鉄(3) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《井上家住宅主屋(堺鉄砲鍛冶屋敷)》 

590-0928堺市堺区北旅籠町西1丁3-22 

http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/rekishi/bunkazai/bunkazai/shokai/bunya/kenzobutu/inoueke.html

通称「鉄砲鍛冶屋敷」の名で知られている、江戸時代から続く堺の鉄砲鍛冶・井上関右衛門の居宅兼作業場兼店舗で、★「元禄二年堺大絵図」(1689年)にも同地で記載されています。建物は江戸時代前期まで遡り、わが国の町家建築としても最古の部類に属するものであるとともに、堺を支えた鉄砲の生産現場が残されている建物としても貴重です。現在も居宅として使用されていますので、外観からの見学のみお願いします。

 

 

《参考》元禄堺大絵図、日本図の展示が復活(堺市博物館)2018.1.14 

http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/arecore/nihonzu.html

展示場の模様替えのために無くなっていた元禄堺大絵図、日本図が展示場所を変えて復活しました。今回は須藤館長やこの展示復活を強く希望されていた博物館ボランティアさんにも展示パネルの作成に参加いただきました。元禄2年(1689)につくられた堺のまちを描いたもっとも大きい地図です。まちの周囲を濠がめぐり、内側には現在も残っているまちの名前がみられます。 

 

《参考》「つ-るど堺」 

http://toursakai.jp/zakki/2017/02/28_2283.html

http://toursakai.jp/zakki/2017/03/03_2284.html

http://toursakai.jp/zakki/2017/03/07_2285.html

 

 

《NEWS》2018.3.18毎日新聞より 

堺市に寄付、井上さんに感謝状/江戸初期建築、改修し常時公開へ/大阪 

江戸時代初期に建てられた鉄砲の生産現場として全国で唯一残る堺市の鉄砲鍛冶(かじ)屋敷、井上関右衛門家住宅(堺区北旅籠町西1丁)の主屋と座敷棟や鉄砲23丁を、所有者の井上修一さん(74)が市に寄付し、15日、竹山修身市長が感謝状を贈った。市は残りの建物や土地を購入し、★2023年度までに常時公開できるよう改修する予定。屋敷は市指定有形文化財。市によると、井上家は寛文年間(1661~73)ごろに堺に住み着き、鉄砲製造の技術力と伊予・大洲藩との結びつきを生かして発展した。市と関西大の調査では屋敷から約1万1700点の古文書が見つかり、全国の旗本や大名、猟師らから1752(宝暦2)~1871(明治4)年に受けた注文件数が年最大で約330丁あったことが判明した。それまで江戸後期は斜陽とみられていた堺の鉄砲産業が盛んだったことが初めて明らかになった。感謝状を受け取りに弟の俊二さん(71)らと市役所を訪れた井上さんは「歴史の一端を担っていることに重荷と誇りを感じる。バトンタッチするので、よろしくお願いします」と話した。竹山市長は「これからも守り伝えていかないとあかんものだと思う。市民全体の財産として継承していきたい」と話した。 

 

・・・公開されるまで、あと5年近く待たなければなりませんが、 

 

 

《堺鉄砲館》 

590-0928堺市堺区北旅籠町西1-2-7/072-233-6601 

https://www.sakai-tcb.or.jp/spot/detail/378 

町家を利用した内部は鉄砲を鍛造した炉を再現、実戦に使う足軽筒から侍筒、彫金が見事な大名筒、鴨居には陣羽織や陣笠が展示され、鍛冶屋と陣屋が一見できます。火縄銃の使い方までの説明など、堺鉄砲の歴史に触れることができます。(土・日・祝日のみ開館)江戸期の鉄砲鍛冶屋敷(内部非公開)など戦前の街並みが残る北旅籠町界隈に、地元の有志たちが築約100年の町家を利用して平成21年オープンしたもので、堺鉄砲の歴史に触れることができます。建物内部は鉄砲を鍛造した炉が再現され、造りかけの銃身や時代物の道具類が置かれています。大床の鉄砲掛けには実戦に使う足軽筒から侍筒、彫金が見事な大名筒まで並び、鴨居に目を移せば陣羽織や陣笠がずらり、鍛冶屋と陣屋が一見できる古い屋敷です。土・日曜日、祝日のみの開館。火縄銃の使い方など詳しい説明を受けることができます。急変する戦国に堺鉄砲がどのような影響を与えたのか、既成概念に毅然と立ち向かった武将は誰なのか、そのスキルと鉄砲の威力は・・・・・、館長のミニカルチュアも聴くことができます。また、希望すれば鎧兜と陣羽織を着用できる「武将変身体験」(有料100円)を楽むこともできます。

 

・・・本当に丁寧に熱心に解説してくださり、時間を忘れてしまいます。「鳳翔館」にも行ってみましょう。

 

 

《鳳翔館》 

590-0926堺市堺区綾ノ町西1-2-17/072-205-5909 

https://ameblo.jp/maeda-sakaip/

https://www.facebook.com/profile.php?id=100013146345478&pnref=lhc.friends

阪堺線「綾ノ町」電停の西側すぐにある私設の休憩所です。古い町屋を改造した室内は堺の歴史と文化の展示室であり、観光客と近隣住民の交流の場になっています。与謝野晶子ファンのご店主が一目惚れして手に入れ、晶子の旧姓「鳳(ほう)」を取り、その名を『鳳翔館』として2007年11月にオープン。臙脂色の大きな暖簾をくぐれば、古きよき時代を彷彿とさせる調度品が、品良く並べられた空間が広がります。2階には、同館オープンのきっかけとなった与謝野晶子直筆の短冊をはじめ、様々なゆかりの品があります。また、作りが似ていたこともあって、館全体が与謝野晶子の実家をイメージしているそうです。その他、千利休の茶室をイメージした座敷や、夜着(やぎ=掛け布団と上着の中間的なもの)の復元品もありす。1階は机と椅子のある土間、書斎、かまどのある台所、古地図、火縄銃などがあり、傘立てには当時の傘が収められていました。また、堺に関する本を中心とした蔵書は自由に読むことができます。当初「鳳翔館」に展示されていた火縄銃は、2009年5/2オープンの2号館★『堺鉄砲館』に移設、これまで以上にそろえた旧式の銃や武士が着た鎧兜( よろいかぶと ) などが展示されています。

 

・・・堺を愛するボランティアの方々の具体的な取り組みが、形となって私たちを楽しませてくださっていることに、敬意と感謝を申し上げます。