月考(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《ブルームーン》

http://www.city.ibara.okayama.jp/hosikarautyuuhe/H18/h19.3.html

昔、インドネシアの火山が噴火したとき、粉じんが空をおおって月が青く見えたということがあるそうです。しかし、普段の月が青く見えるということは、まずありません。英語では「ありえないこと」という意味で「ブルームーン」という言葉が使われていたそうです。ただ、太陽に比べて極端に弱い月の光のもとでは、人間の目が青い波長を強く感じてしまうために、何となく月下の景色は青っぽく見えてしまいます。この現象は、研究者の名前からプルキニエ効果と呼ばれています。それを利用して、映画の世界では、夜のシーンが必要なときでも実際に夜間に撮影を行うのではなく、昼間に撮影した映像を青く加工することで夜の雰囲気を出す場合があります。昭和30年ごろ、月が青いんだから回り道しようと歌ったのは歌手★菅原都々子さんでしたが、このときもおそらく、月そのものが青いのではなく、まわりの景色が月明かりで青っぽく見えたということなのでしょう。現実的には、「月がこんなに明るいのだから、少しぐらい遅くなってもかまいませんよね?」と言っているだけなのだと思います。もっとも、歌に出てくる若い二人は、今日を最後に離ればなれになる運命です。たとえ月が厚い雲に隠されていたとしても、何か別の言い訳を考えて、遠回りして帰ったに違いありません。

http://mirahouse.jp/begin/blue_moon.html

また大気中の塵の影響で月が本当に青く見えることがあり,これもブルー・ムーンと呼ばれました。例えば1883年のインドネシアのクラカタウ火山の爆発は,その後約2年間,日没を緑に月を青に変えたといいます。このように,かなり稀でいつ起こるか分からないものの月が青く見えることがあるとわかり,19世紀半ばに "once in a blue moon" (めったにない)という熟語が生まれました。“大気中に塵が多いと,波長が短い青い光がカットされ,赤い光が多く届くので赤く見える”と筆者は理解しているので,どうして塵が増えると青くなると書かれている文献が多いのか,残念ながらわかりません。空が青く見える原因,ラマン効果で説明できるのかもしれません。太陽の光が塵によって散乱される時,波長の短い青い光は赤い光よりよく散乱されることから空は青く見えます。同様に,空気中の塵の量によっては青い光がよく散乱され,月が青く見えることになります。青い月を見ることは大変難しいため、19世紀半ばには"once in a blue moon"は「極めて稀なこと」「決してあり得ないこと」といった意味で使われる慣用句となった。そういった意味を含めて、ブルームーンという言葉で特別なことを指す場合もある。従来、海外では不吉なことへの前兆と言われてきたが、近年では「ブルームーンを見ると幸せになれる」という言い伝えが言われるようになっている。

1カ月の間に満月が2回ある現象。月の満ち欠けは平均29.5日周期で繰り返されるが、ひと月の長さは2月を除き30日か31日であるため、およそ2年半に1度の割合で、ひと月に22(1日と30日または2日と31日)満月が巡ってくる場合がある。「ブルームーン」という言葉は天文用語ではなく、言葉の由来も明らかにされていないが、欧米では神秘的な現象として人々に知られ、「ブルームーンを見ると幸せになれる」という言い伝えも残されている。今後10年間に日本で観測できるのは、12年8月、15年7月、18年1月・3月、20年10月となっている。

 

 

《月がとっても青いから》作詞:清水みのる/作曲:陸奥明

1955年に発表され、歌手の菅原都々子が大ヒットさせた。陸奥が娘の都々子のイメージチェンジを賭けて売り出し、現在の市場規模の30分の1の時代、100万枚を超える大ヒットとなった。この曲で菅原は歌手としての地位を不動のものにした。

月がとっても青いから 遠まわりして帰ろう

あの鈴懸(すずかけ)の並木路(なみきじ)は 想い出の小径(こみち)よ

腕をやさしく組み合って 二人っきりで サ帰ろう

 

 

・・・「ブルームーン」のことを調べていると、「ホタル」を観たくなりました。

 

《蛍二十日に蝉三日》日本辞典より

http://www.nihonjiten.com/data/1010.html

夏の夜に光を放ちながら飛び交うホタルの命は二十日ほどしかなく、また、セミも夏の間鳴き続けるように思われるが、実は三日ほどの短い命であることから、盛りの短いことのたとえ。

 

 

・・・毎年、観に行きたいと思いながらも気が付けば盛りを過ぎてしまい、また来年となっていました。そこで今年は、

 

《けいはんな記念公園》

619-0238京都府相楽郡精華町精華台6-1/0774-93-1200

https://keihanna-park.net/

 

 

・・・ここは以前(昼間)行ったことがあり、いい公園だなあと感心していました。偶然チラシを入手、そこに「ホタル観賞会」が掲載されていたのです。

 

★「水景園★観月楼」

https://keihanna-park.net/guide/suikeien-kangetsuro/

水景園は、けいはんな学研都市の文化の拠点としてつくられた日本庭園です。回遊しながら、自然と人が織りなす空間を様々な距離・角度で楽しめるのが特徴です。ダイナミックな石組や各所に流れる滝、季節を彩る風景のほかコイのエサやりもでき、大人から子供まで楽しめる、市民のための庭園となっています。

 

 

・・・とりわけ★「観月橋」は水面上約10mに架かる歩廊橋(延長123m、幅4m)で、橋から庭園内を一望することができダイナミックです。「観月楼」は水景園の中心にある交流施設で、休憩所・展望所・研修室のほかギャラリー★「月の庭」、★相楽木綿伝承館などがあります。日本庭園と「月(観月)」は、切っても切れない関係ですね。

《参考》「相楽木綿伝承館」

https://keihanna-park.net/guide/saganaka-momen/