奈良墨(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・奈良市内のカエル・スポットに立ち寄ります。

 

 

《率川神社》

630-8231 奈良県奈良市本子守町18/0742-22-0832

http://www.isagawa-jinja.jp/

毎年6月17日に行われる三枝祭、別名「ゆりまつり」で有名。正式名称は率川坐大神御子神社。別名「子守明神」とも呼ばれている。古来より安産、育児の神、または主祭神が姫神様であることから女性の守護神として、信仰を集めている。奈良市内で一番古い歴史を持ち、神武天皇皇后(ヒメタタライスズ姫)を主祭神とする珍しい神社でもあり、併せて奈良市で一番古いとされる恵比須様もまつられている。

 

 

境内に、大切に置かれている石があります。その石は★「カエル石」と言われており、どことなくカエルに似ています。カエルは一度に多くの卵を産むので、繁殖力や命の再生、裕福のシンボルとされてきました。また「かえる」という言葉から、「幸せがかえる」という縁起にもつながり、「お金がかえる」「若かえる」「無事にかえる」など、昔から願かけとして親しまれている石です。まるで大きな口をあけているカエルのように見えるこの石が、幸福を呼び寄せてくれるようで思わず撫でてしまいます。この石を撫でていく方も多く「撫でかえる」とも呼ばれているそうです。

 

 

★2016年度(文化庁後援)主催:奈良製墨組合

奈良墨を学ぶ「奈良墨製造・技術の公開」

第1回:2016年11月11日(金)/㈱墨運堂

第2回:2016年12月16日(金)/★㈱呉竹

第3回:2017年 1月26日(木)/㈱古梅園

各回30名限定、無料、13:30~15:30、集合/解散は各社前です。

内容(各回とも)墨づくりDVD鑑賞、工場見学、講師による講話。有料のにぎり墨体験もあります(事前申し込み)

事務局:630-8248奈良市西新在家町12喜寿園内

http://sumi.kijuen.com/

奈良製墨組合「工場見学会」事務局

http://www.sumi-nara.or.jp/

 

 

《株式会社「呉竹」》

630-8670奈良市南京終町7-576/0742-50-2050

https://www.kuretake.co.jp/index.html

明治35年創業。綿谷奈良吉翁がくれ竹製墨の商号で製墨業をはじめる。昭和15年、社名を株式会社呉竹精昇堂とする。昭和31年、本社社屋を奈良市大宮町に落成。昭和33年、液体墨「墨滴」を開発。昭和38年、筆記具の革命といわれるサインペンの開発に成功。昭和48年、「くれ竹筆ぺん」を開発。平成4年、本社新社屋・工場を現在地に落成。平成14年、10月1日創立100周年を迎える。平成21年、弊社ホームページが「第9回ホビー産業大賞【日本ホビー協会賞】」を受賞。

 

 

《NEWS》2016.11.1日本経済新聞より

「飛鳥から伝わる墨作り」呉竹「筆」のカラーペン80カ国輸出

シュ、シュ、シュ――。煤(すす)とにかわを混ぜた粘土状の墨玉をパン生地をこねるように丹念に練り上げる。呉竹(奈良市)は墨作りの伝統を守りつつ、書道液、筆ペンを開発して世の中に広めた。最近はカラーペンを約80カ国に輸出し、導電性塗料などIT分野にも進出。飛鳥時代から伝わる墨作りを進化させ続けている。本社にある墨工場の敷地に入ると、香料である龍脳(りゅうのう)の独特の香りが漂ってきた。「撹拌(かくはん)」「手練り」など工程ごとの小部屋に分かれ、「手練り」工程では職人が墨玉約2キロをこねていた。品質と強度を高めるため空気を抜く必要がある。墨玉を小片に分けて型にはめ、乾燥して仕上げる。同社は墨作りの大切さを意識付けるため、幹部社員全員に工程の一部を体験させる。「墨作りを原点に、書く(writing)、画く(drawing)、描く(painting)文化を追求し、世界に販路を広げたい」と西谷一郎常務は話す。その言葉通り、ペンが好調という。筆ペンのようにソフトな筆致の「ZIGクリーンカラーリアルブラッシュ」は80色をそろえ、国内だけでなく欧米、中東、アフリカなどに出荷。売上高は1年で4倍に伸び、海外比率は4割に達した。輸出は100カ国をめざす。輸出拡大のきっかけは世界的な大人のぬり絵「コロリアージュ」ブームだ。花や植物を図案化した台紙に色を付ける。「ZIG」の希望小売価格は1本216円と価格も手ごろ。欧米のクリスマスカードなどグリーティング文化にも浸透した。品ぞろえも拡充し、10月末には高級レターペン「COCOIRO」シリーズでおしゃれな外観の新商品を投入した。極細毛のペン先追求は化粧用アイライナーの開発にもつながっている。書道液で培った超微粒子高分散技術は産業用途の開拓にも役立っている。カーボン粒子を分散した導電性塗料は電子部品のコンデンサ向けに伸びる。産業用途は売上高の10~15%を占めるまでに成長した。<トップのひと言>綿谷昌訓社長は売上高拡大へ「量販店向けを重視する」。地域一番店、地元の支持を受ける量販店への販売拡大でブランド力を高める考えだ。「東京が重要。東京支店に4人の専門チームを設け営業を強化している」海外は英国に加え、2014年に米国にも現地法人を設立した。「アートや工芸向けの需要が伸びている。日本の漫画人気という追い風もある」という。インバウンド(訪日外国人)需要の開拓にも力を入れる。