不思議な縁 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・先日、「個展」の打ち合わせでギャラリー「いろはに」に行きましたら、ちょうど人形作家の春木さんが来られていました。

 

【春木均夫】

http://www.nihonkogeikai.or.jp/works/1110

大阪芸術大学舞台芸術学科中退。人形作家・重田千恵、並びに林駒夫に師事。

 

 

★2011第58回「日本伝統工芸展」NHK会長賞

「木芯桐塑木目込『寝た子』」/作:春木均夫(55)堺市堺区

http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/58

http://www.hpam.jp/special/index.php?mode=detail&id=19

子どもではなく、眠った孫を見つめるおばあさんだ。起こすまいと気遣う半面、可愛い寝姿に触れたい。そんな気持ちが、手の表情からうかがえる。「お母さんなら抱っこしているでしょう。子どもを見せないで、表現したかった」渋い色の衣装は、亡くなった祖父の絹の着物や帯を使った。普通はへらで生地を木目込んでいくが、貴重な布にのりがつかないよう、細いピアノ線に柄をつけた道具を自作して作業した。90歳を超えたおじやおばが、受賞を喜んで連絡してくれたのがうれしかった、と振り返る。大学で舞台美術を学んだ。何か一人で表現できることはないかと考えていた頃、故・堀柳女さんの作品に「こんなドラマチックな人形があるのか」と感動。自分が造りたいものを、との思いが先行したこともあったが、工芸会支部の運営にかかわるうち、伝統工芸としての人形を再認識したという。「『我』が表面に出てしまうと、見る方もしんどい。部屋に置いて見て安らぐことも大事だと」和紙の衣裳に『和漢朗詠集』から採られた文字を散らすなど、古典的なモチーフと子どもの愛らしさが融合するのは春木均夫氏の「雛」だ。木芯に桐塑で肉付けし、草木染めで仕上げた和紙を貼っていく手法を用いている。材料の和紙は、春木氏が特にこだわりをもって選んだ素材だ。「咲き始めた花と若草のイメージで衣裳を決めました。幾度もの染めに耐える和紙は、手すきによる上質のものでなければなりません」と語る。

 

●2013第42回日本伝統工芸近畿展日本伝統工芸近畿賞受賞

http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/kinki/42

 

●日本伝統工芸展60回記念「工芸からKOGEIへ」展出品(東京国立近代美術館工芸館)

http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/60?bunya=&honor=&keyword=&page_num=12&tab=work&sort=name

 

・・・素晴らしい技術、そして何よりも鋭い感性を持っておられます。作品はもちろんですが、お話を伺ってとても勉強になりました。そして、高島屋でやっている「天野裕夫」さんの展覧会をすすめられました。

 

 

・・・天野さんの作品としては、中之島緑道にある「十魚架」しか知りませんでした。

 

 

《大阪タカシマヤ6階「ギャラリーNEXT」》

542-8510大阪市中央区難波5-1-5/06-6631-1101

https://www.takashimaya.co.jp/osaka/event3/

★「天野裕夫」彫刻展-象群-

7月19日(水)~8月1日(火)※最終日は午後4時閉場

 

《参考》高島屋美術部創設110年記念展

https://www.takashimaya.co.jp/store/special/art110th/list.html

「暮らしの中の美」を提供して110年を迎えます。10年前、私達は台頭著しい新たな美術分野に取り組もうと、日本橋店の「美術画廊X」、新宿店に「美術画廊」、続いて大阪店には画廊「NEXT」を立ち上げ、他社に先駆けてアートフェア東京にも出展をいたしました。この10年の間には東日本大震災を経験するなど人々の価値観に変容をもたらす出来事もありました。私達はその変化を見据え「革新する伝統・美の懸け橋」とテーマを掲げ2017年3月から2年間にわたり、その変化の一歩先にある「美」を各店で、様々な展覧会として開催いたします。芸術家とお客様を結び循環させる「美の懸け橋」となることを願って美術部創設110年記念展を開催します。

 

 

【天野裕夫】(1954~)

http://www.tamabi.ac.jp/kougei/ceramic/staff_amano_hiroo.html

1954岐阜県に生まれる1976多摩美術大学彫刻科卒業1978多摩美術大学大学院彫刻科卒業1984第3回高村光太郎大賞展で彫刻の森美術館賞を受賞(美ヶ原高原美術館・長野)1986第1回ロダン大賞展で美ヶ原高原美術館賞を受賞(美ヶ原高原美術館・長野)1988‘88日本現代陶彫展で銀賞を受賞(土岐市・岐阜)1989大阪中之島緑道彫刻コンクールで受賞1992第1回木内克大賞野外彫刻展で村民賞を受賞(東海村・茨城)1992半田市野外彫刻展で優秀賞を受賞(愛知)1993調布市彫刻のある町づくりで入選(東京)1995公募彫刻展in能生で受賞(能生市・新潟)1996第8回神戸具象彫刻大賞展で準対大賞、及び神戸市民賞を受賞(兵庫)1996第6回日本現代陶彫展‘96で金賞を受賞★《重厚円大カエル》(土岐市・岐阜)1997女子美術大学工芸科で非常勤講師をはじめる1998TUES賞を受賞(美ヶ原高原美術館)1999第2回ユーモア陶彫展‘99で大賞を受賞(土岐市・岐阜)2000日本テレビ制作のCG映画「海のオーロラ〉の美術設定を担当2003第2回円空大賞展で知事賞を受賞(岐阜)2005~多摩美術大学工芸学科で客員教授。

 

 

・・・素晴らしい作品の数々を目の当たりにして、圧倒されてしまいました。カエルの作品を多く制作されていることを知り、これまで調べなかったことを「かえる友の会」としても深く反省です。

 

 

《参考》道の駅「どんぶり会館」

岐阜県土岐市肥田町肥田286-15/0572-59-5611

http://www.donburi-kaikan.com/index.html

http://www.donburi-kaikan.com/i-taiken.html

http://www.pref.gifu.lg.jp/shakai-kiban/doro/michinoeki/11657/donburi.html

★「重厚円大蛙」/作:天野裕夫

 

・・・このカエル、まるで「バベルの塔」みたいだと思いませんか。

 

《参考》曹洞宗「林泉寺」

639-3703奈良県吉野郡上北山村大字白川214-44/07468-2-0149

★「護鬼佛理天」/作:天野裕夫

奈良県上北山村「林泉寺」境内に、その異形の神「ゴキブリテン」が鎮座する。経典に出てくるわけではなく、害虫駆除の会社がゴキブリの慰霊の為に建立したとのこと。

 

・・・この「ゴキブリ」も、ぜひ観に行きたいものです。