《京都府立京都学・歴彩館》
京都市左京区下鴨半木町1-29/075-723-4831
http://www.pref.kyoto.jp/rekisaikan/
京都に関する資料の総合的な収集、保存、公開を50年以上にわたり担ってきた「府立総合資料館」が、新たに、京都の歴史・文化に関する研究支援や学習・交流の機能を加え、京都北山の新たな文化・学習交流拠点「京都府立京都学・歴彩館」として生まれ変わりました。新たな機能である京都文化の研究推進を「京都学」に込めるとともに、「順を追っていく」、「代々にわたる」といった意味を持つ「歴」と、色どりの美しさを表す「彩」により、文化や歴史の数々が時代を超えて輝きを放ちつづけ、次代へと受け継がれていくことを「歴彩」と表現しています。平成28年12月に1階交流フロアを一部オープンするとともに、資料・図書の移転作業を進めてまいりましたが、4月28日(金曜)にグランドオープンし、京都関係資料の収集・保存・公開拠点として約94万点に及ぶ図書資料や歴史資料の閲覧に加え、西日本初(国内2カ所目)となる「陽明文庫」のデジタル資料約5万コマが閲覧できるようになりました。なお、医大グラウンド等の工事の実施にあたり、来館者等の安全確保を図るため、 当分の間(6月1日~10月26日予定)、西側出入り口を閉じさせていただきます。駐車場(有料)は現在整備中であり、7月半ばを目処に利用ができます。
★展示室「京都の歴史を彩る-近代の暮らし・楽しみ-」
平成29年4月27日(木)~7月9日(日)
旧総合資料館以来収集してきた京都に関連する図書・古文書・写真資料の中から、幕末から近代にかけての京都の歴史、文化、芸術を多様な視点からご覧いただける資料約60点を展示します。
主な展示品:
・『川除御普請一件』(1860年代)京都南郊の楠葉台場の詳細図面。本図面の発見により楠葉台場研究が進んだ。
・『京都名所大鳥瞰図』(原画/京都府立大学所蔵)(1928年) 京都府が吉田初三郎画伯に制作を依頼した5mを越える大鳥瞰図。
・『祇園祭、山鉾巡行、白楽天山』石井行昌撮影写真資料(1913年)焼失した旧京都大丸前の山鉾巡行。焼失前の特徴的な建築が克明に撮影された貴重な写真。
・『山城三十山記 上篇・下篇』(1934-1935年)旧制京都一中山岳部の編、在校生として梅棹忠夫も関わる。公的施設での所蔵は当館のみ。
・・・素晴らしい施設ですが、館内撮影禁止のためWEB上の画像を借用して紹介させてもらいました。京都府立大学の横にあるので、まるで大学図書館・ミュージアムって感じで、学生がうらやましい。さらに、その横にあるのが、
《京都コンサートホール》
606-0823京都市左京区下鴨半木町1-26/075-711-2980
http://www.kyotoconcerthall.org/
平安京建都1200年記念事業の一環として京都市が建設した。指定管理者制度を導入し、公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団が管理・運営している。シューボックス型の大ホールにパイプオルガンが設置されている。京都市交響楽団の本拠地。1995年竣工。設計★磯崎新。表通りからエントランスに引き込まれるような池沿いの導入路、大小ホールに上昇する螺旋状のスロープなど、全体にアプローチ動線が長めに設定されている。これは京都の社寺空間にならったもので、同時にコンサートへの期待を高めるための空間演出といわれている。足腰の弱い人は、エレベータでホール階に直行できる。オルガンは日本の伝統楽器を含んだ世界初のストップが好評である。
これから始まる感動の世界を予感させるエントランスホール。中央には12本の円柱が規則正しくレイアウトされ、その配列のリズム性が音楽的陶酔を連想させて演奏会への期待感を高めます。コンサートの序曲はこのエントランスホールからすでに始まっているのです。(12本の柱は十二支を表しており、それぞれの干支の絵がはめ込んであります。)エントランスから大小ホールに上昇する螺旋状のゆるやかなスロープは、日常世界の住人から純粋に音楽にひたるオーディエンスへと心を整えていくための助走路。「クラシック音楽の殿堂」にふさわしい荘重さで大ホール・小ホールへと導いていきます。
・・・偶然ですが「マンドリン」のコンサートがありましたので、遠慮せずに聴かせていただきました。そして、「陶板名画の庭」と「植物園」の間の小道を通り抜けて、上賀茂へ向かいます。
★陶板名画の庭 http://kyoto-toban-hp.or.jp/
★京都府立植物園 http://www.pref.kyoto.jp/plant/