阪堺電車情報(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「平野郷」について特筆すべき情報はないのですが、五代さんの墓参りで久しぶりに「阿倍野交差点」まで行き、南海平野線「阿倍野駅(斎場前)」が懐かしく、「阪堺電車」情報を掲載することにしました。


さいじ1


大阪市営地下鉄谷町線の天王寺駅~八尾南駅間は2015年1127日に【開通35周年】を迎えましたということは、★「南海平野線」が廃止されて35年ということです。

http://kensaku.kotsu.city.osaka.lg.jp/subway/dia/rosen/roseneki1_2.html


さいじ2


南海平野線

1913年(大正月14日、阪南電気軌道株式会社が大阪府西成郡今宮村今池(現在の大阪府大阪市西成区萩之茶屋付近)大阪府東成郡平野郷町(現在の大阪府大阪市平野区平野本町)間の軌道敷設の認可を得て工事を開始した。阪南電気軌道は半年後の1913年(大正月16日に阪堺電気軌道株式会社と合併したため、同社が工事を引き継いだ。そして、1914年(大正月26日に今池平野間5.9kmが阪堺電気軌道(初代)平野支線として開業した。1915年には南海鉄道と合併し、南海平野線となった。沿線は当時、郊外の農村地帯だったが、同線の開業により住宅地として発展することとなった。そして、大阪市都心部平野方面への旅客流動が既存の恵美須町駅方面よりも、天王寺駅(阿倍野駅で上町線に乗り換え、または徒歩)へと向かう乗客が増加したことから、上町線と平野線とが平面交差する阿倍野交差点に連絡線を建設し、1929年から天王寺駅前平野間の直通運転を開始した。また旅客の増加に伴い、1929年(昭和)12月日からは両連結運転を開始した。しかし1951年(昭和26)12月20日、それまで天王寺止まりであった大阪市営地下鉄1号線(のちの御堂筋線)が昭和町駅まで延伸された。昭和町駅は南海文ノ里停留場と近接していたことから、それに伴い平野線乗客の多くが文ノ里停留場で昭和町駅へと乗り換えるようになった。そのために乗客が減少し、両連結運転も中止された。その後、沿線の宅地開発とこれに伴う著しい人口増加に対応するため、1971年(昭和46年)12月の都市交通審議会において、「この地域に高速鉄道の整備が必要」と答申された。それを受けて大阪市交通局が1973年(昭和48)月から平野線の阿倍野西平野間に並行するルートで、大阪市営地下鉄谷町線・天王寺八尾南間10.5kmの延伸工事を始めた。また、阪神高速道路公団(現在の阪神高速道路株式会社)が、阿倍野入口と松原JCTとを結ぶ阪神高速14号松原線の建設を計画していたことから、1978年(昭和48)11月26日に、10年間の使用貸借契約を条件として、阿倍野西平野間4.2kmの専用軌道区間の鉄道用地を阪神高速道路公団に売却した。谷町線と阪神高速松原線は同時並行で着工された。谷町線は、南海平野線の代替に加えて、それまで大阪市営バスしか交通手段がなかった平野区長吉方面と大阪市都心部とを直結する輸送機関として、1980年(昭和55)11月27日に開業した。これに伴い平野線は、1980年(昭和55年)11月28日に廃止された。1980年11月27日の1日に限り谷町線と平野線の両方が同時に運行していた。


さいじ3


【阪堺電気軌道】

558-0033大阪市住吉区清水丘3-14-72/06-6674-5146

http://www.hankai.co.jp/

これまで、路面電車はモータリゼーションの著しい進展による乗客減少や、道路交通の増加などによる経営難から、各地で廃止があいついだ中にあって、南海電気鉄道軌道線は懸命な企業努力により、立派に輸送の使命を果たしてまいりました。そして、昨今は省エネルギー時代に適した低公害で便利な交通機関として、むしろ社会の期待は高まりつつあります。このような要請に応えるためには、路面電車の実態に即応した、より、きめの細かい経営・管理体制の確立が強く望まれるところでありましたが、南海電気鉄道では★「平野線の廃止を機会に、軌道部門を別会社として分離・独立させることとし、昭和55年12月1日、阪堺線・上町線が「阪堺電気軌道株式会社」として新発足いたしました。


★「南霞町停留場を「新今宮駅前」に変更(再掲です)

阪堺電気軌道(本社:大阪市住吉区/社長:外濵道明)では、平成2612月1日(月)に現「南霞町」停留場を「新今宮駅前」停留場に変更いたします。これは、現在の停留場名である南霞町の由来となった「霞町(かすみちょう)」の地名が、昭和50年代に消滅したことや、JR(新今宮駅)や大阪市営地下鉄(動物園前駅)との乗換駅にも関わらず停留場名が違うことで、以前からご利用される方々などから分かりにくいとのご意見があるほか、沿線外並びに近年増加傾向にある訪日外国人のお客さまなどすべてのお客さまにより分かりやすくすることで、当社線をご利用いただき沿線に多数ある観光資源の魅力を楽しんでいただくことを目的に実施いたします。


さいじ4


上町線住吉~住吉公園間(0.2km)の軌道事業の廃止について

住吉~住吉公園間は、大正2年(1913)7月に、当時の南海鉄道株式会社が、上町線の住吉神社前(現:住吉)から南海本線住吉公園駅(現在の住吉大社駅)まで延伸し開通したのが起こりで、以後上町線は、天王寺駅前~住吉公園間を運行していましたが、平成26年(2014)3月のダイヤ変更で、天王寺駅前~住吉公園間の運行の殆どを天王寺駅前~我孫子道間に変更したことにより、現在は朝の7・8時台(平日上下5本、土休日上下4本)のみ運行しています。一方、住吉~住吉公園間の線路は、敷設後60年近く経過し、住吉交差の併用軌道や住吉公園停留場構内のポイント部は老朽化が進行し、今後も安全運行を継続するためには、抜本的改修が不可欠ですが、改修には数億円規模の費用が必要となり、当社の経営に大きな影響を及ぼします。以上の状況から、この度、住吉~住吉公園間の軌道事業を廃止せざるを得ないとの決断に至り、廃止申請書を提出することとなりました。この区間の廃止に伴い、ダイヤ変更を実施し、住吉公園停留場に乗り入れている電車を我孫子道停留場までの運行に変更します。現在、住吉公園停留場をご利用のお客さまには、隣接する住吉鳥居前停留場をご利用いただくこととなりますが、ダイヤ変更後も現在の輸送力は維持する予定です。これにより、お客さまへのご不便を最小限にとどめるとともに、我孫子道方面の利便性を向上させることといたします。また、老朽化が著しい住吉交差部の軌道の改修を行い、阪堺線の電車運行及び道路交通の安全性向上をはかります。なお、ダイヤ変更の内容等の詳細については、後日改めてお知らせいたします。


さいじ5


日本現役最古の161号車(復元車)が期間限定で通常運行

『ちん電くん』のモデルとなった日本で通常運行する電車として日本最古の車両である161型車(全7両)で、阪堺線100周年を記念して昭和30年当時の姿に復元し、現在は貸切専用車両となっているモ161号車(復元車)が、期間限定で通常運行します。今年で運行開始から88年(数え年)の米寿を迎えたことを記念して実施するものです。

【運行スケジュール】平成271119日(木)~1130日(月)の平日

行路:我孫子道 7:26発 ⇒ 天王寺駅前7:48着

   天王寺駅前7:50発 ⇒ 住吉公園 8:07着

   住吉公園 8:12発 ⇒ 天王寺駅前8:30着

   天王寺駅前8:33発 ⇒ 我孫子道 8:54着

当日の事情などにより、161号車以外で運行する場合がありますので、ご了承願います。★「住吉公園停留場2016年1月31日(日)で廃止になるので、住吉公園に入線する貴重な機会です。


・・・後悔したくないので、行って乗ってきました。