・・・「風」については、こだわって引き続き作品制作中ですが、さて今日は、
《貝寄風(かいよせ、かひよせ)》
冬の季節風のなごりに3月下旬ごろ吹く西風。この風で大阪住吉の浜辺に打ち寄せられた貝から造花をつくり四天王寺の聖徳太子をまつる聖霊会(しょうりょうえ) 旧暦二月二十二日に献じたという。長くは続かないが、かなりの強い風である。
季語:仲春 ★貝寄る風の手じなや若の浦/芭蕉「もとの水」
《参考》夏井いつきの「いつき組日誌」
http://natsui-and-co.jugem.jp/?eid=4263
■聖霊会(無参拝者法要)4月22日 12時30分~場所:六時堂石舞台
http://www.shitennoji.or.jp/event/4/
※令和2年4月22日の聖霊会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大予防の為、聖霊院(太子殿)にて無参拝者での法要を予定しています。一般の方々のご観覧はできません。ご了承ください。毎年4月22日、聖徳太子の命日を偲んで行われる、四天王寺の行事の中でも最も重要で大規模な法要です。千四百年の歴史を持つ聖霊会は、四天王寺一山式衆の声明法要と天王寺楽所による舞楽が一体となった古の大法要を今に伝え、特に四天王寺聖霊会の舞楽は国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。豪華絢爛な絵巻を彷彿とさせる舞楽を無料で鑑賞していただけますので、この機会に是非ご来寺ください。
・・・来年こそは観に行きたいものです。
【中田文花(もんか)】(木ノ本圭子)
543-0001大阪市天王寺区上本町6-3-31-1112文鳥寺画房/090-3620-6046
http://bunchoji.com/index.html
学生時代は国文学専攻、万葉集に親しむ。古典文学、古典芸能、寺社の行事など、日本の伝統文化にこだわった作品を描く。制作の素養として、舞楽、龍笛、短歌、茶道を学んでいる。寺社の出版物の挿絵を多数描いている。薬師寺、知恩院機関紙の挿絵を連載中。日本美術院同人・森田曠平、伊藤髟耳に師事。東大阪市美術協会会員、日本美術院研究会会員。華厳宗(東大寺)在家僧侶。
H23年東大寺にて得度を機に<旧姓の木ノ本圭子から法名の中田文花に改名しました。
☆新連載のお知らせ☆四天王寺寺誌【四天王寺】
『絵で見る四天王寺聖霊会』作画:中田文花/監修:小野真龍
~第一回 ようこそ聖霊会~
聖霊会(しょうりょうえ)毎年4月22日に行われる聖徳太子の忌日法要。舞楽と声明が織りなす素晴らしい大法要、国指定重要無形民俗文化財なのに大阪の人に知られていない気がします。3年くらいかけて楽しくイラスト図解します。よろしくお願いします。
・・・僧侶で日本画家(造形作家)そして舞楽もされるスゴイ人です。いつかどこかで、お会いできると嬉しいなあ。