・・・「曽根崎心中」遊女・お初と平野屋手代★徳兵衛は、露神社・天神の森で情死しました。直接関係はなさそうですが、大阪駅前第2ビルに「徳兵衛稲荷大明神」があります。今年の春に行って確認しています。
《大阪駅前第2ビル》
530-0001大阪市北区梅田1-2-2/06-6346-0911
http://www.toshohouse.co.jp/oosaka/contents/bld/bld2_info.php
★「徳兵衛稲荷大明神」大阪駅前第2ビル3F
《参考1》「徳兵衛稲荷大明神奉賛会」
《参考2》石井研士の現代宗教研究所
http://www2.kokugakuin.ac.jp/ishii-rabo/index.html
都立小石川高校を経て東京大学文科Ⅲ類へ入学。専門課程は宗教学宗教史学科へ。東京大学人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻へ進学。その後、東京大学文学部助手、文化庁宗務課専門職員を経て、現在、國學院大學神道文化学部教授(博士・宗教学)。
★1988「都市化と宗教~地域の宗教文化は均質化したか」(人類科学40号)
徳兵衛大明神は神職のいない小祠であり、その由来も明確にわかっているわけではない。鳥居脇に建てられた★由来書はあるが、徳兵衛がいつの時代の人であるのかは他に資料が存在せず特定することができない。
★「徳兵衛大明神縁起」
住昔、大阪曽根崎蜆川のほとりに長く荒れたる祠あり
常夜燈の影ほの暗く参拝者の姿も杜絶がちなりしを
いつのほどにか徳兵衛と云えるひとの移り住みて
荒れたるを修し修行怠りなく合掌三昧に年ふるうち
霊験しきりに起り参詣者引きもきらず
世人その徳を慕いて徳兵衛大明神と尊称堂宇日に盛んなりしも
其後星移り物変ると共に湮滅に帰したるを
近頃有志相因りて祠を再興し世の尊信を受けつつあり
口碑に曰く
徳兵衛もと河内の人性来信心
厚く徳を磨き常に慈悲善根を
してその情蓄類にまで及びたり
と記されている(奉賛会有志一同)
・・・駅前第1ビルには、超有名な「マヅラ」があります。
《参考3》
「大阪市北区商店会総連合会」
http://kitakushoren.com/history.html
「大阪市北区曽根崎連合振興町会」★曽根崎アーカイブ地域史
http://www.sonezaki-area.com/index.html
《大阪駅前第1ビル》
530-0001大阪市北区梅田1-3-1/06-6341-1441
■「マヅラ」B1F/06-6345-3400
http://www.1bld.com/shopguide/gourmet/10361/index.html
1970年代のポップなインテリア。100坪の店で自家焙前コーヒー(\250)を!夜はスコッチのジョニ赤(\350)、ビール、名物カツサンド等をお楽しみください。少人数から200名様のパーティー予約承ります。
http://ameblo.jp/abcnet/entry-11992097753.html
大阪駅前第1 ビルの地下1 階、エレベーターホール正面に100 坪の広さをもつマヅラは、戦後ヤミ市と化したこの地の一角で開店した15 坪の喫茶店がそのはじまり。日本初の市街地改造事業によって1970 年に完成した駅前第1 ビルに出店する際、日常を忘れてリフレッシュするにはどんな空間が良いかと考え、「宇宙」をイメージしてデザインしたという。天井は星空を思わせ、衝立などの家具デザインは当時のSF 映画に出てくる宇宙船のようだ。キングオブキングスなどの姉妹店があり、そのインテリアも1970 年代的で素晴らしい。
http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000266754.html
建設年:1970 年/構造・規模:SRC 造/設計:祖川尚彦建築設計事務所
・・・そして屋上には、
■「正一位福永稲荷大明神」
阪駅前第1ビルの屋上に狐塚があります。今から約600年前、土地の豪族が一家の守り神として祀ったのが始まりといわれており、昔から地元の人達に愛されてきたものです。北の新地を少しでも外れると誰もいない、狐狸が住むような裏寂しい光景が展開していました。お初と徳兵衛は、北の新地から離れて、梅田墓や狐塚などを遠目に見ながら、曽根崎の森の中に入っていきました。
・・・なんと「鉄人」もいましたよ。
・・・駅前第4ビルには、「時計塔」がありました。大阪の玄関口にある、もっとも大阪らしいビルたちで、まだまだ新しい発見が期待できます。