・・・平野「南海平野線跡」プロムナードのフジは、寂しい状態でした。
・・・そこで、フジと言えば「葛井寺」に行ってきました。
《葛井寺》
583-0024藤井寺市藤井寺1-16-21/072-938-0005
http://www.fujiidera-temple.or.jp/
★平成30年は開花が非常に早いため4月14日より「藤まつり」を開催します。
http://www.fujiidera-temple.or.jp/fujimatsuri.html
一千年前から咲き続ける葛井寺の藤の花。葛井寺の山号である紫の花はまさに紫の雲は藤の花を表します。四月下旬頃には境内に紫や白の藤の花が春風にたなびきながら優雅に咲き誇ります。古くから葛井寺にはたくさんの藤棚があり,約一千年前に花山法皇がこの時期に来山され、「参るより頼みをかくる葛井寺」と上の句を詠じられると本尊の観音様がそれに感応され、ゆらりゆらりと自由悠遊に浮かぶ紫色の藤波が紫色の雲に映り、すばやく「花のうてなに紫の雲」と詠まれ現在のご詠歌を奉納されました。濃淡様々で花房が非常に長く、歴史ある藤の花を目で感じ、境内いっぱいに広がる甘い香りを どうぞお楽しみ下さい。
★国宝「千の手と千の眼を持つ千手観音」
http://www.fujiidera-temple.or.jp/kokuho.html
http://www.city.fujiidera.lg.jp/rekishikanko/shiteibunkazai/kunifusiteibunkazai/1387693540713.html
葛井寺の千手観音像は、文字通り゛千の手”と”千の目”を持つ千手観音像である。頭上に十一面をいただき、そして正面で手を合わせる合掌手、宝鉢や宝輪、数珠などをもつ40本の大手に、クジャクのようにひらく1001本の小手、合わせて1043本の手を持つ。さらに、掌にはそれぞれ眼が描かれており、まさに千手千眼である。日本では、千手観音は四十二手とされるのが一般的で、実際に千手をあらわすのは我国では唯一と言える遺例のひとつである。端正な顔つきに、のびやかな肢体、そして千手という超人的な姿を自然な調和をもってあらわした像容は天平彫刻の粋を集めた観音像である。★本堂の拝観と本尊のご開帳は縁日の毎月18日と8月9の千日まいりの日。平常は秘仏の為厨子の扉は閉められてます。18日と千日まいりの日は特にご利益があると言われ多くの方がご参拝されます。是非お参りいただき、観音様よりご縁をお受けください。
《参考》『仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―』
2018年1月16日(火)~3月11日(日)於:東京国立博物館
★2018.2.21サライ.jpより
東京国立博物館で開催中の『仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―』展に、いよいよ大阪・葛井寺蔵の国宝《千手観音菩薩坐像》が登場した。奈良時代の8世紀前半に造られた仏像の名作で、東京で開帳されるのは江戸時代初期以来のこと。今回の展示は、葛井寺★森快隆住職の英断によるものだ。葛井寺では、本堂に秘仏として安置されている。毎月18日と8月9日に開帳されるとはいえ、薄暗い厨子のなかに安置されているので仏像の全容を見ることはできない。今回の展覧会では広い室内に展示。正面からはもちろんのこと、背後からも目近に観覧できる。こんな贅沢な秘仏観賞は、今後いつ実現できるのかわからない。こんな立体感のある仏像を、葛井寺からどのようにして東京まで運んだのか。実は左右の脇手は前列と後列に組まれており、4つのパーツからなる。台座は2つに分離。それに仏像本体と合わせ全体で7パーツに分け搬送された。
・・・直接に「世界遺産登録」云々ではありませんが、藤井寺市にスゴイ仏像があるということが、全国に知れ渡ったのではないかと思います。