・・・ええ話やなあ。
《NEWS》2019.5.28withnewsより
LAWSONの「L」だけ消灯、理由はツバメの巣「無事巣立ってほしい」
店舗入り口の「LAWSON」と書かれた電灯。なぜか「L」だけ消灯している店舗が、ツイッター上で注目を集めています。実はこれ、Lの部分に営巣したツバメに配慮した対応です。オーナーに話を聞きました。愛媛県松山市の道後温泉駅から約200mほどの場所にある「ローソン道後ハイカラ通店」。店舗入り口の扉の上には「LAWSON」と書かれた電灯がありますが、夜になっても「L」だけ点灯しません。よく見ると、Lの文字の左下あたりにツバメが巣を作っています。巣立ちの妨げにならないように配慮しているのです。この様子がツイッター投稿されると、「応援するしかない」「ツバメのほっとステーション」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。オーナーの吉本周作さんによると、営巣に気づいたのは昨年5月。LEDの故障で「LAWSON」すべての電気がつかなくなっていたため修繕作業を行おうとした際に、巣を見つけたそうです。「無事に巣立ってもらいたいとの思いから、Lの部分は点灯しないように修繕を行い、『AWSON』のみ点灯する形となりました。今年もまた戻って来て欲しいと思い、そのまま継続していました」来店客が不快な思いをしないよう、巣の下の部分は定期的に清掃。立ち止まってカメラを向けている光景や、じっと見つめている人もいるそうです。話題になったことについては、こう話します。「一言で言うと『まさか』。ここまで話題になるとは思っていなかったので、大変驚いています。無事に巣立ってくれることを、店舗スタッフ一同願っています」
・・・孫たちが家に来ると、いっしょに様々なDVDを観るのですが、とりわけディズニーものは、大人もはまってしまいます。今回は「不思議の国のアリス」です。最初は何気なく観ていたのですが、なんと「ドードー」が登場したので驚きました。
《不思議の国のアリス》
『不思議の国のアリス』は、初めて出版されてからすでに150年以上の月日が流れてもなお絶えることなく読み継がれている物語です。すでに170を超える言語に翻訳され、発行部数は1億部とも言われる世界的ベストセラーになっています。本展は、この物語の誕生から今に至るまで、常に「アイドル」的な存在であり続けるアリスを展観することで、 この物語がなぜこんなにも人々を惹きつけてやまないのか、という疑問を共に探り出そうとするものです。アリスの物語は、英国の児童文学を教訓主義の呪縛からはじめて解き放った児童書として、文学史上確固とした地位を築いていますが、児童文学作品としては、それこそ例外と言って良いほど、多種多様な批評研究の対象とされてきました。そして同時に、画家、イラストレーターをはじめ、さまざまなジャンルの芸術家の創作意欲をも刺激し続けています。さあ、それでは『不思議の国のアリス』の「不思議な魅力」をご一緒に探しにゆきましょう。
・・・この中に、ガチョウに似た不格好な大きな鳥が登場します、それが「ドードー」だったのです。ドードーは空想上の鳥ではなく、インド洋上のモーリシャス諸島に住んでいた実在の絶滅鳥だったのです。
〈物語の始まり〉
アリスが、ある日チョッキを着た白いウサギのあと追っていくと、突然、地面の穴に落ちてしまいます。 ここから、ワンダーランド(地下)でのアリスと、不思議な虫や動物との空想冒険物語が始まります。ドードーは、アリスが自分の涙で出来た池に落ちてずぶぬれとなり、岸に上がった第三章に登場します。
「どうって、あいかわらずびしょびしょよ」アリスはゆううつそうに、「これじゃ 全然乾きそうにないけど」 「だとすれば、ですね」ドードーが立ち上がって、しかめつらしくいいだした。
「つまり、からだを乾かすためならば、堂々めぐりするのがいちばんじゃないでしょうか」みんなは、ヨーイ・ドンで好き勝手なほうに走り出した。30分程のちにレースは、突然ドードーの「レース終了」合図で終了する、「みんなにご褒美を」という ドードーの提案で、アリスの持っていたボンボン菓子をくばった。アリスにもごほうびということに、またもやアリスの持っていた「ゆびぬき」を、ドードーがうやうやしくアリスに渡した。アリスも全体に何だかばかげた感じがした。
イラストを描いたのはイギリスの「サー・ジョン・テニエル」でした。彼は木口木版の版面に直接下絵を描き彫らせました。はじめは色なしの線描画でしたが、のちにカラーで輪郭のはっきりした画になり、動物たちの実在感をもたせることに成功しました。『不思議の国のアリス』は、1865年イギリスのマクミラン社から発行された。その後、世界中で翻訳され愛された、童話版も数多く出版された。この場面もたくさんの挿し絵が描かれた。また、本の表誌にもドードーが描かれたものが多数存在する。そのためにドードーは世界中で有名になったのである。この物語でドードーは何か的はずれなことを言う「太った愚図な鳥」というイメージで 書かれている。
ルイス・キャロルはどこでドードーを知ったのか。その答えは彼の日記にあった。勤めていたオックスフォード大学に、ドードーの油絵と残された唯一の嘴や骨があったのだ。そこでアリスと散歩の途中でよく見ていたらしい。いつかこの不思議で哀れな鳥を物語に登場させようと思っていたのだろう。
《ドードーの絶滅・インド洋モーリシャス諸島の悲劇》
http://www2u.biglobe.ne.jp/KA-ZU/index.html
ドードーは、1598年頃にインド洋上のモーリシャス諸島で発見され、わずか100年後の1681年頃に絶滅した鳥は、「醜い、飛べない大きな鳥、それもハトだった」のです。驚いたことに、この鳥は大きなハト(鳩)だったのです。インド洋の絶海の孤島で捕食者のいない生活は、飛ぶことを忘れさせてしまいました。この事実が分かったのはつい最近と言っても良いでしょう。ドードーは氷河時代以前から生息していた原始的なハトだったのです、しかもインド洋のモーリシャス諸島(モーリシャス・レユニオン・ロドリゲス島)にしか生息しておらず、地球上の何処にも見つけることの出来ない貴重な孤立種であったのです。欲望に目が眩んだ人間が支配した大航海時代に、インドに向かうインド洋の便利な寄港地としてモーリシャス諸島が発見され、そこに住んでいたドードーも便利な食料として捕獲・乱獲されたのです。また、人間の持ち込んだペットなどの動物達(サル・豚)もドードーや卵を食べました。最後にドードーにとどめを刺し、生息域を奪ったのは砂糖のプランテーション開発だと言われています。私達は知らずに地球上から貴重な孤立種を絶滅させてしまったのです。いま世界中でドードーは「絶滅動物のシンボル」として知られています。欲望や単なる好奇心のために動植物や地球の資源を奪うことは、限りある地球の命を縮め、人間自身の命を奪う行為であることに気づかなければ成りません。
http://www2u.biglobe.ne.jp/KA-ZU/03.html
・・・「玉手箱プロジェクト」ブログが100号となりましたので、6月からは略称「箱プロ」で継続していきます。