関西大学(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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◆【関西大学博物館】◆

http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/index.html

昭和29年★末永雅雄名誉教授が設立した考古学資料室を前身に平成6年4月、博物館相当施設として開館しました。重要文化財16点、重要美術品12点を含む、約15,000点の考古・歴史・民俗・美術工芸・自然科学等の資料を収蔵しています。 常設展示と春季の企画展を開催するほか、公開講座などを行っています。 さらに社会貢献活動の一環として、地域の子供たちに施設を開放し、体験型の事業を実施する「なんでも相談会」を夏休みに開催しています。 また、平成17年度からは、研究事業として「なにわ・大阪文化遺産学研究センター」が、「文部科学省私立大学学術高度化推進事業、オープン・リサーチ・センター整備事業」に採択され、調査・研究に取り組み大きな成果を生んでいます。 平成19(2007)年7月、関西大学博物館を含む建造物である「関西大学簡文館」が、大学図書館建築として代表的なものの一つであること、昭和42(1967)年に文化勲章を受章した建築家★村野藤吾氏の作品であることなどを理由に、「登録有形文化財(建造物)」として文化財登録原簿に登録されました。 また、平成20(2008)年3月には、故網干善教名誉教授が関西大学学生を率いて携わった★高松塚古墳壁画の発見を顕彰して、原寸大の美術陶板で石室内部を再現した高松塚古墳壁画再現展示室が簡文館前に設置されました。

 

 

★2008「高松塚古墳壁画再現展示室」製作:大塚オーミ陶業株式会社

http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/kohun/index.html

この壁画は、陶板(やきもの)で作られています。やきものの里、滋賀県信楽に工場をもつ大塚オーミ陶業(株)が、永い歳月を費やし開発した大型美術陶板(最大で1枚が約90cm×約3m)の技術をもって製作したものです。

★1928「簡文館」設計:村野藤吾

http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/141588

RC造3階建の図書館を村野藤吾の設計で増築。当初部は南西に階段室を塔状に張り出し,柱形を見せて垂直性を強調。円筒の増築部は15度毎の柱と梁を現し、壁をタイル貼とし、量塊的な上部をピロティで浮かす。2階の装飾タイルやパラペットの造形も見どころ。

 

 

《NEWS》2016.8.22産経WESTより

http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/info/detail.php?i=183

大臣も市長も学んだ関大天六学舎 解体されウクレレに

戦後から高度経済成長期にかけて働きながら夜間に学ぶ学生を支え続け、昨秋解体された大阪市北区の関西大学天六キャンパス(旧称・天六学舎)。85年の歴史を刻んだ校舎の中で象徴的な存在だった体育館の廃材を使ったウクレレを、豊中市在住の美術家が制作した。床板やバスケットゴールの板、女子更衣室の床などの材料とともに、さまざまな思い出も凝縮。来月行われる天六学舎の記念碑除幕式で披露されるほか、10月からは関大博物館で展示予定だ。取り壊される建築物の廃材でウクレレを制作することで、過去の記憶を残す活動を全国で行っている豊中市の美術家★伊達伸明さん(51)が手がけた。その名も「関西大学天六学舎体育館ウクレレ」。床板が使われたボディーには黄色いラインテープがあり、一目で「体育館」と分かる。ネックには平行棒の一部、ヘッドにはバスケットゴール板の黒縁、側面には女子更衣室の床をそれぞれ使用した。ボディー内部には器具庫にあった「整理整頓」と書かれた貼り紙もそのまま使われている。在学中、バスケットボール部の活動で天六学舎を毎日利用していた関大の池内啓三理事長(73)は「体育館ではみんなで譲り合いながら、限られた時間に集中して練習していた。そんな思い出の詰まった場所がウクレレになって音色を響かせるとは」と驚く。天六学舎は昭和4年に完成。昭和23年に夜間教育を行う「第2部」が創設されてからは勤労学生の教育拠点となり、元国土交通相の冬柴鉄三氏や前神戸市長の矢田立郎氏ら約4万7千人が学んだ。体育館では多くの学生が毎日、授業や部活などで汗を流した。平成6年に第2部が吹田市の千里山キャンパスへ移転した後は、社会人向けの資格講座などを開講していたが、21年からほとんど使われなくなり、26年に不動産会社への売却が決定。現在はマンションを建設中だ。関大博物館の石立弥生子学芸員(52)らによると、天六学舎の記憶を形にして残したいという大学側の思いが高じ、廃材でウクレレを制作することに。昨年5月、伊達さんが体育館を視察。床や更衣室など、歴史や思い出を感じる部分を切り取り、約半年かけて制作した。ウクレレは来月28日、天六学舎の記念碑除幕式で披露されるほか、10月5日から関大博物館でも展示予定だ。池内理事長は「天六学舎という歴史があったことを知ってほしい」と話している。

 

 

《参考》関西大学梅田キャンパス「KANDAI Me RISE」2016.10~

530-0014大阪市北区鶴野町1番5号/06-4256-6410

http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/

関西大学には、「社会を見つめ、変化に挑む、「考動」する関大人が世界を拓く」という理念があります。この中の「考動」とは、自らの頭で自主的に考え、自立的にかつ積極的に行動することを意味しています。KANDAI Me RISEは「考動」の実践の場として、地域・社会人・大学がともに発展できる新たな拠点となることをめざし、2016年10月にオープンしました。学びの高度化・多様化のニーズに応えるとともに、地の利を生かした様々な交流を推し、本学が有する知的資源を発信します。「人を導き、繋ぎ、自ら起こし、創る『人』を育成~『考動』を実践する場の創出~」をコンセプトに、本学関係者のみならず多くの人々に集っていただく場所になることを強く望んでおります。KANDAI Me RISEを訪れることによって、新しい"コト"を起こしたり、人と人との"つながり"を広げたり、"知"を深めたり・・・これまでのライフスタイルを見直す新しい発想が生まれるようなコンテンツを用意しています。Me(自分)がKANDAI(関大や梅田キャンパス)を利用して、未来に向けてRISE、すなわち大きく飛躍あるいは資質を向上させるとの願いを込めたネーミングとなっています。

★天六学舎解体の際にメモリアルとして作成された、体育館の建材を使用したウクレレも2階に展示されました。(現在は「博物館」展示中)

 

 

・・・当初「大阪歴史博物館」の方に行く予定ではなかったのですが、招待券と景品引換券をもらったものですから、これから「谷町4丁目」まで行くことにしました。

 

 

・・・駆け足で図書館などを見学し、「タイムカプセル」も確認し、最後の最後に「考える人」の健在を確かめて、電車に乗り込みました。