《NEWS》2014.12.19わかやま新報より
和歌山城歴史資料館を整備/来年9月
和歌山市が和歌山城の敷地内で改修整備を進めている市役所南別館が、来年9月を目途に「(仮称)和歌山城歴史資料館」としてリニューアルする。尾花正啓市長が18日の定例記者会見で明らかにした。観光案内所なども入り、紀の国わかやま国体開催までにオープンさせたい考え。最新の映像技術を用いた資料館にする計画で、総事業費は5億円程度を見込んでいる。現在の南別館は、昭和30年代の建設で老朽化しており、耐震などに問題があった。今回の改修に合わせて、4階建てから3階建てに変更する。施設の内容は、1階に観光案内所、観光物産土産品センター、オープンテラス、2階に和歌山城歴史資料館、3階に和歌山城整備企画課事務所などを設置する。延べ床面積は約1683平方㍍。オープンテラスでは、コーヒーやアイスクリームなどを販売し、和歌山城を眺めながら休憩できるスペースなどとして活用する予定。歴史資料館では、最新の3Dコンピューターグラフィックス(CG)とバーチャルリアリティ(VR)技術を用いて、近世の和歌山城の景観を高精細に再現し、かつての「国宝・和歌山城」の姿をよみがえらせるという。会見で尾花市長は「天守閣には武具、南別館には歴史と機能を分けて展示し、和歌山城の歴史が全て分かるようにしたい」と今後の構想を述べた。今回の改修・整備事業は、設計★㈱ライトコーポレーション(同市西河岸町、竹中喜廣社長)、施工が㈱日紀建設(同市島、玉置秀男社長)、2階の内装施工、展示設計が㈱トータルメディア開発研究所(本社・東京都、澤田敏企社長)。
《ライトコーポレーション》
640-8297和歌山市西河岸町67番地3F/073-425-0452
・・・「わかやま歴史館」を紹介しましたが、設計された(株)ライトコーポレーションのHPを見ていると気になる「モニュメント」が掲載されていました。(現在、画像は削除されています)どこかで見たなあと思っていたら、
《参考》大阪都市計画事業長吉瓜破地区土地区画整理事業
http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu160/web-content/kokyou/kokyou/nagayoshiuriwari/index2.html
施行者:大阪市/都市計画決定(昭和50年7月21日)事業計画決定(昭和52年8月18日)/事業完了:平成14年6月/★記念碑建立:平成18年度(大阪市平野区長吉長原西4丁目5)
・・・新聞屋さん博物館「小林新聞舗」(平野区平野本町4-12-3)の画像は掲載しましたが、朝日新聞サービスアンカー平野本店「小林新聞舗」(平野区流町1-4-1)の画像を紹介してなかったので、
《参考》甲南大学同窓会「多士済々」より
平野に棲んで12代を数え、新聞販売店の当主である小林治夫さんは、平野町ぐるみ博物館の一つとして「新聞屋さん博物館」を開いている。小林さんのご先祖はこの平野で小間物屋を営んでいたが、明治22年から全興寺の隣の商店街の中央で新聞販売店を始めた。朝日新聞の販売店としては、大阪市内では一番古い。建物はモダンなアーチ型の窓がある大正風のレトロな姿、隣の同様のデザインの白い建物の1階に博物館がある。現在の社屋は、地下鉄の平野駅に近いレンガ造りの建物に移ったが、向かい側の保存されている古い味噌屋さんの建物と共に、平野の古い町並みを形造っている。館内は数千点の所蔵コレクションの中から約200点を展示している。創刊当時の朝日新聞、読者への景品として配られた大正期~昭和初期のカラー印刷の美人絵が描かれたカレンダーをはじめ、第一次大戦当時のヨーロッパ戦局地図、平野著名商店双六、鉄道の割引切符や映画館の入場券など各種のものが読者獲得のために配られていたことが分かる。また日清戦争など当時の号外、店頭ポスター、当時の新聞などの実物がズラリ揃っている。大正期に創刊した当時のアサヒグラフや週刊朝日も目を引く。 新聞少年が着用したハッピや号外を配布した時に鳴らしたリンもある。大正天皇崩御の時、号外を配布するため平日であったが新聞少年を集めておくために本社から販売店に打ってきた至急電報も残っている。小林さんは甲南在学中、鉄道研究会に所属していた。鉄道マニアにもいろいろな好みがあるが、小林さんは切符の収集、ことに車内補充券といって、改札口を通らないで乗換えたり、乗り越した時に車掌が発行する切符に興味を持っている。以前に鉄研のOBの会合を平野で開き、町並を案内したことがあるという。新聞屋博物館の開館日には、小林さん自らが解説してくれる。小林さんは、注目される資料として「日露講和に反対したため、大阪朝日新聞が発刊禁止処分を受けた時の資料や、第二次大戦中に戦意を高揚させるポスターが残っており、現在の朝日新聞とは明らかにスタンスが異なっていたことが分かる」と各種の展示物が社会の移り変わりを如実に示していると語っている。観光だけではなく、近・現代史や社会学の研究や卒論作成にも一見の価値がある。
・・・「新店舗」も本町にあわせてレトロな外観、さすがですね。
《参考》朝日新聞社「沿革」
http://www.asahi.com/shimbun/company/outline/history.html
大阪本社:530-8211大阪市北区中之島2-3-18
中之島フェスティバルタワー9~12階/06-6231-0131
《カフェ陽溜(ひだまり)》
547-0044大阪市平野区平野本町4-11-33/06-6796-2300
2011年9月26日、平野にオープンした築80年の古民家を改装したカフェ。2013年カフェ陽溜は、しばらくの間、休業することになりました。そして、
《ガーデニングの店「花の寺子屋」》
・・・に、なりました。