・・・さて、「玉手箱プロジェクト」として「ギター」を作るにあたって、いろいろ調べてみました。
《カンカラ三線》
http://www.el-okinawa.com/sanshin/hontai/kankara.htm
世界第二次大戦中、沖縄では唯一の地上戦がおこなわれました。戦争が終わると、沖縄は米軍統治下におかれます。物資もなく、精神的にも不安でよりどころがなかった中で、沖縄人の大きな支えとなったのが唄と三線の音色でした。しかし戦争であらゆるものを失い、三線は貴重品となりました。そこで、米軍から支給される粉ミルクや食料の缶を胴体に、ベッドの足や廃棄された木材を銃剣で削って棹に、落下傘のヒモを絃にして三線を組み立てました。これがカンカラサンシンと呼ばれるものです。カンカラサンシンは、どんな状況であっても「心の豊かさ」を最も大事にした、沖縄の精神の象徴とも言えるものなのです。
《シガーボックスギター》(cigar box guitar)
http://www.cigar-box-guitar.jp/
1800年代のアメリカ、楽器も買えない貧しい人々が自宅にある父親の葉巻の空箱を使って作ったのがシガーボックスギターの始まりと言われています。当時、材料も無く目の前にあるホーキの棒や板切れ、ガラスビン、鉄ネジなど様々なものを利用して、シガーボックスギターは作られていました。音色もなかなかオモシロく、カントリーやブルースマンに使われるようになり、シガーボックスギターが広がっていった。現在でも、シガーボックスギターは多くのミュージシャンに愛され続けている。
https://ssl.apollonmusic.com/daddy_mojo/index.html
木箱を胴体に用いたギターである。1弦や2弦の物からギターと同じ6弦の物まで作られるが大抵は3弦が4弦である。ボディの強度は頼りない事が多いためネックがボディの中を突き抜ける様な形でセットされる。ボディは木箱そのもので名前の通り当初は葉巻の箱の廃品を用いて作られた。元々は精度の悪い手作り楽器のためボトルネック奏法を用いる事が多く、そのためにネックは物によってはローポジションだけフレットが打ってあったり完全なフレットレスだったり最早ただの角材だったりする。現在製作されている物は通常の奏法でも問題ない精度に作られる事が多い。廃品の箱を用いた楽器は19世紀中頃には製作が確認されており、ギターの他にはフィドルの様な擦弦楽器も作られた様である。こうした安価に製作可能な楽器は広く普及し、ブルースやジャグ・バンドを形成する上で重要な役割を果たした。その製作の手軽さから近年でも自作する愛好家が多数存在する。メーカーによる製品やキットも存在するがやはり完全な自作こそがこの楽器の醍醐味と言えるだろう。
・・・調べれば調べるほどスゴイ、やっぱり作るのは楽しい、はまりそうです。
・・・とりあえず2本作りましたが、弦を巻く部分がすぐに緩んでしまうのでこまっています。3本目を作ろうかと思っています。