東から西へ(7) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

・・・ここまで来たら、立ち寄らざるを得ない場所があります。

 

 

《三井ガーデンホテル大阪プレミア》

530-0005大阪市北区中之島3-4-15/06-6444-1131

https://www.gardenhotels.co.jp/osaka-premier/

 

 

《グタイピナコテカWeb版》

http://www.nak-osaka.jp/gutai.html

吉原治良をリーダーとして1954年(昭和29)に誕生した「具体美術協会」(具体)は、戦後日本屈指の前衛芸術グループでした。吉原の「人のまねをするな」との指導のもと、斬新な作品制作やパフォーマンスによって国際的に活躍した「具体」は、近年、海外の研究者からも熱い注目を浴びています。大阪は吉原の生誕の地であり、「具体」の活動拠点で本コーナーの名前のもととなった★グタイピナコテカは、大阪市が新しい美術館の整備を予定している中之島にありました。★大阪中之島美術館(旧・大阪新美術館)は、吉原の作品を約800点以上、「具体」メンバーの作品を100点以上所蔵しています。本コーナーでは所蔵品の紹介を中心に、吉原治良と彼の率いた具体美術協会のユニークで先鋭的な芸術活動をご覧いただきます。

 

 

グタイピナコテカは、中之島(★大阪市北区宗是町33)にあった吉原治良所有の明治時代の★土蔵を改修した展示施設で、1962年(昭和37)にオープンしました。「ピナコテカ」とは「絵画館」や「画廊」を意味する言葉で、「具体」の活動に大きく関わったフランス人美術批評家のミシェル・タピエが命名したものです。この展示場は、具体美術展や会員の個展、具体美術小品展、具体美術新人展などが定期的に開催されるなど、具体美術協会の活動拠点であっただけでなく、フォンタナやカポグロッシ、サム・フランシスら海外作家の展覧会も行われ、大阪における現代美術を紹介する場としても機能しました。先端の美術動向を示す場として注目度も高く、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、イサム・ノグチなどの美術家や、音楽家のジョン・ケージ、美術批評家のクレメント・グリーンバーグなど、海外の著名な美術関係者もしばしば訪問し、活発な交流が行われました。

グタイピナコテカは★1970年(昭和45)4月、阪神高速道路出入口建設のため閉館し、取り壊されました。吉原治良は、翌年10月に★グタイミニピナコテカを開設、活動を継続するとともに、新グタイピナコテカの建設を計画していましたが、1972年2月の急死により実現しませんでした。

 

《NEWS》2018.10.19美術手帖より

大阪市が2021年度の開館をめざしている新美術館。その正式名称が「大阪中之島美術館(Nakanoshima Museum of Art, Osaka)」に決定した。同館は、大阪の中心部である中之島で大阪と世界の近現代美術をテーマとする美術館。大阪の実業家・山本發次郎(1887〜1951)の収集作品約600点をはじめ、現時点で5600点におよぶ作品を所蔵。大阪の文化の振興や都市魅力の向上に貢献することをめざしている(所蔵作品はウェブサイトで公開されている)。今回の美術館名称決定にあたっては、今年6月20日から7月27日の期間で公募を実施。1681件の応募があったという。名称決定には有栖川有栖(小説家)、建畠晢(多摩美術大学学長、全国美術館会議会長、前国立国際美術館館長)ら4名の有識者の意見が参考にされた。江戸時代の中之島には蔵屋敷が建ち並び、現在も集客施設や文化施設が集積するなど、大阪を代表するエリアのひとつであることを踏まえ、「将来にわたって愛される名称となるようにというとの思いを込めて」決定したという。同館は5階建ての構造で延べ2万12平米。美術館棟は1万8566平米で、設計は遠藤克彦建築研究所が担当。館内には全フロアを縦に貫く吹き抜けやオープンな屋内空間★「パッサージュ」があり、様々な人が自由に行き来できるという。また、館内コレクション展示室には、具体美術協会の活動を紹介する★「グタイピナコテカルーム」が設置されるなど、特色ある美術館をめざす。

 

・・・さて、開館記念展は何になるのか?楽しみです。そろそろ今回の散策も終わりとなるわけですが、「肥後橋」(土佐堀川)の締めとしてはやはり、

 

 

《小説「土佐堀川」への道》著:古川智映子

http://www.usio-mg.co.jp/all/tosahorikawa

 

《大同生命》

550-0002大阪市西区江戸堀1丁目2番1号/06-6447-6111

https://www.daido-life.co.jp/

大同生命大阪本社ビル(大阪市西区)は、当社の礎を築いた大坂の豪商・加島屋がかつて店を構えた地にあります。これまでも、特別展示「大同生命の源流“加島屋と広岡浅子”」の一般公開をはじめ、石碑「加島屋本家」の建立(2016年2月)など、当社のルーツをご紹介するために、様々なご紹介活動を展開してきました。2017年度は当社の創業115周年(明治35年7月創業)ということもあり、創業者の一人であり、NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインのモデルとなった広岡浅子の像を制作し、2018年3月29日に、大阪本社ビルで、広岡浅子像の完成記念式典を開催しました。制作にあたっては、★東京藝術大学の若手女性彫刻家(二名)を起用し、数々の功績を残した女性実業家・広岡浅子を、新たな「女性活躍のシンボル」として、より多くの方に知っていただくことを目的としています。

https://kajimaya-asako.daido-life.co.jp/column/35.html

 

 

・・・ここには何度訪問したことだろう、「朝ドラ」の影響はとても大きい。ありがとうございました。