・・・あちらこちらで「猫アート」と出会っていますが、なかなかプログするほどのトピックがなく、のびのびになっていました。
《この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2017》
https://yoicomic.blog.fc2.com/blog-category-14.html
良いコミックがお送りする年1企画、『この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2017』の発表です。好きな作品を紹介するにしてはタイトルがすさまじいなと他人事のように思いながら企画を続けて8回目、中身は大体いつも通りになっています。それでは紹介数ベスト100+α、どうぞご覧ください。
●対象:2016年12月1日から2017年12月4日に発売された作品
【4位】「夜回り猫」 1・2巻/深谷かほる/出版:講談社/装丁:VOLARE
http://morning.moae.jp/lineup/757
涙の匂いを辿って、その猫は現れる。Twitter発8コマ漫画で、KADOKAWAより1巻を刊行した後、発表の場を講談社のモアイに移して改めて1巻から発売された。二本の足で歩く人間くさい猫・遠藤平蔵を中心に猫たちが集まっているイラスト。本編ではディフォルメを利かせたシンプルなタッチで描かれる遠藤平蔵さんであるが、表紙では人間的な貫禄を感じさせる程度にリアルに描かれており、濃ゆくて目立つ。タイトルロゴは、すっきりしたフォルムの文字の中にささやかに星が散りばめられ、イラストを見せるべく旧版より小さくなっているが、イラストのタッチとの差も手伝って、こちらもしっかりと見やすい。とにかくイラストが強いと感じたこちらの表紙はA5判サイズで大きいこともあり、平積みで大きな存在感を放っていた。
【深谷かほる】(1962~)
血液型O型。福島県石川郡石川町出身。福島県立安積女子高等学校卒業、武蔵野美術大学デザイン科卒業。弟は漫画家の深谷陽。弟の方が10年ほど早くから漫画を描いていた。大学卒業後は美術館などのアルバイトをしつつ学年誌へカットを持ち込むが採用に至らず、編集者のアドバイスで漫画を書き始め、1987年12月号の『プチフラワー』に掲載された「毎日が日曜日」でデビューした。駆け出し漫画家の頃、はじめて16ページのストーリーものの依頼を受け、困って弟に指南を受けて描き上げたエピソードがある。漫画原作者の末田雄一郎は元夫。代表作として「エデンの東北」、「ハガネの女」、「カンナさーん!」など。「エデンの東北」の主人公の弟「あきら」は弟がモデル。「ハガネの女」は吉瀬美智子主演により、テレビドラマ化されたが、season2のドラマオリジナルのストーリー展開に反対して原作者名義を削除した。「カンナさーん!」は渡辺直美主演により、テレビドラマ化された。2015年10月、ツイッターにて★「夜廻り猫」の連載を開始。読者の共感を得て人気に。2017年、「夜廻り猫」で第21回手塚治虫文化賞短編賞、第5回ブクログ大賞のマンガ部門大賞を受賞。
《NEWS》2019.8.19朝日新聞社(sippo)より
漫画『夜廻り猫』の深谷さんトークショー/作品の裏話あかす
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00010000-sippo-life
猫好きに絶大な人気を誇る漫画『夜廻り猫』の作者、深谷かほるさんのトークショーと作画実演が18日、東京・新宿の京王百貨店で開催中のチャリティーイベント★「みんなイヌ、みんなネコ」で行われた。会場は立ち見で通路が埋まるほどの盛況ぶりで、観客は深谷さんの愛猫との思い出話や作品の裏話などを熱心に聴き入っていた。開場とともに走って席取りをする人もいるほど、開演前から白熱していた会場。直筆イラスト入り単行本の特売コーナーにも、トークショー後のサイン会の整理券を手に入れようと長蛇の列ができた。トークショーは深谷さんと、親交の深い朝日新聞社の水野梓さんのふたりで進行。大拍手で迎えられたふたりは、多くの観客を前に「こんなにたくさん集まっていただいてすみません…」としきり頭を下げる不思議な光景からスタートした。実は水野さんは『夜廻り猫』に出てくる「ミケ猫記者」のモデル。取材を通して知り合った頃の話に続き、水野さん本人の似顔絵と猫のキャラクターを順に描いて、どのようにキャラクター化したか再現するコーナーへ。サラサラとあっという間に絵を仕上げていく様子に、観客から歓声と拍手が起こった。引き続き絵を描きながら、キャラクター紹介へ。主人公「遠藤」が育てる片目の子猫「重郎」のくだりで、モデルとなった深谷さんの愛猫「マリ」に話がおよんだ。終盤は、ファンとの交流を図る特別企画も。ジャンケン大会で勝ち抜いた観客を描いてキャラ化するコーナーでは、見事勝ち抜いたのが何と深谷さんの高校時代の友人で、代表作『ハガネの女』のモデルにもなった女性だったというサプライズに、会場も大盛り上がり。続く質問タイムでは、「遠藤が言う『にっこり』と重郎の『にっこい』の、正しいイントネーションは?」というコアな質問に、深谷さんがたじろぐシーンも。遠藤が夜廻りをするきっかけをたずねる質問には、「そのうち、ちゃんと作品として描くつもりです」という、うれしい予告も飛び出した。最後に、11月に最新刊の発売が予定されていることが発表され、「正直ここまで続くとはまったく思っていなかった」と語った深谷さん。当初は、すべてのキャラクターの死に方を決めていたものの、「長生きさせてほしい」というファンからの声が続ける原動力になったという。「漫画は誰かのために描くもの。誰も読んでくれなかったら、ここまで続かなかったと思います。読んでくださるみなさんのおかげです」と語り、会場からは大きな拍手が送られた。トーク終了後は、整理券を手に入れた200人を対象にサイン会も行われた。深谷さんは一人ひとりのファンと言葉を交わしながら、丁寧に本にサインをして手渡していった。トークショーにやってきたファンのひとり、東京都の冨樫理恵さん(51)は、「つい2、3日前に妹からショーがあると聞き、見ないと後悔すると思って、急きょやってきました。実際に深谷さんを拝見するのは初めてでしたが、こういうあたたかい雰囲気の方だからこそ、『夜廻り猫』のような作品が描けるんだなとわかりました」と感極まった様子で語った。重郎と同じく、マリは子猫で拾ったときから片目が見えない猫で、「医者からは長く生きられないかもしれないと言われていたし、片目で大変じゃないかと思っていたけど、16年間元気に生きて、私を支えてくれました。そのおかげで自信を持って重郎を描くことができました」と語った。トークのなかでは、作品についてのさまざまな裏話も明かされた。ちょっとわがままでマイペースな主要キャラクター「ワカル」は、「出てくるのが善人ばかりで、ちょっといやなやつがいた方がいい」と息子さんにアドバイスされたのが、誕生のきっかけだったとか。また、作品の魅力のひとつである登場人物が作る手料理、通称「夜廻りグルメ」の話では、「次に出すのはネギ丼です!」とネタバレ的な発言を繰り出し、観客を驚かせた。
《みんなイヌ、みんなネコ》主催:京王百貨店/特別協力:朝日新聞社(sippo)/協賛:アニコム損害保険株式会社
日時:8月15日(木)~19日(月)10時~20時 (※最終日は18時)
お問い合わせ先:朝日新聞社 総合プロデュース室 sippo編集部
https://www.keionet.com/info/shinjuku/event/inuneko2019.html
★写真展は11月16日、17日に大阪でも開催する予定です。
場所:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)・第40回動物臨床医学会記念年次大会内
http://www.dourinken.com/taikai.htm
★家族にしてくれてありがとう/保護犬や保護猫の写真集『みんなイヌ、みんなネコ』発売
紹介されているのはペット情報サイト「sippo」が開催しているチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」に出品された作品など100点。保護犬や保護猫だった子たちが新しい家族に引き取られて元気に暮らしている姿や出会ったときのエピソード、飼い主さんのメッセージなどが見られます。
・・・「グランキューブ」での写真展楽しみですが、一般でも見学できるのかなあ。
《NEWS》浅田美代子さんらトークショー「保護犬、保護猫を迎え入れて」
愛犬家の俳優・浅田美代子さんと、朝日新聞の太田匡彦記者によるトークショーが17日、東京・新宿の京王百貨店で開催中のチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」で行われた。2人のトークは、保護犬や保護猫と暮らす楽しさから、動物をめぐる制度の課題にまで及んだ。会場は満席で、大勢の来場者が立ち見で聴き入った。浅田さんは4匹の元保護犬と、太田記者は2匹の元保護猫と暮らしているという。保護犬や保護猫の魅力について、浅田さんは「助けてもらったという感情があるのかと思うぐらい、いい子になる。しつけができないのではと思っている人も多いけれど、できますよ」と話した。さらに保護団体を通じて犬や猫の病気について知ることができ、譲渡の前のトライアル期間もあるため、「避けて通らず、飼ってみようと思ってほしい」と続けた。太田記者は、事前に分かる情報はペットショップよりも保護犬・猫の方が多いと述べ、「ペットショップでは、こんな病気があるとは書かないし、店の人は犬や猫の性格が分からない。保護犬・猫の場合は、保護団体のボランティアが性格を見極めていて、その家庭に合った犬や猫を迎えることができる」と語った。また太田記者は、ペットが高齢になり看取るのがかわいそうとの理由で手放すケースがあることを紹介し、「最後まで犬や猫を看取ることを含めて飼うということ。医療費で10万円、20万円というお金がかかることもあるので、自分の経済力を確認することも必要」と述べた。浅田さんは「犬や猫を飼うには覚悟が必要。安易に飼ってしまうのはよくない」と指摘した。2人のトークは、6月に成立した★「改正動物愛護法」にも及んだ。浅田さんは、繁殖業者やペットショップの飼育施設の広さや1人あたりの飼育可能数の「数値規制」について、具体的に定めることが明記されたものの、数値の検討はこれからとなることに触れ、「注視していかなくてはならない」と語った。同法では、日本犬が8週齢規制の例外になったことなども説明。浅田さんは「改正しなくてはいけないことが山ほどある。次の法改正に向かって取り組んでいきたい」と話した。またこれから取り組みたいこととして、「飼い主に向けて最後まで飼いましょうとか、もっと伝えていく場を設けていきたい」とも話した。 会場では、元保護犬・猫たち約100匹の写真展が行われている。浅田さんは、「保護犬・猫を飼ってくれる人が増えて嬉しい。飼っている人を見ると私も、と思うかしれない」と期待を寄せ、約1時間のトークは終了した。
《改正動物愛護法》2019.6.12日本経済新聞より
改正動物愛護法が成立 犬猫にチップ装着義務化
インターネットに犬や猫の虐待動画を投稿するなど、★悪質なケースが後を絶たないため、改正法は動物虐待罪を厳罰化。ペットの殺傷に対する罰則を現行の「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」から「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」に引き上げる。犬や猫を親から早く引き離すと、かみ癖など問題行動が出る可能性があると指摘されたことを受け、生後56日以下の犬、猫の販売を禁止する。56日規制は欧州の一部などで実施されている。日本ではこれまで49日以下となっていた。例外的に、天然記念物に指定されている日本犬は、繁殖業者が一般の飼い主に直接販売する場合に限り、規制の対象外とする。