《1952国際連合本部ビル》United Nations Headquarters
国際連合は、本部ビルの建設に当たって、コンペを実施するのではなく、各国の一流の建築家を集めて共同チームを結成することとした。アメリカの建築家ウォレス・ハリソン(英語版)が計画責任者に指名され、加盟国の推薦により設計委員会が選定された。設計委員会のメンバーには、ソ連のN・D・バソフ、ベルギーのガストン・ブルンファウト、カナダのアーネスト・コーミア(英語版)、フランス★ル・コルビュジエ 、中華民国の梁思成、スウェーデンのスヴェン・マルケリウス、ブラジルのオスカー・ニーマイヤー、イギリスのハワード・ロバートソン、オーストラリアのG・A・ソイリュー 、ウルグアイのフリオ・ヴィラマホ(英語版)が名を連ねた 。
国連本部の西側正面には、500フィート(約152メートル)以上にわたって192加盟国の国旗が並んでいる。英語表記のアルファベット順に並んでおり、48番ストリートのアフガニスタンに始まり、42丁目のジンバブエまで続いている。事務局ビルの西側、総会議場ビルと図書館に囲まれた広場には、アメリカの子供たちからの寄付5万米ドルで造られた噴水池がある。1964年、ハマーショルド事務総長を記念したブロンズ彫刻が噴水池の端に建てられた。この抽象彫刻は、イギリスの芸術家★バーバラ・ヘップワースによる「シングル・フォーム」という題名の作品である。また、事務局ビルの北側広場には★ヘンリー・ムーア作のブロンズ彫刻「リクライニング・フィギュア:ハンド」が置かれている。理事会議場ビルの西側、事務局ビルと総会議場ビルに挟まれたスペースには、日本国際連合協会から寄贈された★平和の鐘が置かれている。これは、60か国の子供たちが集めた硬貨から鋳造されたもので、神社を模した糸杉製の日本風建築物に納められている。年に2回、春分の日と9月の総会開幕日に、この鐘を鳴らすのが慣例である。
★United Nations Art Collection
https://www.unmultimedia.org/photo/gallery.jsp?query=subject%3A%22Art+and+Architecture+at+the+UN%22
《参考》「ユネスコ本部」
http://kaleidoscope-design-paris.blogspot.com/2017/06/blog-post_20.html
・・・今回は紹介できませんが、「ユネスコ」もなかなかいいですよ。
【Barbara Hepworth】(1903~1975)
https://barbarahepworth.org.uk/
【Henry Spencer Moore】(1898~1986)
【Carl Fredrik Reuterswärd】(1934~2016)
http://www.artnet.com/artists/carl-fredrik-reuterswärd/
《Non-Violence Project》(本部スイス)
107-0061東京都港区北青山3-14-4-2F
https://www.facebook.com/NonViolenceProjectJapan
子どもと若者、コミュニティーを対象とした“平和教育の普及”を通じて社会変革の推進をミッションとする非営利団体です。現在、NVPはスイス、アメリカ、イギリス、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、スウェーデン、ウガンダ等世界15か国で活動を展開しており、今後5年間でさらに12か国に新オフィスの設立を予定しています。
NVPは “教育こそが暴力に対する解決策”と捉え、世界中の子どもと若者、教師、スポーツコーチが集う学校、スポーツクラブ、コミュニティーに対して“暴力の発生を未然に防ぐ”NVP教育プログラムの提供をしています。NVPはこれまでの20年間に世界中の約680万人の生徒、教師、スポーツコーチ、コミュニティー・リーダーに対して“自尊心”、“意見の対立・争い事の解決”、“非暴力”をテーマとしたNVP教育プログラムを提供してきました。NVPのシンボルは1980年に★ジョン・レノンがニューヨークで射殺されたことを受けて、レノンへのオマージュとしてレノン一家と家族ぐるみの付き合いのあったスウェーデン人アーティスト★Carl Fredrik Reuterswärd(カール・フレドリック・ロイターシュワード)によって創作された、銃口の先が結ばれている銃(Knotted Gun/ノッテッド・ガン)です。このユニークなシンボルは、“非暴力・平和の象徴“としてニューヨークの国連本部前広場を含む世界中の約30ヶ所の公共の場所に設置されています。NVPはバラク・オバマ米大統領、ビル・クリントン元米大統領、故ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領、国際ロータリー財団、スウェーデン王室等多数の公人と団体が支援しており、また、サー・ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ヨーコ・オノ、モハメド・アリ、リオネル・メッシをはじめ、アーティスト、クリエーター、スポーツ選手ら、現在約80人の著名なアンバサダーがNVPのサポーターとして活動しています。
2015年10月2日には日本にアジア圏初となるNon-Violence Project Japanが設立されました。日本では、尾木直樹氏(尾木ママ)、藤原紀香氏、岩隅久志氏、堺正章氏など14名の著名人がアンバサダーとなっています。
https://www.makuake.com/project/japan-nonviolence/
《NEWS》2011.12.9AFPBB Newsより
ジョン・レノンの死から31年、リンゴ・スターが暴力撲滅訴える
元ビートルズ(The Beatles)のジョン・レノン(John Lennon)さんが射殺されてから31年を迎えた8日、ビートルズのドラマーだったリンゴ・スター(Ringo Starr)さんがロンドン(London)で、銃使用者には現状より厳しい刑罰を科すべきだと訴えた。スターさんは、暴力撲滅をめざすキャンペーン「ノン・バイオレンス・プロジェクト(Non Violence Project)」のために自らデザインした銃身がねじ曲がった銃の模型を公開した。「耐えられない。『これで終わりだ。銃はもう必要ない』と世界に訴えたい」このように話したスターさんは、レノンさんの死を聞いた時の衝撃を語った。義理の子どもたちからニュースを聞いたというスターさんは、バハマからニューヨーク(New York)へ飛んだ。自分にできることはないかと考え、レノンさんとオノ・ヨーコ(Yoko Ono)さんの息子ショーン(Sean Lennon)君の面倒をしばらく見ていたが、自分がいても状況を改善することにはならないと感じたという。「なにをすべきか分からない。感情がめちゃくちゃなんだ。信じられないが、実際はそう。正気を失うんだ」「まだ小さかったショーンの面倒を見てくれとヨーコに頼まれた。数時間でやったことはそれだけだ」「結局、訳が分からなくなって、その日の夜にロサンゼルス(Los Angeles)に飛んだ」
ジョン・レノンさんは1980年12月8日、オノ・ヨーコさんと一緒に帰宅したニューヨークの自宅前で、マーク・チャップマン(Mark Chapman)受刑者に射殺された。
【John Winston Ono Lennon】(1940~1980)