集める(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

・・・「玉手箱」の色や形は、幼少期に魅せられた「絵本」や「昔話」の絵によって刷り込まれていますが、あらためて調べてみました。

 

 

《玉櫛笥/玉匣》(たまくしげ) 

櫛笥は櫛をいれておく化粧箱のこと。玉は美しいという意味で、玉櫛笥は美しい化粧箱のことです。蓋をあけたり、しめたりするので和歌の「ひらく」「あける」の枕詞や「ふた」「おおう」などの掛詞になりました。

 

 

《参考》『玉くしげ』・『秘本玉くしげ』 

http://www.norinagakinenkan.com/norinaga/shiryo/tamakushige1.html

この2つの本は、★本居宣長(58歳)の時、天明7年(1787)12月に成り、別巻を添えて紀州藩主・徳川治貞に奉られた。別巻(『玉くしげ』)が理念編であり、国学の中心思想が書かれている。★「世の中に、死ぬるほどかなしき事はなき」という有名な一節もこの中にある。秘本は実際編、つまり政治の具体策が書かれている。疲弊する藩経済をいかに建て直すか、百姓一揆の根本的な解決策はあるのか、また藩と町人の関係などが具体的に説かれている。松坂の町人社会の一員としての経験と、古典研究の成果を生かし、良識ある国学者としての意見として、200余年の歳月を隔てた今でも傾聴に値する。また、生活者としての宣長を知る上でも欠かすことの出来ない著作である。 

 

・・・なんと、舞踊や演劇の小道具として「玉手箱」が売ってました。さて、「玉手箱」の展覧会がありましたので、参考にしたいと思います。

 

 

《「神の宝の玉手箱」展》 

107-8643東京都港区赤坂9-7-4/03-3479-8600 

東京ミッドタウンガレリア3階 

「サントリー美術館」六本木開館10周年記念展 

2017年5月31日(水)~7月17日(月・祝) 

https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_3/index.html?ke=spcp

国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》修理後初公開。今も昔も、きらびやかで美しい箱は、人々を惹きつけてやみません。内容品が大切であればあるほど、また、所有する者の身分が貴いほど、箱は美しく仕立てられ、“玉なる箱”として愛でられてきました。「手箱」はその代表格で、もともと貴人の手回り品を入れるためのものが、蒔絵や螺鈿といった当時最高の装飾技法によって飾られ、神々のお使いになる具として奉納されるようにもなります。特に中世の手箱は、漆芸技法の結晶美ともいえるほど技術の粋が凝縮され、「神宝」として、あるいは一部の特権階級の所有として伝わるにふさわしいものばかりです。本展は、このたび約50年ぶりに修理を行った国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》(サントリー美術館蔵)を修理後初公開することを基点に、人々が生活の中で用いてきた手箱の姿を織り交ぜつつ、特別に仕立てられた手箱についてその魅力を特集するものです。特に、名だたる神社に伝わった手箱を、表着、沓、檜扇などの服飾から、鏡、鏡台、硯箱などの調度にわたる様々な神宝類と合わせて展示します。また、このたびの修理等を通して知られた、名品手箱の手間を惜しまない複雑な技法の工程と高度な技をご紹介しつつ、近現代の名工が手がけたそれら手箱の模造を通して、輝きに満ちた制作当初の姿をご覧いただきます。金や螺鈿きらめく玉なる手箱―“玉手箱”。各時代で人々を魅了し、時に神様に捧げられた技と美をご堪能ください。

 

 

・・・浦島伝説は各地にあるのですが、実際に「玉手箱」があるのは、 

 

《参考》全国各地の浦島太郎伝説 

https://www.japan-net.ne.jp/~seicyan/urashima/zenkoku/zenkoku.htm

 

 

《浦嶋神社》 

626-0403京都府与謝郡伊根町本庄浜141/0772-33-0721 

http://www.urashimajinja.org/ 

創祀年代は平安時代、淳和天皇の825年(天長2年)7月22日とされ、浦嶋子を筒川大明神として祀るのが始めであると伝えられる。宇良神社(うらじんじゃ)とも呼ばれる。室町時代から神社に伝わる浦嶋子伝説の★玉手箱(玉櫛笥)は、亀甲紋の蒔絵をほどこした化粧・宝石箱。玉(宝石)や装身具などの品々を大切に保管している。

 

・・・えっ、大小「2つ」あるの?