ケロちゃん | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「かえる友の会」に所属するからには当然グッズを収集しているわけで、中でも「コルゲン」のカエルはメジャー中のメジャーです。 

 

《興和株式会社》 

http://www.kowa.co.jp/

本店460-8625愛知県名古屋市中区錦三丁目6番29号/052-963-3033 

大阪支店541-8511大阪市中央区淡路町2-3-5/06-6204-6162 

http://hc.kowa.co.jp/

興和株式会社は、1894年に綿布問屋として創業した、百二十余年の歴史を持つ企業です。繊維、医薬品などのヘルスケア商品、光学関連の商品を製造・販売している。前身の「服部兼三郎商店」時代に豊田佐吉の自動織機開発を支援していた名門企業。興和グループの統括会社。グループ内には、兄弟会社として、興和紡株式会社、直結子会社として、興和新薬株式会社、興和創薬株式会社等がある。医薬事業では、「コルゲンコーワ」や「キャベジンコーワ」などの商品を製造・販売しており、医薬品のテレビCMは、全国の民放テレビ局(一部の局除く)でスポット主体で放映されており、他社と比べ放映回数も多いことから、同社の認知度向上に一役買っている。 

★「コーワのケロコロランド」 

http://kr2.kowa.co.jp/

1949年(昭和24)5月16日に、じんましんの薬レスタミンコーワの新聞広告で、初めてカエルのイラストが登場しました。1963年(昭和38)初代★「店頭カエル」が誕生しました。1958年にすでに指人形は誕生しており、その指人形を店頭に置けるような大きい人形にしようとしたのが始まりです。小柄でかわいい指人形を1m近くの巨大な人形にすることはデザイン上大変な苦労だったようです。

 

 

・・・「指人形」は当たり前、「店頭カエル」こそがコレクターの証でもあります。ということで、私は不完全品(きずもの)含めて3体持っています。 

 

《参考1》電通報「戦略的な企業キャラクター活用のすすめ」より 

https://dentsu-ho.com/articles/328 

独自に開発した「企業キャラクター」の強みは、マスから売りの現場まで、クライアントが望む自由なコミュニケーションを行うことができる点です。企業や商品・サービスの一貫したシンボルとすることができることから、メディアが複雑多様化する今の時代に非常に合っているのではないかと思います。ただ一方で、タレントやアニメキャラなどの既存コンテンツキャラクターには元から生活者の愛着や信頼があるのに対して、独自に作り出した「企業キャラクター」はデビュー段階では白紙です。その力を一から作るためには、課題設定からデザイン開発、育成やメディアプランニングという部分まで含めて、中長期的に、戦略的に企業コミュニケーションの手法を考えていく必要がある。実際、大ヒットしている★「ゆるキャラ」の裏を見てみると、すべてが本当にゆるいわけではない。ずるいくらいに戦略的に考えられていたりするんですよ。単にかわいいとか、広告やパッケージの賑やかしに、というのもキャラクターの存在価値だとは思いますが、企業がキャラクターによってコミュニケーションをしようとする場合には戦略性がすべてです。そういう観点から、今回立ち上げた「電通キャラクター・コンサルティング」では、キャラクターコミュニケーションに関する専門性を身に付けたストラテジープランナー、ブランドコンサルタント、クリエーター、さらにはライセンスの専門家までが関わり、ワンストップのソリューションを提供できるというのも大きな強みです。 

 

《参考2》「企業とキャラクター」その歴史と関わり/東洋大学社会学部:倉橋哲平 

いまやキャラクターは我々の生活の至るところにあふれ、企業だけでなく、地方の一自治体でさえキャラクターを制作するようになってしまった。しかし、キャラクターはキャラクターという言葉を得る前は特定の企業や製品を表す図画、つまりロゴや、マークとして機能していた。しかし、その機能は徐々に拡大し、自社の製品をアピールするセールスマンとなり、ついには単体で製品となってしまった。そして、キャラクターという商品形態は普遍のものとなり、識者はその原因を現代人のコミュニケーション嫌い傾向にあるのではないかと指摘した。実際にそういった論調は漠然とながらもなんとなく正しいという印象を受けてしまう。しかし、コミュニケーションを嫌っている人間が、人間のように性格、人格があり、名前や家族まで持っているようなキャラクターを支持したりしないのではないだろうか。現代人はコミュニケーションを嫌っているというよりは、擬似的ではあるものの積極的にコミュニケーションを望んでいると考える事も出来るはずだ。キャラクターとは企業にとって商品形態の一種に過ぎないが、消費者にとっては人間のようでありながら人間ではない他者なのだ。 

★戦前の最初期マスコット・キャラクター 

もともとマスコットという言葉は身近に置いたり身につけていれば幸運をもたらすと信じられているものをさす。そういった意味においては七福神のヱビス様を使ったヱビスビールや、幸福を招くとされる福助人形からヒントを得た福助マークなどは最も正統的なマスコット・キャラクターだといえる。日本においてもっとも古いマスコット・キャラクターであるキリンビールのキリンのラベルは★1888年(明治21)に登場した。しかし、当時はキャラクターという言葉そのものがなく、マスコット・キャラクターというよりもむしろ(オリジナルキャラクタープロダクトとしての)商標やロゴといったような意味合いが非常に大きかった。その傾向は、当時に作られた多くのマスコット・キャラクターたちに見られる。そして、ほぼ同時期において海外でも著名なマスコット・キャラクターが誕生している。1898年にフランスのタイヤメーカー、ミシュランがムッシュ・ビバンダム(当時、名前はつけられていなかった)を自社の看板に使用している。1900 年には亡き主人の声に聴き入っている犬を描いた「His Masters' voice」という絵が商標として登録されている。そしてこの絵は、1901年にスタートしたビクター・トーキング・マシン社でロゴマークとして採用された。1927年に日本に設立された日本ビクターのロゴにもそのまま採用され、いま現在においても使用され続けている。

 

 

《ゆるキャラ》 

「ゆるいマスコットキャラクター」を略したもので、イベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介などのような地域全般の情報PR、企業・団体のコーポレートアイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターのことである(特に地域のPRを目的としたものはご当地キャラとも)。そういったかわいらしいイラスト全般を指す場合もある。狭義では、対象が国や地方公共団体、その他の公共機関等のマスコットキャラクターで着ぐるみ化されているものに限られるが(後述の「ゆるキャラ三か条」も参照)、広義では大企業のプロモーションキャラクター等も含まれる。2017年現在、「ゆるキャラ」の商標管理は★「ゆるキャラ®グランプリ実行委員会」と「株式会社ゆるキャラ」になっている。 

【みうらじゅん(漫画家)】 

http://miurajun.net/

吉本新喜劇ブームを生んだビデオ「吉本ギャグ100連発」をはじめとしたお笑いビデオ企画プロデュースを手がけ、バンドブームには自らTBS「イカ天」に“大島渚”として出場、また奥村チヨブーム、谷ナオミブームなど、鋭くかつユニークな視点で新たなブームを引き起こしてきました。そんなみうらじゅんが2003年に仕掛けるのは★「ゆるキャラ」。ゆるキャラとは、全国各地で開催される自治体主催のイベントPRのために作られたキャラクターのこと。経済効果第一の★「企業キャラクター」とは一線を画した独特のたたずまいが、ひとたびみうらじゅんのお笑いのフィルターをとおると大きな「癒し」と「笑い」をもたらすのです。 

 

★「ご当地キャラ総選挙 2013」2013.8.6オリコンニュースより 

全国のご当地キャラの人気NO.1を決める日本百貨店協会主催『ご当地キャラ総選挙 2013』決勝大会が都内で行われ6日、全国480のご当地キャラのなかから、千葉県・船橋市の★非公認ゆるキャラ・ふなっしーが1万1220ポイントを獲得し1位に輝いた。2位(7840ポイント)の中部代表・オカザえもん(愛知県)に3380ポイントの大差を付けての受賞に「ありがとなっしー!」と飛び上がって喜びを爆発させると、駆けつけたファンはうれしさのあまり号泣していた。立見が出るほどの大盛況のなか、ファンから「おめでとう」と祝福されたふなっしーは「1年前に1匹で船橋の地に降り立って活動を始めたときは、誰もいなかったなっしー…」と“非公認”キャラの苦労をしみじみ吐露。さらに、「活動してくうちに、いろんな人の手助けを借りて、1位をとれたこと感謝しているなっしー!」と呼びかけ、ファンの涙を誘っていた。11月に控える★『ゆるキャラグランプリ2013』との二冠にも期待がかかるが、「辞退するなっしー」と不参加を表明。「地域の活性化が大前提にあるなっしー。まだ埋もれているキャラクターがグランプリで1位をとって、そこが活性化するのがこういったグランプリの趣旨なっしー。連覇を掛けて優勝した人が乗り込むのは、少し違うなっしー」と理由を語った。 

【ふなっしー】 

http://funassyiland.jp/

 

《キャラクター》現代美術用語辞典より 

原義は性質、特徴などを意味し、それが転じて小説、映画、マンガ、ゲームなどにおける作中人物の性格を示すこともある。当然のように、デザインにおいてもオリジナルのキャラクター・デザインが存在し、商品として流通する数多くのキャラクターは、その作者に著作権が帰属する。デザインの場合、キャラクターが産み出される基盤として、イラストレーションとグラフィック・デザインの二者を指摘することができる。本来挿絵や図解を示す前者は広告や出版編集物に広く用いられているし、用途の多彩さという点では後者も同様だ。作家によって作風も多岐にわたり、幻想的、象徴的、ユーモア的、パロディ的、写実的などさまざまなヴァリエーションがある。また、キャラクターを考えるうえで忘れてはならないのが、キャラクター・マーチャンダイジングとライセンス・ビジネスの存在である。キャラクターを産み出すのは何も一作家ばかりではなく、企業の商品開発のプロセスで案出されることもあるし、またひとたび著作権が認定されたキャラクターは、著作権者の了承なしには他の用途へと転用することができない。キャラクターは、デザインおよび商業美術の核を占める概念と言えよう。

 

 

・・・アートにおけるキャラクターで有名なのが、

 

《参考》「村上隆」 

http://www.kaikaikiki.co.jp/

東京都板橋区出身。東京藝術大学美術学部日本画科卒。同大大学院美術研究科修了(次席)、博士課程修了。博士(美術)(東京芸術大学)。なお村上は藝大日本画科初の博士号取得者である。1998年には同じく現代美術家の奈良美智とカリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)客員教授をつとめる。2003年のサザビーズで『MissKo2』が5800万円で落札され注目を浴びる。2008年には同じくサザビーズで彼のプロデュースした★フィギュア『マイ・ロンサム・カウボーイ』が なんと16億円で落札、日本を代表するアーティストであることを周知した。「日本のオタクカルチャーとアートの融合」を武器に、世界を舞台にした精力的な活動を展開。2003年にはルイ・ヴィトンとのコラボレーション『モノグラム・マルチカラー』を発表「アーティストは自分の作品の価値を高める努力をすべき」といった、一種拝金主義的な姿勢には美術界の批判も多く、オタクカルチャーの解釈の仕方についてはオタクサイドからの反発も強い。また、★カオス*ラウンジを「未来の日本現代アート」の担い手と信じ、彼らの展覧会にて論争するなどして期待していたが、結果彼らをやたらと助長させてしまうだけだった。現在は芸術家集団★カイカイキキ(KaiKai KiKi)を主宰、若手芸術家の育成・プロデュースに尽力。 

 

《カオス*ラウンジ》 

http://chaosxlounge.com/wp/

「カオス*ラウンジ」とは、アーティスト・藤城嘘によって2008年から行われている展示&ライブペイント企画です。カオス*ラウンジのアーティストの多くは、制作・発表ともにネットを中心として活動しています。その環境は、ここ10~15年における日本社会の高度な情報化や、深刻なポストモダン化を正確に反映したものであると言えるでしょう。そこでは、「情報」と「物(作品)」や、「匿名性(消費者)」と「有名性(作家)」などの分断が深刻化し、彼らの活動をアートとして紹介する際の大きな障害となってきました。ゼロ年代(2000~2009)と呼ばれる時代に、彼らの存在が表面化しなかった大きな理由の一つとして、「ネット」や「情報」を前提にした作品の扱いにくさがあったと言えるでしょう。「カオス*ラウンジ2010」では、カオス*ラウンジの作品を展示し、これからますます深刻化するであろう「ネット」と「アート」の分断を克服するためのヴィジョンを示してゆきます。

 

 

・・・さて、本題。個展を開催するにあたって、「アート」と「キャラクター」の関係性を追求したいのですが、デザインおよび商業美術の概念でなく、「キャラクター」をアートしたいのです。愛する「カエル」を無視して、個展のために別のキャラクターを作るというのも、ちょっと違うなあ。では、どのように「カエル」をアートするのか。 

 

《THE ドラえもん展 TOKYO 2017 》 

2017年11月1日(水)~2018年1月8日(月・祝) 

於:「森アーツセンターギャラリー」 

東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階 

http://thedoraemontentokyo2017.jp/

 

 

《NEWS》2017.11.9産経ニュースより 

村上隆や奈良美智(よしとも)ら日本を代表する★現代アートの作家が「ドラえもん」をテーマに作品を制作した「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開かれている。「あなたのドラえもんを作ってください」。主催者側のこの呼びかけに応じた21世紀のアーティストたちは、“22世紀のネコ型ロボット”をどう表現したのか。藤子・F・不二雄原作の「ドラえもん」が昭和45年に誕生してからほぼ半世紀。内外の子どもたちに愛される人気キャラクターとなったドラえもんを自由な形で表現し、世界でひとつだけの作品を生み出す-という同館の企画だ。参加アーティストは28組30人。写真家の蜷川実花、美術家の会田誠、森村泰昌、漫画家のしりあがり寿(ことぶき)ら幅広い分野のトップランナーが、彫刻や動画も含めた多彩な表現手法で作品を創り出した。監修した山下裕二・明治学院大教授は「現代を代表するアーティストと国民的キャラクターのコラボレーションは、多くの人に★『美術の可能性』を問いかけるだろう」と狙いを語る。会場に入ると、村上隆の縦約3メートル、横約6メートルの大作★「あんなこといいな 出来(でき)たらいいな」がまず目に飛び込む。村上の代表作である色とりどりの「お花」が描かれ、のび太らおなじみのキャラクターが縦横無尽に駆け回る。画家の町田久美は、「星霜」に日本画の手法を採用。和紙に墨や顔料を使い、クールに描き出した。福田美蘭は東洋美術に騙(だま)し絵の要素を取り入れた「波上群仙図(はじょうぐんせんず)」を制作。近くで見ると仙人や美女が描かれているのに、遠くから見るとドラえもんに見えるのが面白い。子どもの頃からドラえもんに慣れ親しんだ世代の出展も多い。熱心なファンだという画家の近藤智美(さとみ)が手がけたのは★「ときどきりくつにあわないことするのが人間なのよ」。自身が夢で見た光景を、同作の劇場版の世界観と結びつけた。近藤は「皮肉や警句が作品に込められているのも『ドラえもん』の魅力」とした上で、★「世の中の印象とは少し違った姿を伝えられたら」と話す。黒板にチョークで迫力のある絵を描く画家、れなれなをはじめ、参加アーティストの半数は今後の活躍が期待される若手だ。山下教授は「才能あるアーティストの可能性を世に問いかけたい」と同展の意義を強調する。会場内では、スマートフォンを構えて写真撮影をする姿も目立つ。同展は、美術展としては珍しく一部作品を除いて★「撮影OK」だからだ。若者の注目を集めるのが狙いで、撮影した写真をSNS(会員制交流サイト)に投稿することも認められている。作品は一つでも、見方は人それぞれ。別の人が撮った写真からは、その人がどんな切り口で作品を鑑賞したかが如実に表れる。インターネットを通じ、自分とは異なる解釈を楽しむことも、現代の芸術の鑑賞方法の一つなのかもしれない。 

 

・・・現地へ観に行ってませんが、多くの示唆と刺激と指標を与えてくれました。さて、どのようにコルゲン「ケロちゃん」をアートしようかと、思案中です。お楽しみに。