続大学ミュージアム(67) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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◆【京都市立芸術大学ギャラリーKCUA(アクア)】◆

604-0052京都市中京区押油小路町238-1075-253-1509

http://gallery.kcua.ac.jp/#ja

京都市立芸術大学では、学内機関として1991年より芸術資料館を開館し、陳列室で所蔵品の展示を行うほか、大小二つの学内ギャラリー、その他の学内施設も活用しながら展示活動を継続しています。これらは作品鑑賞の機会を提供し、また学生たちの日頃の活動成果を公開する実験的発表の場としても機能しています。これらのスペースに加えて、2010年春、京都堀川音楽高等学校の新築移転に伴って、その敷地内南側に建てられたギャラリー棟(堀川御池ギャラリー)内に京都市立芸術大学ギャラリーKCUA(アクア)が開館しました。「KCUA」は大学の英語表記 「Kyoto City University of Arts」の頭文字に場所(サイト)を示す「」を付けたもので、音読みするとラテン語の「アクア=水」となります。生命を養う水のように、芸術が人々の暮らしに浸透し、創造力豊かな社会に貢献するという本学の理念を表現しています。


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@KCUAに期待される役割には、以下のつがあります。

1.教育・研究成果を広く市民へ公開すること

創立以来130年にわたって本学では、様々な成果を生み蓄積し、大学の内外で公表しています。京都市の中心部に発表の場ができたことによって、より身近な場で市民に公開できる機会が得られることになりました。ここでは在校生、教員および卒業生の研究成果に基づく展覧会、ワークショップ、講演・講座等を市民向けに開催すると共に、京都を中心とする産業界や教育機関、研究機関との連携プロジェクトの成果を発表することが期待されます。

2.芸術文化創出の人材交流の場とすること

ギャラリーにおける展覧会、ワークショップ、講座等の企画に際し、成果の公表そのものを目的とするだけではなく、学内、同窓会、市民、産業界、教育関係諸機関、研究所などとの連携プロジェクトを通じて、広く人々が交流できる場を形成します。

3.芸術資源の連携活用のサテライト機能を果たすこと

本学と市民、京都市、産業界、他の諸機関が連携するにしても、基盤となるのは、情報の収集と交換です。京都が有する芸術資源としての人、物、場所、風景や景観、技術、材料、暮しの知恵に関わる情報を収集し、蓄積し、交流させる機関が必要となります。本ギャラリーは、衛星的な位置を利して、情報の収集、蓄積、交換(発信と受信)の一翼を担います。

岡崎和郎/大西伸明 Born Twice

2015年11月21日(土)12月6日(日)

京都市立芸術大学は、彫刻家の岡崎和郎(1930年生まれ)と美術家の大西伸明(1972年生まれ、本学美術学部准教授)による人展「岡崎和郎/大西伸明 Born Twice」を京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにて開催します。岡崎は、従来のオブジェ思想で見落とされたものを補うという「御物補遺(ぎょぶつほい)」の思想を1963年に確立し、多様な素材と方法で数多くのオブジェを制作して、戦後日本美術の歴史で重要な位置を占めてきました。大西は、版画技法を出発点として、大小様々な日常の物体を樹脂によって型取りして彩色し複製する作品で知られています。これまで、岡崎と大西は、2011年と2013年に人展を開催してきました。40歳以上年の離れた人の作家は、オブジェに対する感心や、型取り、マルチプル、複製・再生産といった問題を共有しつつも、その制作方法は大きく異なります。今回、岡崎はHISASHIシリーズを、大西はVacuumシリーズを展示します。人の作品を1つの空間に展示することで、それぞれの作品の独自性が浮かび上がると同時に、オブジェによる表現の深さと広がりが明らかになるはずです。副題の Born Twice は、「回生まれること」を意味します。一度作りだされたモノが、再びオブジェとして生まれることを指しています。そこには芸術の創造性にある再生の力が働いています。本展覧会では、作品の展示に加えて人のオーラル・ヒストリーの映像を上映します。時代とともに新しい解釈を生み出す「資源としての芸術」という視点から人の作品を捉えるためです。本展が岡崎和郎と大西伸明という人の作家による独特なオブジェの世界を紹介すると同時に、資源としての芸術について考えるきっかけにもなればと考えています。

・・・残念ながら閉館日でした。ということで次は、JR「丹波口駅」の近くにある京都産業大学「むすびわざ館」へ。


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京都産業大学壬生校地むすびわざ館

600-8533京都市下京区中堂寺命婦町1-10075-277-1600

http://www.kyoto-su.ac.jp/

http://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/musubiwaza/index.html

京都産業大学は、1965(昭和40)年、宇宙物理学者・荒木俊馬によって京都・神山の地に創設され、2015(平成27)年に50周年を迎えます。この50周年記念事業の一環として、京都・壬生に本学と社会を結ぶ「知」の発信拠点となる2012年4月「むすびわざ館」を開館いたしました。


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荒木俊馬は「産業」を「むすびわざ」と表し、「新しい業(わざ)をむすぶ」という意味を込めました。また「むすぶ」は「産(む)す」という語源を持つことから、「産み出す」と解しています。新しい業(わざ)をむすび、そして新しいものを産み出す」これは、京都産業大学が創立時から大切にしてきた精神であります。創立50周年を機に、さらに社会との連携を推進することを目指して、学内外の様々な知恵が集う場、社会と共創し合う場を形作ります。 これからの世界に希望の光を照らすような、新しい業(わざ)を、価値を、そして人材を産み出す、その先駆けを担うのが「むすびわざ館」の使命です。

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京都産業大学創立50周年記念「京都産業大学図書館所蔵優品展」階ギャラリー

【前期】平成27年9月24日(木)~10月24日(土)

【後期】平成27年11月2日(月)~12月12日(土)

http://www.kyoto-su.ac.jp/events/20150924_kikaku.html

平成27年(2015)、京都産業大学は創立50周年を迎えます。これを記念してギャラリーと図書館の合同展を開催いたします。今回の展示では、図書館が所蔵する資料の中から、初代総長・荒木俊馬が宇宙物理学者であったことにちなみ、天文関係の貴重な洋書を公開します。また、大学が所在する京都ならびに賀茂の地に関する歴史的な資料を展示します。初公開資料を含む貴重資料をぜひご覧ください。


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・・・貴重な図書(アナログ)とコンピュータ(デジタル)、この両輪をフル駆動させて大学ミュージアムがますます発展してほしいものです。