都市環境アメニティ賞(3) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

・・・大阪市からの回答で、1990~2003年度(平成2~15)の間に約60件を「大阪市都市環境アメニティ」表彰したということなので、可能な限り調べてみることにしました。受賞の年度や作品が曖昧なものもあります、ご了承ください。

1990.11第1回大阪市都市環境アメニティ表彰「地球樹」/坂根進


ひょう1


1991今井祝雄

http://seian-fineart.jp/tag/imainorio/

1946大阪市生まれ。元具体美術協会会員。

1966第1回シェル美術賞一等賞受賞。

新大阪駅前の屋外彫刻や住吉万葉歌碑(住吉大社)などのモニュメントを制作。

1991★大阪市都市環境アメニティ賞表彰。また行政や民間の都市・景観・文化関係の委員を勤める。

《住吉万葉歌碑》1991

この歌碑は建立主旨賛同の一般応募者や万葉愛好家および「難波万葉と古代を歩く会」会員など多数有志によって建立されたものである。海浜の美しい景観と活況を誇ったこの住吉には、万葉人たちが住吉大社参詣の任務を兼ねて度々訪れ、数多くの万葉歌を遺した。その中から17首を採録し、併せて万葉時代を推定する住吉地形図を刻した。また、港にふさわしい表象として古代船を配した。この歌碑が万葉の宝庫である当地の新たな記念碑となり、多くの人に親しまれることをここに念願するものである。なお、この台下に<30世紀へのメッセージ>を埋蔵する/★1991年(平成3)5月15日

発起人:住吉大社宮司(奥野茂壽)難波万葉と古代を歩く会代表(金子晋)万葉地形原図:立命館大学教授(日下雅義)碑デザイン:造形作家★(今井祝雄)製作施工:紋郎美術工房

《参考》再発見!すみよし文化レポー(その24)美術家・今井祝雄さん

http://www.city.osaka.lg.jp/sumiyoshi/page/0000334709.html

戦前から関西における前衛のパイオニアとして活躍していた吉原治良をリーダーに、彼に作品の批評を受けていた若い作家たちによって結成された具体美術協会。「人の真似をするな。今までにないものをつくれ」という吉原氏の言葉に沿い、若い作家たちは多くの作品を生み出し、大阪を拠点に活動し、海外からも注目されました。協会の最年少会員(当時)であり、高校生にして個展を開いた★住吉区在住の今井祝雄さんに、当時の具体美術について、最近の具体美術への再評価の機運について、また、若い作家たちや住吉や大阪のこれからについてお伺いしました。


ひょう2


1994牛尾啓三

http://www2.memenet.or.jp/~keizo/index.html

1951年に兵庫県福崎町に生まれる。姫路西高、京都教育大学、京都市立芸術大学に学ぶ。日本美術家連盟正会員、兵庫県彫刻家連盟会員。


ひょう3


《ORC200》

552-0007 大阪市港区弁天1-2-2-700(オーク200ビル内2番街7階)/弁天町ORC200生涯学習センター06-6577-1410

http://orc200.com/index01.html

大阪市が弁天町駅前に広がる3ヘクタールの市有地を開発するために公有地信託制度を導入し、弁天町駅前開発土地信託事業として★1993年2月に竣工した。弁天町駅とは連絡通路で結ばれている。名前の ORC は「大阪リゾートシティ」の頭文字、200 は最高部の高さが 200m あることに因む。敷地面積は 30,067 平方メートル。事業はりそな銀行などが請け負ったがバブル経済崩壊で収益は計画を大きく下回りりそな銀行を含めた3つの銀行に600億円以上の債務が発生した。3行は銀行の過失がない場合には土地の所有者に損失の補填を請求できるとの当時の信託法から大阪市に対して債務の負担を求め裁判をおこした。大阪市側は2012年に事業から利益をえる権利を放棄したため負担の必要はないとしていたが、2013年3月に大阪地方裁判所は、当時の市議会における職員の答弁から市が損失補填の可能性を認識していたことは明らかであるとして、大阪市の責任を認め637億円を支払うよう命じる判決を下した。

http://www.city.osaka.lg.jp/keiyakukanzai/page/0000293207.html

大阪市では、オーク200(所在地:大阪市港区弁天1丁目2番1号)の売却に先立ち、市場における動向や民間の意向等を把握することを主眼として、事業者等の皆さまの関心表明を募集いたしました。

《参考》ホテル大阪ベイタワー

552-0007大阪市港区弁天1-2-1(ORC200内)/06-6577-1111

http://www.osaka-baytower.com/


ひょう4


1994団塚栄喜EARTHSCAPE)

http://www.earthscape.co.jp/

1998「宝の艀」大阪産業創造館/竣工2000

かつてこの地は水運の便が良く、廻船、艀などの多くの船が行き交い、船場の発展に大きく貢献した歴史を持つことから、当時の光景を思い起こさせるような、水と艀をモチーフにしたアートワークである。外壁の石張りの横目地をステンレスとし、一部を変形させて壁面全体に水の造形をつくりだしている。波の先端の黄金の小舟は宝船であり、よく見ると七福神が、全員で力を合わせて櫓を漕いでいる。それは豊かな未来へ向けて漕ぎだす中小企業のあきんどの姿を象徴している。波の表情は、見る角度や時間によって様々に変化し、通りを行く人々の目をいつも楽しませてくれる。


ひょう5


・・・1994年の受賞作品は見つけられませんでしたが、大阪産業創造館の「この舟」はとても有名です。