・・・南河内地区小学校の「児童画展作品研修会」が開催されました。会場となる川西小学校には古い校舎が保存されています。
《参考》錦織神社(にしきおりじんじゃ)
584-0037富田林市宮甲田町9-46/0721-25-2770
神社のある地域は、太古は「錦部(にしごり)部」と呼ばれていたようで、旧くは織物の技術を持つ人々が百済より渡来し住みついていたとされている。神社は錦部部(錦部氏)の氏神である。地元では、錦織を「にしこり」「にしこおり」「にしごり」というふうに訛って呼んでいる。創建年代は不明であるが、昭和10年(1935年)の本殿修理の際に地中から平安時代中期の丸瓦・平瓦が発見され、そのころかそれ以前に創建されたと推定されている。★川西小学校の門の横に鳥居があり、そこから約150メートルの長い参道が続いている。社務所と拝殿の間を通りぬけると、正面に本殿、その両脇に摂社の社殿が並んで見える。主祭神は、建速素戔嗚命、品陀別命、菅原道真であり、それぞれ中央、左側、右側の社殿に祀られている。本殿は正平18年(1363)の建築である。入母屋造三間社、正面千鳥破風、軒唐破風付き、檜皮葺きとする。正面の向拝には丸みを帯びた唐破風を造り、屋根の斜面正面につけられた三角形の千鳥破風が唐破風の上に位置する。こうした屋根形式は室町時代の神社建築としては珍しく、貴重なものとされる。この建築様式は江戸時代に建築された神社に多く採用され、「錦織造り」と呼ばれ、日光東照宮にも影響を与えたといわれている。両摂社は小規模な流造二間社で、天神社には文明12年(1480年)の棟札があり、春日社も同じ頃の建築と推定される。本殿、両摂社とも国の重要文化財に指定されている。
《富田林市立川西小学校》
584-0085富田林市新家1-3-1/0721-24-3107
http://www.city.tondabayashi.osaka.jp/kawanisi/
1893岬尋常小学校として創立
1901川西尋常小学校に改称
1934川西尋常高等小学校に改称
1941川西国民学校に改称
1947富田林町立川西小学校に改称
1950富田林市立川西小学校に改称
★「教育歴史資料室」(旧川西尋常小学校)/登録年月日:20011120
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/167872
昭和9年の室戸台風後の復興校舎で、玄関・職員室と高等科教室1室を残す。教室の天井を船底天井とし、室内天井下に挟み方杖を見せるなどの構造的な特徴のほか、東妻面に玄関ポーチを配して半切妻の2重構成とするなどの意匠的な見所もあわせもつ。
http://www.city.tondabayashi.osaka.jp/museum/search/detail/?pkId=20
川西小学校の校舎は、昭和9年9月21日近畿地方を襲った室戸台風により既存の校舎がすべて倒壊しましたが、翌昭和10年に村人たちの尽力により新しく建てられました。現在残っているのはその内の1棟です。昭和60年ごろ撤去の計画がありましたが、地域のシンボルであり、卒業生の心のふるさとにもなっている木造校舎の保存を求める声があがり、昭和61年5月に校舎の表玄関とそれに続く旧職員室及び普通教室1室が同校の教育歴史資料室として保存整備され、以後子どもたちの郷土学習の場として活用されています。平成13年11月20日に国の有形登録文化財として登録されています。(一般公開していません。)
・・・児童画展は、南河内地区全小学校の各クラスから、圧巻の約1000点が展示されています。作品鑑賞を通して様々な質疑が展開されましたが、「墨アート」に取り組まれている学校の作品(「わんぱう」使用)に多くの関心が集まりました。
《参考》「墨運堂」
630-8043奈良市六条1-5-35/0742-52-0310
http://boku-undo.co.jp/index.html
「大和は国のまほろば」その大和・奈良の地で墨が造られてから1300年になろうとしています。弊社は文化2年(1805)墨屋九兵衛が奈良市の餅飯殿(もちいどの)において屋号を御坊藤(ごぼどう)と称し、墨の製造を始めました。明治に入り、屋号を松井墨雲堂と改称し、その後明治33年に松井墨運堂と改め、奈良市後藤町に移転。昭和25年「株式会社墨運堂」を設立。昭和36年工場を西の京に移転拡張し研究室を設置。昭和46年東京営業所設置。昭和51年本社を奈良市杉ヶ町へ移転し業務を拡張しました。その後、アメリカ・ニューヨークに米国墨運堂を設立。昭和58年東京店に昇格し台東区浅草橋に移転。昭和60年札幌営業所開設。平成元年福岡営業所開設。平成4年東京店を松戸市に移転。平成6年西の京工場の改築、新工場と★「墨の資料館」の完成。隣接地に大和の工芸品を一堂に集めた職人長屋★「(有)がんこ一徹長屋」のオープンしました。また、会社設立50周年事業として、墨の啓蒙・PRのために、全国主要7都市において「墨展」と称し、展覧会を開催しました。福岡(H12)、札幌(H12)、名古屋(H13)、東京(H13)、大阪(H14)、広島(H14)、仙台(H15)多くの方にご来場いただき、好評を博しました。平成20年8月合理化の一環として、本社を杉ヶ町から工場のある西ノ京に移転、製販一体としました。弊社は書道(伝統)文化の明日に貢献するために、伝統技術の上に近代技術を取り入れ、今日に活きる商品を創り出すことを目標に「親から子へ、子から孫へ・・・・」いつの時代にも愛される会社でありたいと願っております。
★「わんぱう」WonderPowder
http://boku-undo.co.jp/HP/seihin/wanpau/wanpau.html
紙裏から墨を塗ると、白抜きできるアイテム。「わんぱう」で紙の表面に文字を書き、裏から墨を塗ることで文字を白く浮き出させる白抜き剤。墨と和紙・わんぱうを使えば、白抜き文字をはじめとする、様々なアートを楽しむことができる。墨彩画など、アーティスティックな作品づくりにお役立ち、白抜きして描きたいところに描き、よく乾かしてから裏から墨を塗ると、きれいな白抜きが完成。墨以外にも水彩絵の具とのコラボレーションも色鮮やかで美しい。墨彩画をたしなむ人にはぜひおすすめの一品。
https://www.youtube.com/watch?v=j3_OxSicE6c
(基本的な使用方法)まず、わんぱうをお湯に溶かす。筆にわんぱう水溶液をつけ、紙の表に書く。そして紙の裏から、刷毛などで墨を塗るとわんぱう水溶液で書いた部分が白く抜ける。
《参考》「がんこ一徹長屋」
630-8043奈良市西の京町215-1/0742-41-7011