堺筋本町(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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《大阪産業創造館》 

541-0053 大阪市中央区本町1-4-5/06-6264-9911 

https://www.sansokan.jp/

大阪産業創造館は大阪市経済戦略局の中小・ベンチャー企業支援拠点として2001年1月に開業しました。大阪市経済戦略局の外郭団体である「公益財団法人大阪市都市型産業振興センター」が運営しており、経営相談をはじめ、セミナーやビジネススクール、商談会、交流会など、多種多様なサービスで中小企業をサポートします。我々は各機関と連携して、経営問題を解決するワンストップサービスをめざします。またセミナー・研修・イベントに使える貸出施設も充実しています。 

《参考》竣工:2000/東畑建築事務所 

https://www.tohata.co.jp/works/?mode=show&seq=175

大阪の都心に計画された中小企業経営の支援施設です。緑豊かな公開空地に面した外壁には未来に漕ぎ出す大阪の企業家をイメージした★アートモニュメントを設置し、白色系のシャープな外観とともに街の新しいランドマークとなることを期待しました。イベントホール、研修室、交流プラザ、レストラン、団体オフィスなどで構成され、地階には大阪企業家ミュージアムを併設しています。エレベーターホールやトイレなどの共用部分にも「街を見渡せる開口部」を設け、内部空間の快適性を高めています。 

★「宝の艀」/作:団塚栄喜(1963~) 

http://www.earthscape.co.jp/

かつてこの地は水運の便が良く、廻船、艀などの多くの船が行き交い、船場の発展に大きく貢献した歴史を持つことから、当時の光景を思い起こさせるような、水と艀をモチーフにしたアートワークである。外壁の石張りの横目地をステンレスとし、一部を変形させて壁面全体に水の造形をつくりだしている。波の先端の黄金の小舟は宝船であり、よく見ると七福神が、全員で力を合わせて櫓を漕いでいる。それは豊かな未来へ向けて漕ぎだす中小企業のあきんどの姿を象徴している。波の表情は、見る角度や時間によって様々に変化し、通りを行く人々の目をいつも楽しませてくれる。(団塚栄喜) 

1963年大分県佐伯市大入島生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、環境美術研究所を経て、1999年アースケイプ設立。人と自然との関係性を創りだす仕掛けをデザインと捉え、体験の媒体となるデザインワークを行う。'Earthscape'とは、宇宙から見た青くて丸い地球の姿。社名と同時に大きな概念でもあり、私たちの活動そのものが、全体として、広い意味で地球に還っていく活動になるよう、まちづくりやランドスケープデザインをその一翼に、それ以外のデザイン活動や、デザインを通した環境活動 MHCP (メディカルハーブマンカフェプロジェクト)などのプロジェクトを行う。晴海トリトンスクエア、丸の内オアゾ北口ビルディング、ラゾーナ川崎プラザ、ららぽーと豊洲、三井アウトレットパーク入間、福岡銀行新本社ビル、神奈川保健福祉大学など、国内外の大型施設のランドスケープ、アートワークを数多く手がける。2009年から2012年までベッププロジェクトの管理する清島アパートにスタジオ別室を設けEARTHSCAPE LABとして運営。都市景観大賞、SDA 賞、BCS 賞、グッドデザイン賞及びグリーン・グッドデザインアワード(米)などを受賞。 

 

 

・・・ガラスのデザインも興味深い、施工会社はわかりませんが、「産創館」中小企業情報サイト「ビープラッツ」に次のような紹介記事がありましたので、かな? 

 

★ステンドグラスの魅力を探究(中小企業応援サイトより) 

https://bplatz.sansokan.jp/archives/5637 

偉大な歴史小説家、司馬遼太郎氏の業績を伝える司馬遼太郎が大阪府東大阪市にある。毎年多くの来場者を迎え入れる、この記念館の玄関に据え付けられているのが、株式会社「アトリエ・アゴ」(大阪市西区)の制作したステンドグラスだ。幅6メートル、高さ7メートルという巨大なオブジェだが、色は一切使われていない。ステンドグラスは通常、多彩な色を使い、色鮮やかなガラスの組み合わせがイメージされる。ところが同社の作品は、そのような固定観念を覆す。柿原三徳社長が制作にあたって大切にするのは、素材のガラスの特長を引き出すことだ。ガラスには、吹きガラスや型ガラス、フロートガラスなど、さまざまな種類がある。冒頭に紹介したステンドグラスは、約50種類もの透明なガラスを組み合わせている。「重要なのは、ステンドグラスも建築も両方理解して提案すること」と柿原社長。どれほど芸術的なステンドグラスを制作しても、建築のルールを無視しては施工できない。ステンドグラスは外部からの透過光で見え方が大きく左右される。建築の条件によっては、最適な場所に設置できないこともある。そのため同社では、デザインと施工技術のバランスを考慮。数々の制約の中で、施工主に満足してもらえる提案をしている。同社の本社アトリエには日々、設計事務所や建設会社の担当者が相談に訪れる。その際に、奥深いステンドグラスの魅力を直接体感してもらうこともある。現代建築のガラスは、数々の技術革新を経て進化してきた。しかし「材料には限界があり、いまだ人の手による加工が重要な役割を占める」と柿原社長。芸術家と実務家の両面を兼ね備えた柿原社長は今後、材料に工芸的技巧を加え、さらにステンドグラスの魅力を探求するという壮大な構想を思い描いている。(大阪産業創造館 プランナー竹内心作) 

 

 

《アトリエ・アゴ》 

550-0012大阪市西区立売堀6-6-30/06-6539-8396 

http://www.hago.co.jp/

創立/1980年、資本金/1000万円。事業内容/ステンドグラス、エッチングガラス、モザイク、アートオブジェなどデザイン制作・施工。 

現代建築におけるガラスの可能性は、1855年のパリ万博から始まり現在まで様々なかたちで進歩、発展してきました。しかし、ガラスが熱によって作られるという点で、意外にもそれは人の手を離れてはいません。様々な機能が付け加わった板ガラスさえもその大きさ、厚み、加工方法には限界があります。当社は、限界のある材料に工芸的技巧を加え、より大きな可能性と美的価値を広げようと様々な試みを行ってきました。

 

 

・・・「産創館」ギャラリーでは、なかなかおもしろい展覧会が開催されています。 

 

《NEWS》2016.10.29毎日新聞より 

「壘土舎展」書の美求めた意欲作、中央区で来月11~14日/大阪 

毎日書道会に所属する関西中心の作家による展覧会、第10回壘(るい)土舎展(毎日新聞社後援)が11月11日(金)~14日(月)、大阪市中央区本町1の大阪産業創造館3、4階で開かれる。毎日書道展審査会員では前田龍雲さんの「大地」や、川邉艸笛さん、神田浩山さん、西森翠香さん、安木莫雲さんの作品が見られる。また、同展会員の石川玄石、上平梅径、沖吉梨、奥村章、狩谷申子、幸田翠渓、小竹正高、白井佳象、竹林青園、田面遙華、谷川ゆかり、中尾琴麗、本城研石、松浦錦扇、八木花海の各氏ら作家26人が会派・ジャンルを超えて集い、書の美を求めて意欲作を披露する。

 

 

《第20回記念「齊平展」》 

堺市在住の篆刻家・眞鍋井蛙(まなべせいあ)さんが代表を努めるグループ展。 

【真鍋井蛙】(1955~) 

日本の篆刻家・書家。本名は昌生。号は井蛙、別号は休庵。室号は斉平樓。五風十雨亭、掬風亭、惜墨斎と号する。中国西泠印社名誉社員。上海・韓天衡より陳天刃の中国名を贈られている。1955年(昭和30年)、香川県綾歌郡綾南町羽床下に生まれる。父・弘海の家系が僧侶のため、周りには書画・骨董があり毎日それらを眺め遊んでいた。幼稚園のころ、祖母のすすめにより書道を習いはじめる。高松第一高等学校入学後は、当時香川書道界をリードした中原一耀、小森秀雲にそれぞれ書を学ぶ。奈良教育大学に進学後は、当時篆刻界での第一人者★梅舒適に出会い師事する。大学卒業後、1980年(昭和54年)に大阪府立上神谷高等学校に赴任。以後、1990年(平成2年)には大阪府立三国丘高等学校で教鞭をとる傍、同年、奈良教育大学に講師として、2001年(平成13年)には園田学園女子大学で篆刻の講座を受け持つ。同2001年より、河野隆、岡野楠亭とともに三圭社の篆刻専門誌「楽篆」アドバイザーを担当。ほか、1981年には奥谷九林、井谷五雲らと六轡会を結成。結成以後、毎年各所で展示を行っている。 

 

 

•1973年 (昭和48) 高松第一高等学校 入学 

•1973年 (昭和48) 中原一耀、翌年は小森秀雲に書を学ぶ 

•1978年 (昭和53) 梅舒適の門をたたき篆社に入社 

•1979年 (昭和54) 3月 奈良教育大学 教育学部 卒業 

•1979年 (昭和54) 4月 奈良教育大学 特設書道専攻科 入学 

•1980年 (昭和55) 3月 奈良教育大学 特設書道専攻科 終了 

•1980年 (昭和55) 4月 大阪府立上神谷高等学校 全日制課程 教諭 

•1990年 (平成2) 4月 大阪府立三国丘高等学校 全日制課程 教諭 

•1990年 (平成2) 7月 奈良教育大学 非常勤講師 (三国丘高校と兼務)〜平成13年 

•2001年 (平成13) 4月 園田学園女子大学 非常勤講師 (三国丘高校と兼務)〜平成19年 

•2006年 (平成18) 4月 大阪府立三国丘高等学校 首席教諭 

•2012年 (平成24) 3月 大阪府立三国丘高等学校 退職 

•2012年 (平成24) 4月 大阪府立三国丘高等学校 常勤講師 

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/life/reading/interview/200803040958-9287698.html

篆刻(てんこく)家の真鍋井蛙さんは、「篆刻の歴史に名を残す」大発明をした。名づけて「マジック転写法」。これによって敷居が高かった篆刻を誰もが手軽に楽しめるようになった。篆刻は人の輪を大いに広げてくれるという真鍋さんに、その楽しみと奥深い世界を、大いに語っていただこう。

 

・・・カエルというだけで、とても親近感がわきます。先生の篆刻ワークショップがあれば、ぜひ参加したいものです。