風の王国(46)瀬戸内18 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「県立美術館」そして「犬島」、さらに3番目の目的。まったく想定していなかっただけに、こんな機会に巡り合えるなんて。岡山行きを決断させてくれた、「月のアート展」で知り合えた友人に深く感謝です。

 

《岡山芸術交流2019》Okayama Art Summit 2019

https://www.okayamaartsummit.jp/2019/

「岡山芸術交流」は、岡山市で3年ごとに開催される国際現代美術展です。「岡山芸術交流2019」には、アーティスティックディレクターとしてピエール・ユイグをむかえ、2019年9月27日から11月24日の2ヶ月間、岡山城・岡山後楽園周辺エリアの様々な歴史文化施設を会場に開催します。展示作品を見るだけではなく★アーティストの思考に遭遇し、時間や歴史、国境などを行き来するような芸術との交流を、ここ岡山でお愉しみください。

★「IF THE SNAKE もし蛇が」

 

 

《参考》「石川文化振興財団」

http://www.ishikawafoundation.org/

文化、経済、教育への支援を通じて社会に高揚感を提供するとともに、未来を担う人々の教育に邁進したいとの想いのもとに、この財団を立ち上げました。芸術文化支援事業のひとつとして、岡山市や岡山県などと共に3年毎に開催する「岡山芸術交流」は、岡山の市街地に現代アート作品を展示することで、街を活性化させようとする試みです。経済振興のための「オカヤマアワード」では、岡山で活躍する若手を紹介、支援しています。今後さらに地域のみなさんと一緒に学び、成長できるような事業に取り組んでいく所存です。地元であり、創業以来たくさんの方からご支援をいただいた岡山に少しでも貢献できるよう、様々な活動を通じて前進して参ります。

石川文化振興財団理事長:石川康晴(株式会社ストライプインターナショナル)

https://www.stripe-intl.com/

岡山市内の旧城下町エリアにて現代アートを展示する当プロジェクトは、岡山の活性化と同時に、来場する子どもたちや市民が★日常的に芸術に触れる機会を提供することで、創造性豊かな人材を育む環境を醸成したいという思いから発足しました。そこで現代アートに出合った子供どもちや若者が、素晴らしい「想像力と創造力」を持って岡山の未来を担ってくれること、さらには、そういった人材が岡山から排出されることで、今後20年のうちに、岡山が世界に対して強い発信力を持ったクリエイティブ都市に成長していくことをめざして、プロジェクトを続けていきます。

 

・・・とても共感、賛辞を送りたいです。そして多くを学びたいと思います。

 

 

《NEWS》2019.9.26山陽新聞より

「岡山芸術交流」駅東口に案内所/27日開幕、チケットなど販売

27日に開幕する現代アートの国際展「岡山芸術交流」の鑑賞チケットやグッズを販売するインフォメーションセンターが26日、JR岡山駅東口広場にオープンした。建物は、建築家★隈研吾氏がデザインしたボックス型(約10平方メートル)で、岡山市などでつくる同展実行委が建造した植田板金店(同市中区藤崎)から借り受けた。

https://koyayasan.com/

外壁の鋼板には衣服のひだのような模様を施し、内装や床材には県産ヒノキを用いている。午前10時にオープンし、スタッフ2人が会場へのアクセスの案内を始めた。27日からは旧内山下小(同市北区丸の内)や岡山城(同)といった主要7会場を巡回できるチケットを販売するほか、マグカップや缶バッジといった8種類のオリジナルグッズを取り扱う。 センターでパンフレットを受け取った女性(52)=東京都渋谷区=は「前回の2016年は映像やインスタレーション(空間芸術)が面白かった。今回はフランスの美術家ピエール・ユイグさんがアーティスティック・ディレクターを務めるのでとても楽しみ」と話していた。岡山芸術交流は11月24日まで。16年に続く2回目の開催で、インフォメーションセンターを開設するのは今回が初めて。

 

・・・岡山駅を出て、まず隈研吾さんの小屋が出迎えてくれるなんて、最高の「おもてなし」ですね。

 

 

・・・そして、やっぱり「路面電車」いいよなあ。無駄なく廻るために北から南へと移動することにしました。めざすは「旧福岡醤油建物」へ。

 

《旧福岡醤油建物》

700-0817岡山市北区弓之町17-35

明治から昭和初期に建築された、出石エリアのシンボル的な建物です。 かつて母屋は醤油製造や市民銀行の窓口として、離れは住居として使用されていました。

カジュアル衣料大手ストライプインターナショナル(岡山市)などは2017年11月15日、同社の石川康晴社長が岡山後楽園近くの歴史的建造物、旧福岡醤油建物・土地などを取得し、周辺地域を活性化する「出石町プロジェクト(仮称)」を進めると発表した。2019年秋に開かれる現代アートの国際イベント「岡山芸術交流」にあわせ、商業施設や宿泊施設に再生する。取得したのは、岡山カルチャーゾーンの一角にあたる旧福岡醤油建物・土地(約173坪)と、近くの旧出石しろまち工房等を含む出石町周辺の建物・土地(約95坪)。取得費などは非公表。石川社長が理事長を兼ねる石川文化振興財団とも協力し、2回目の開催となる岡山芸術交流をにらんで耐震補強やリニューアルを実施する。旧福岡醤油建物は明治時代に建てられた主屋と、昭和初期の離れからなる。岡山市中心部で戦災を免れた出石町のシンボル的な存在だが、老朽化が進み、存廃議論がたびたび起こっていた。外観を維持しながら、瀬戸内特産品を販売するショップの展開を検討する。

 

 

《岡山神社》

700-0813岡山県岡山市北区石関町 2-33/086-222-7198

https://www.okayama-jinjya.or.jp/

「岡山芸術交流」が地域に開かれ、根ざし、持続・発展することを主旨目的に、岡山内外の人・場所・文化資産の3つのポテンシャルを活かした様々な「パブリックプログラム」を展開します。第一弾は、岡山芸術交流実行委員会会長である岡山市長の大森雅夫による「岡山神社で“蛇”について語り合う」を開催します。岡山芸術交流2019のタイトルは「IF THE SNAKE もし蛇が」です。「蛇」は、古今東西の神話・民話や伝説に登場するなど、古来から、幸運・不運、吉凶、善悪といったプラスとマイナスの側面を併せ持つ特異な存在として、人間との関係を築いてきました。岡山市の総鎮守である★岡山神社にも、日本神話の「蛇(オロチ)」を模した荒縄による竜を作り、家内安全を願って町内を練り歩く「お綱祭り」があります。そこで、岡山神社の宮司である久山信太郎氏をお招きし、大森市長と共に、「蛇」にまつわる様々な意味やイメージについて紐解きます。

https://www.okayamaartsummit.jp/2019/event/725/

【久山信太郎】

1978年岡山神社の社家の家に生まれる。青山学院大学経済学部卒業。アメリカ留学の後、(株)東芝や外資系企業に勤務。退職後、1年間の自転車でのヨーロッパとアフリカ放浪の旅を経て2010年に岡山に戻る。岡山神社の神職として、神社の祭りを現代の方で活性化するべく、「蚤の市」「音楽祭」などを始める。また地元のまちづくり団体やNPOなどにも積極的に関わる。2016年岡山神社宮司に就任。

 

 

《岡山天神山文化プラザ》

700-0814岡山市北区天神町8-54/086-226-5005

https://www.tenplaza.info/

「天神山文化プラザ」(旧称:岡山県総合文化センター)は、図書館を中心とした施設として1962年に設立されました。’04年に図書部門が県庁北側に移転し、’05年にリニューアルオープン。’08年4月より社団法人(’12年4月1日に公益社団法人に移行)岡山県文化連盟が指定管理者として施設の 運営・管理をおこなっています。当館は、貸館と自主事業を二本柱として展開しています。自主事業には、岡山県ゆかりの作家を紹介する個展形式の企画展「天プラ・セレクション」や、県内の劇団が実験的な舞台に挑戦する「土曜劇場」などがあり、このほかにも文化芸術の発信拠点として様々な催しを企画・開催しています。

 

《NEWS》2017.10.29朝日新聞デジタルより

岡山)文化プラザで作品めぐり「天神山迷図」

豊かな自然や近代建築を舞台に美術作品を楽しんでもらおうと、岡山市北区の天神山文化プラザで28日、特別企画展「天神山迷図(めいず)」が始まった。約20点の作品が館内にちりばめられ、来館者は一つひとつを見て回るうちに同館全体を楽しめる仕掛けだ。芸術の秋に、足を運んでみてはいかが。この日は、同館の広場で開会式が開かれ、約20人が参加。チェーンソーで削り出された猫の彫刻や流木で出来た大きなドームの周辺で、作家自身の説明に耳を傾けた後、作品巡りを楽しんだ。作家の一人、倉敷市出身の岡部玄さん(69)は流木のドーム★「天神鯰(なまず)」を出品。20年かけて全国の海岸で拾い集めた約7トン分の流木で、同館の中庭にある巨石・天神岩の周りを鳥の巣のように囲った。岡部さんは「天神山は神聖な場所に思える。自然と現実を行き来できる場として作品を感じてほしい」。

 

・・・「天神鯰」、度肝を抜かれました。

 

【岡部玄】

http://1301archives.artmimasaka.jp/okabe-works.html

若年の頃より美術に親しむ。1987年、アトリエの掃除のとき雀の巣と出会い感銘を受ける。以来、雀を師と仰ぎ制作活動を続けている。1997年《アートラビリンスII-時の記憶-》(岡山県立美術館)、2000年《ガーデン-現代美術をとおしてみる後楽園-》、2004年《木でつくる美術》(群馬県立館林美術館)、2010年《国民文化祭おかやま2010》(奈義町現代美術館、岡山駅前広場)など。