東大阪市(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「樟蔭」の次は「商大」へ。 

 

《大阪商業大学》 

577-8505東大阪市御厨栄町4-1-10/06-6781-0381 

http://ouc.daishodai.ac.jp/

初代学長・谷岡登が「世に役立つ人物の養成」を建学の精神として「大阪城東商業学校」を1928年に開学、1947年9月に交野女子専門学校を統合。城東専門学校を経て、1949年に大阪城東大学として設置された。1952年に大阪商業大学と改称。

 

 

《ユニバーシティ・コモンズ リアクト(University Commons re-Act)》 

http://ouc.daishodai.ac.jp/react/

2017年4月に誕生。「リアクト(re-Act)」とは、「research and entrepreneurial academic commons TANIOKA GAKUEN」の略称です。学生が共に刺激し合い、共に成長する場所として、また、地域産業の発展や地域住民の憩いの場所として利用されることが期待されています。上層部は現代的に、1階部分は★「谷岡記念館」の外観を継承したデザインです。「富士山」「かき氷」と名付けられた2種類の三角石畳は、谷岡一郎学長によって考案されたもの。一見ランダムに並べられた三角石も、よく見ると花や動物などが隠されていることに気づきます。

 

 

《NEWS》2017.3.24東大阪経済新聞より 

ハウス食品★東大阪工場跡地の一部を取得し2015年11月に着工した大阪商業大学の新校舎「大阪商業大学University Commons re-Act(ユニバーシティ・コモンズ リアクト)」(東大阪市御厨栄町1)が3月24日、完成した。新校舎は、約8700平方メートルの敷地西側に集約し、地上4階建ての建物を建設。東側には学生の憩いの庭となる緑地エリアを設け、増築も可能にした。外観の4つの柱は、同大学の建学の理念である「世に役立つ人物の養成」を支える「思いやりと礼節」「基礎的実学」「柔軟な思考力」「楽しい生き方」を表現している。高層部は現代的に、低層部は、1935(昭和10)年に建てられ、移転・改築復元した旧本館「谷岡記念館」のデザインを継承した。1階と2階は北館・南館に分かれ、北館には自学自習スペースを中心に、イベントエリアやプレゼンテーションエリアなどを設け、建物北側には丸善大商大店、南館1階には丸善が運営するカフェがオープン。65席を設けるカフェでは、ドリンクや軽食を提供する。2店舗とも8時30分~20時の営業予定で土曜・日曜定休。一般利用にも対応する。3階は、すべてガラス張りのセミナールームやプロジェクトルームを配置し、お互いを「見る」「見られる」環境にして、互いに刺激し成長することをめざす同館の姿勢を具現化。4階には音楽サークルの練習やスポーツイベントなどを開催することができる多目的室とアリーナを配置した。今後は、一般も利用できるよう、地域交流ルームの運営を調整するという。落成式に出席した谷岡学園・谷岡一郎理事長は「将来世の中に巣立っていく人材を育てる役割を担っていく。地元の人にも使ってもらいたい」とあいさつ。片山隆男副学長は「定まったプログラムを続けるのではなく、世に役立つ人物を輩出することだけを続けていく。地域社会の中核を担うことを求められているので、地域の方のお叱りを受けながら、次の世代を支える人材を育てていきたい」と話した。野田義和東大阪市長は「東大阪は人口50万人の都市で土地がなく、拡大などのときには市外に出て行かれるので心配していたが、東大阪に根ざしてもらえることに安心している」と話し、校舎の周りに塀がないことに触れ、「地域のことを考えてくれているとうれしくなった。市が大学の精神から学んで街づくりをしていかないといけない。『世に役立つ人物』を輩出する新しい建物だと思う」と祝辞を述べた。新校舎は4月10日から稼動する。

 

 

《参考》「ハウス食品」 

大阪本社577-8520東大阪市御厨栄町1-5-7/06-6788-1231 

http://housefoods-group.com/company/index.html

徳島県出身の創業者、浦上靖介が、1913年(大正2)に大阪・松屋町にて、薬種原料問屋「浦上商店」を創業する。浦上が出張した際に購入した外国製のカレー粉をヒントに、日本人の味覚に合わせようと、様々なスパイスを調合して日本人向けのカレー粉を試行錯誤の末開発・研究する。そして、1926年(大正15)にはカレー粉の「ホームカレー」を販売していた「稲田食品製造所」を吸収合併し、現在の大阪本社所在地でもある、★布施市(現在の東大阪市)に工場を設立、生産を開始する。しかし「ホームカレー」は、商標権上の問題が発生したため使用できなくなる。すると創業者・浦上靖介の妻の靖代が発した「日本にホームの概念はあらしまへん。カレーを売るならハウスだす」の一言で、1928年(昭和3)、「ハウスカレー」と名を変えて発売されることになる。「ハウスカレー」は発売当初、日本各地の百貨店で★チンドン屋を従えて本社社員が店頭でカレーを作る実演販売による試食を提供する宣伝活動を行った。その宣伝効果は大当たりし、これまで高級な西洋料理の一つで、日本人には馴染みがなかったカレーを日本の食卓に広めていった。

 

 

・・・「商大」と「ハウス食品」が向かい合わせに建っている、大阪らしい取り合わせだなあ。 

 

《谷岡記念館》 

http://www.tanigaku.ac.jp/contents/guide/kinen.html

谷岡記念館は平成12年(2000)に東大阪市では初めてとなる国の★有形文化財として登録された歴史的にも価値の高い学園のシンボルです。同館は昭和10年(1935)「大阪城東商業学校」の本館として建設されたもので、完成時は白亜の殿堂と評され、当時から学園のシンボルとなっていました。昭和55年(1980)大阪商業大学の正門前から、約33.5m北西に移動させるとともに、改築復元を行い、昭和58年(1983)創立者・谷岡登の遺徳をしのぶ学園資料室のほか、商業史資料室、郷土史料室を設け、大学開放の象徴的施設「谷岡記念館」として生まれ変わりました。1階に設けられた学園資料室では、学園の80有余年の歩みとして、学園のさまざまな取り組みを紹介する映像・各設置校の変遷がわかる写真等を展示。また学園にゆかりのある古い資料等の実物を展示するなど、建学の理念をどのように具現化し、受け継いできたのかを紹介しています。

 

 

2・3階には平成11年に博物館相当施設に指定された★「大阪商業大学商業史博物館」があり、2階は江戸時代、「天下の台所」として栄えた商都大阪の歴史を当時の商業用具や古文書を使って展示解説している商業史資料室、3階は河内の稲作と河内木綿をテーマに展示解説している郷土史料室があります。そのほか、1階には河内の各地で郷土の歴史や文化について調査・研究活動を続けている市民文化サークル28団体が加盟し活動拠点としている河内の郷土文化サークルセンター室も設置されています。なお、学園資料室および大阪商業大学商業史博物館は、開館時間内であれば自由に見学することができます。