな企画展「長崎県の埋蔵文化財展」が壱岐市の県埋蔵文化財センターで開かれている。同センターは一支国(いきこく)博物館に併設。

http://www.iki-haku.jp/

収蔵庫の一部はガラス張りになっており、県内の埋蔵文化財を知ってもらおうと、ガラスの内側に展示物を並べた。長崎県は、大陸に近く、中国や朝鮮半島から持ち込まれたり、影響を受けた遺物が多い。元寇(げんこう)、島原の乱、鎖国政策などに関連する遺跡が多いのも特徴という。弥生時代の「景華園(けいかえん)遺跡」(島原市)から出土した中細形銅矛(県有形文化財)は当時、島原半島一帯を治めた有力者の墓の副葬品とみられる。国特別史跡「原の辻遺跡」(壱岐市)で見つかったカヤで作られた弧状の木片は、四隅に穴が開けてあり、全体に黒漆が塗られている。祭りで腕輪として使われた可能性があるという。元寇に関連する遺物が見つかった「鷹島海底遺跡」(松浦市)からは石弾と磚(せん)を紹介。石弾は石を球状に加工し、投石機で飛ばして船などを攻撃する武器。磚は元軍が船を安定させるため、重しとして使ったとされる灰黒色の中国式レンガで、戦いの一端をうかがい知ることができる。

 

 

《NEWS》2020.3.18上毛新聞社より

作品を窓際へ ガラス越しに美術鑑賞を 新型コロナウイルス感染拡大防止で休館中のアーツ前橋

http://www.artsmaebashi.jp/

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館している群馬県のアーツ前橋(前橋市千代田町)は、休止した「前橋の美術2020―トナリのビジュツ」展の作品を館外からガラス越しに鑑賞できるようにしている。5日から臨時休館し、47人の作家が参加していた同展(2月8日~3月15日予定)を休止。作家による滞在制作関連のイベントも変更を余儀なくされた。同展の休止を受け、同館の住友文彦館長が「何かできないか」と作家らに呼び掛けたところ、2月から市内で滞在制作をしている三枝愛さん(28)が「作品を窓際に移動すれば見てもらえるのでは」と提案した。参加作家の八木隆行さん(48)が他の作家に周知し、協力を得た。作品の一部を館外から見える位置に置き、今月末まで道行く人に楽しんでもらうことにした。住友館長は「閉じられてしまった美術館にも作品があり、作家がいることに目を向けてもらう時間をつくりたい。どんなときも隣に美術があることを忘れないでほしい」と呼び掛けている。

 

 

★窓展:窓をめぐるアートと建築の旅/58作家、115点の「窓」

https://www.momat.go.jp/am/2019/

2019年11月1日(金)~2020年2月2日(日)

https://www.momat.go.jp/am/

窓に関する知見を収集・発信している一般財団法人「窓研究所」と東京国立近代美術館がタッグを組んだユニークな展覧会。

https://madoken.jp/

ズバリ「窓」をテーマに、西洋名画から現代美術まで、さまざまな作品が並びます。室内に光や風を取りこむ窓。部屋の中から外を見る事ができ、開け放てば外部と繋がる窓は、インスピレーションの源になりやすいためか、しばしば美術作品のなかで表現されてきました。マティスやクレーなど20世紀美術の巨匠から、新作の現代美術まで、全14章構成で幅広く紹介する本展。ここでは気になった作品を中心にご紹介します。3章「窓の20世紀美術Ⅰ」には、20世紀前半の作品。都市の発展になって生まれたウィンドウ・ショッピングを絵画のモチーフにしたのは、ウジェーヌ・アジェやロベール・ドアノーなどです。一方、アンリ・マティスやピエール・ボナールなどは、窓そのものを繰り返し描いています。9章「窓からのぞく人Ⅲ」は、タデウシュ・カントル《教室――閉ざされた作品》のみ。カントルは演劇でも活躍しており、この立体作品はカントルの代表作の演劇「死の教室」をもとにしています。カントルは「開かれた劇場」に対し「閉ざされた作品」を提唱。この作品も、窓越しに室内を覗き見るしつらえです。10章は「窓はスクリーン」。マイクロソフトがOSをWindowsと名付けたように、コンピュータと窓には強い関係性があります。JODIの《My%Desktop OSX 10.4.7》は、コンピュータの窓が次々に開いていく作品。少し前のパソコンは、トラブルでこういう感じになった事を思い出しました。11章「窓の運動学」にある、ズビグニエフ・リプチンスキの映像作品《タンゴ》は傑作です。ボールを追いかけて窓から入る少年をはじめ、最終的に36人が現れますが、それぞれがぶつかる事なく動きます。デジタル合成が一般的ではなかった1980年に、なんと別々に撮影し、手作業で切り貼りして作られたものです。最後の13章「窓は希望」には、ゲルハルト・リヒター《8枚のガラス》のみが展示されています。リヒターは絵画と並行して50年以上にわたってガラスを用いた作品を制作。65%が透けて35%は像を写す特殊なガラスを使ったこの作品は、周囲を歩きながら見ると景色が万華鏡のように写り込みます。他にもロイド・ライトやル・コルビュジエなど著名建築家のドローイングや、藤本壮介の大型コンセプト・モデル《窓に住む家/窓のない家》が前庭に設置されるなど、盛りだくさん。全部で58作家、115点というボリュームです。

 

 

・・・「母の日」は「母の月」として周知されていますが、ガラス越しの様々なドラマが繰り広げられています。ジ~ン

 

 

・・・「窓」と「風」は深~い関係もあり、これら「ガラス越し」のドラマもぜひ制作にいかしていきたいと思うのです。