病院アート(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・堺市には新しい病院がいくつかオープンしています。

《堺市/平成27年6月2日報道発表》

市立堺病院のシンボル「親子象モニュメント」を新病院へ移設します

http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/kakohodo/teikyoshiryo_h27/teikyoshiryo_h2706/0602_03.html

市立堺病院の広場にある親子象のモニュメント「どろんこ坊や」を下記のとおり移設します。この親子像のモニュメントは、平成8年に設置されて以来、市立堺病院のシンボルとなっており、患者の方や近隣住民に親しまれています。当院のシンボルとして皆さまに親しんでもらえるよう移設いたします。

●日時:平成27年6月6日(土)9時から移設作業開始、23時から移動、仮設置作業。6月7日(日)9時から本設置作業、6月9日(火)17時頃設置完了予定。

●場所:移転前/市立堺病院(堺市堺区南安井町1-1-1)→移転後/堺市立総合医療センター(堺市西区家原寺町1-1-1)

<親子象モニュメント「どろんこ坊や」について>

鍛金彫刻家★安藤泉氏により作成され平成8年に市立堺病院前広場に設置されました。「生命の尊さと愛」を伝えたいという気持ちを大自然の象徴としてアフリカゾウの親子の姿に表現しています。親子象は実物大に作られており、輝く生命の躍動を生き生きと伝えています。像は鍛金彫刻によって作られており、これはニューヨークの「自由の女神」と同じ造り方です。


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【安藤泉】

http://www.tamabi.ac.jp/kougei/metal/staff_ando_izumi.html

1950(昭25)神奈川県愛川町に生まれる。1976(昭51)東京芸術大学大学院鍛金専攻修了。1982(昭57)第2回高村光太郎大賞展優秀賞1988(昭63)第2回ロダン大賞展エミリオ・グレコ特別優秀賞1989(平元)日本橋ツムラビルにキリン設置1993(平5)第7回神戸具象彫刻大賞展大賞/多摩美術大学客員教授1997(平9)中学生用美術教科書(日本文教出版・光村図書)に作品掲載1998(平10)TUES賞

《参考》堺アートクルーズ

http://sac.sakai.ed.jp/details/6/person.html

市民の健康のため貢献する病院の広場に相応しくと思い、「生命の尊さと愛」を、命宿る星である地球全体としても感じ取ってほしいという気持ちから、大自然の象徴の意味でアフリカ象の親子をモチーフとして選び、構成表現してみました。泥だらけで遊ぶ小象を、母親象が面倒をみる微笑ましい仕草を、★噴水彫刻として構成しています。水の動きと潤いが加わることで、新鮮に生命力が強調されています。(★噴水はコンピュータ制御されています。)親象はほぼ等身大で造られ、子象は赤ちゃん象の大きさです。親象のお腹の下をくぐり抜けたり触ったりして、実物大の大きさを体感してみてください。実はこの赤ちゃん象には一つ秘密があります。触ってみないとわかりません。(★赤ちゃん象の鼻先は、向きが変えられるのです。噴水中は濡れてしまうかもしれませんが、手でそっと優しく鼻先を水平方向に回してみてください。)この彫刻は鍛金彫刻といって、通常の銅像のような鋳造のブロンズ像ではありません。昔の鎧や兜の造り方と同じやり方で、金鎚で何十万回も金属を叩いて成形する技法です。純銅板を叩いて鍛えながらカーブをつけて接合し、内部はステンレスの骨組みで補強されています。大きさの割合には軽量に造られているので地下駐車場にも負担を掛けません。ニューヨークの「自由の女神」も同じ造り方なのです。鍛金彫刻「どろんこ坊や」は世界中に一つしかありません。堺市民の皆さんやちびっ子たちに親しまれる、楽しいみんなの広場になれることを望んでいます。


・・・噴水彫刻というのが、素晴らしい。


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・・・浦野八重子さんの作品はどうなったのかな?


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・・・流さんの作品も気になるところです。


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【堺市立総合医療センター】

593-8304堺市西区家原寺町1-1-1/072-272-1199

http://www.sakai-city-hospital.jp/

1923年(大正12)7月に堺市立公民病院として★堺市宿院町東3丁に開院した当院は、いくつかの難局に遭遇しながらも、地域に根差した自治体病院として市民の皆さんの生命と健康を守ることに専念してまいりました。1951年「市立堺病院」と改称、1996年に★堺市堺区南安井町に移転し、2012年(平成24)4月には、地方独立行政法人に移行し、「堺市立病院機構・市立堺病院」と改称、公共性・透明性に加えて病院が自主性をもって運営できる新しい組織としてスタートいたしました。さらに、2015年(平成27)7月現在地に移転を完了し、堺市で初めて三次救急を担う救命救急センターを備えた新病院「地方独立行政法人堺市立病院機構 堺市立総合医療センター」として再出発したところであります。移転後の旧病院には、★清恵会病院が移転しました。当院は現在、救急医療や地域がん診療連携拠点病院等としての高度医療の推進において、堺市広くは南大阪地区で中心的役割を果たすべく鋭意努力を続けております。さて、医療は目覚ましい進歩を遂げている一方で、わが国は未曽有の超高齢社会に直面しております。社会保障制度改革国民会議報告書は「高齢化の進展により、疾病構造の変化を通じ、必要とされる医療の内容は病院完結型から地域全体で治し支える地域完結型に変わらざるを得ない」と明言しています。当院は堺市二次医療圏で唯一の自治体病院として、市内の医療施設の皆さんと連携を強化し、今後のわが国の新しい医療体制の導入に努めたいと思います。関係の皆さんのご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。


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《参考》広報誌「ぞうさん広場」

http://www.sakai-city-hospital.jp/about/media.html#zousan