国文祭・障文祭(13) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・せっかく「奈良公園」まで来ましたので、 

 

《奈良県庁》 

630-8501奈良市登大路町30/0742-27-8406 

https://casabrutus.com/special/japanese-modern-architecture55/035

1965年竣工。設計★片山光生/建設省近畿地方建設局。国立霞ヶ丘陸上競技場の設計にも携わった片山光生の担当作品。地上6階建ての主棟と議会など2階建ての低層棟で構成され、低層棟が回廊状に中庭を囲むという寺院の伽藍配置を意識した配置となっている。主棟は敷地の奥に配置され、登大路からの若草山の眺望に配慮。低層棟は人々を招き入れるためにピロティをもち、中庭は芝生が張られ、奈良公園との連続性を意識している。また、外観は高くそびえる塔屋をもち、最上階には大きな庇がせり出す構成。奈良の文化の起源ともいえる古代から天平の伸びやかさを現代的に表現しつつ、色彩の使用を極力抑えるなど、奈良公園に接する周囲の環境を十分配慮したものとしている。近接する県立文化会館(1968)、美術館(1973)の計画も片山が関わっている。

 

 

★360度の大パノラマ!奈良県庁の屋上広場 

http://www.pref.nara.jp/4203.htm

 

 

・・・雨に煙る古都、なかなか素敵です。

 

 

・・・さて、予定にはなかったのですが、リニューアルした「なら仏像館」に行ってみることにしました。

 

 

◆【奈良国立博物館】◆ 

630-8213奈良市登大路町50 奈良公園/050-5542-8600 

http://www.narahaku.go.jp/

奈良国立博物館では、主として日本の仏教に関する美術工芸品を展示しています。
飛鳥時代から連綿と続く仏教美術は、寺院にまつられる仏像・仏画をはじめ、仏の教えを記した経典、説話や縁起を題材にした絵巻、仏舎利や経典を収納する容器、堂内を飾る荘厳具、様々な儀式に用いられる品々、そして寺院跡や仏教遺跡から出土する遺物など、多岐にわたっています。  

★「なら仏像館」 

http://www.narahaku.go.jp/guide/02.html

なら仏像館は、飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財を含む常時100体近くの仏像を展示する、国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示施設です。渡り廊下でつながれた「青銅器館」には、中国古代の青銅器(坂本コレクション)を展示しています。

 

 

◆ 建物について 

なら仏像館は、明治27年(1894)に完成した、奈良で最初の本格的洋風建築です。設計は、当時宮内省内匠寮技師であった★片山東熊(1854-1917)によるもので、フレンチルネサンス高揚期の様式をとっています。玄関まわりの装飾は意匠的にすぐれ、明治中期の欧風建築として代表的なものです。昭和44年 (1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定されました。平成22年(2010)に「なら仏像館」と名称を変え、仏像専門の展示施設として再スタートし、平成28年4月には、展示室を大幅に改装し、リニューアルオープンしました。 

青銅器館は、昭和12年(1937)に収蔵庫として建設されたもので、平成14年(2002)に中国古代青銅器<坂本コレクション>の常設展示室となりました。入口の「なら仏像館」の文字は、「三宝絵断簡(東大寺切)」と「雑集」(正倉院宝物)から集字したものです。  

★なら仏像館で観れる「国宝」 

「降三世明王坐像」鎌倉時代、天福2年(1234)大阪★金剛寺 

 

《NEWS》2017.3.11産経WESTより 

楠木正成ゆかりの金剛寺・大日如来坐像など3体が国宝に 

国の文化審議会は10日、楠木正成にゆかりのある天野山金剛寺(大阪府河内長野市)の木造大日如来坐像と木造不動明王坐像、木造降三世明王坐像の計3体や、平城宮跡(奈良市)から出土した奈良時代の木簡3184点など7件の美術工芸品を国宝に指定するよう、松野博一文部科学相に答申した。横浜港で保存・展示されている帆船「日本丸」など37件を重要文化財に指定することも求めた。近く答申通り指定され、美術工芸品の重要文化財は1万686件(うち国宝885件)となる。金剛寺の大日如来坐像など3体は明治32(1899)年に重要文化財に指定済み。平成22年から始まった3体の保存修理に伴う大規模調査の結果、「不動明王坐像」は仏師・快慶の高弟、行快(の作で、胎内にあった墨書から天福2(1234)年完成と判明。3体がそろう形になるまで約50年という歳月がかかっていたことなども分かった。金剛寺は南北朝時代の武将・楠木正成が何度も戦勝祈願を依頼するなど正成ゆかりの寺としても知られる。堀智真座主は「3体は南北朝時代の戦乱を乗り越え、歴代住職が命をかけて守ってきた宝。非常にうれしく思うとともに、後世に守り伝えていくことの責任の重さを感じる」としている。金剛寺の大規模改修のため、大日如来坐像と不動明王坐像が★京都国立博物館に、降三世明王坐像が★奈良国立博物館にそれぞれあるが、来年3月下旬までにはいずれも同寺に戻される予定。

 

・・・京博の「国宝展」は11月26日(日)で閉幕です。